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フード  |    2025.05.21

¥950の激うま濃厚魚介豚骨つけ麺 |徳島県鳴門市

日本人が大好きな麺類。お店の数も多く、どの街にもおすすめなラーメン屋、またはつけ麺屋が存在する。今回紹介するのは、2024年に鳴門市にオープンしたばかりだが地元ではすでに人気店のつけ麺屋「つけ麺 十根」

古民家をリフォームして造られた木の温もりのある店舗

つけ麺 十根は古民家をリフォームして造られた。お店のすぐ隣、元々は畑だった場所に駐車場15台分ほど完備。背景の木々に早速癒される。できる部分は自分たちで行ったリフォームは、所々にその手作り感が表れて、訪れる人々を和ませる。駐車場の手作りブロックサインや、お店の表に並ぶ木の板も温かな雰囲気を与える。

お店の中はシンプルに整えられ、ラーメン屋だけどラーメン屋らしくないお洒落な内装。カウンター席でさっとランチを済ませるも良し、テーブル席でゆっくり寛ぐも良し。BGMにはゆったりと洋楽が流れ、お喋りしながらランチを楽しむ女性客も見られた。お店に飾られた緑の観葉植物たちは、年季の入った木造家屋ととても相性が良く、まるでカフェにでも入ったような気分にさせる。訪れたこの日も、お店は満席なのに急がせる空気はなかった。ゆっくり味わってつけ麺を楽しめるのも人気の秘密なのかもしれない。

券売機で迷った後購入するつけ麺

お店の中に入ると券売機があり、そこで食券を買いスタッフに渡して注文するスタイル。券売機のすぐ横には、可愛らしい植物が飾られた手洗い場が用意されているのも気が利いて良い。

肝心のつけ麺のメニューは8つのオプションの中から選ぶことができる。スープは濃厚とノーマルの2種類。何も付け加えなければ、¥950とお手頃な値段で美味しいつけ麺を味わうことができる。もう少しバラエティが欲しい人は、味玉またはチャーシューをプラスしたオプションも選べる。店主おすすめの濃厚特製つけ麺は、チャーシュー2枚・のり1枚・メンマ2つ・味玉1つと贅沢なトッピングを濃厚スープと味わうことができる。スタッフに食券を渡す際、「温かい麺が良い」など要望を伝える。

何度でも食べたくなる旨みたっぷりのスープで頂くつけ麺

チョイスがあり迷ったが、今回は濃厚味玉つけ麺を注文してみた。出されたつけ麺を食べ、「美味しい!」と思わず口にしてしまった。丁度よいスープの味付け、ゆずが効いた濃厚魚介豚骨スープと弾力のある麺の相性は抜群だ。味玉もほどよくスープに染み込み、旨みをより一層引き出す。チャーシューは言うまでもなくとろける柔らかさで、食材一つ一つを丁寧に扱っているのが伝わる。

バラエティを好む方は、テーブルに用意された一味、豆板醤、ニンニク、お酢で味変を楽しむことができる。お店の手書きのサインにはこうある。

お酢…さっぱりとします
一味…少しだけ辛味をプラス
豆板醤…ガツンと辛くしたい人向け
ニンニク…コクを引き出します

いろいろな味を楽しんだ後は、割り出汁を無料で頂く。スープは丁度よく麺にからみつき、殆ど残っていなかったが、ほんのり魚介豚骨風味の割り出汁は一杯のつけ麺の〆に丁度良い役割を果たした。店主のつけ麺にかけた情熱が伝わる、細かいところまでよく配慮されたと感じさせる店だ。鳴門を訪れる際には、ぜひ、ふらっと寄って欲しい。昼時は混むので、少々待つかもしれないが、エントランスは広く、冷暖房が効いている場所でゆったり待てるのも店主の気遣いだろう。

店舗情報

住所:徳島県鳴門市瀬戸町明神鳴谷1-1
営業時間:10:30〜15:00 ラストオーダー14:45
定休日:日曜日、その他不定休あり
駐車場あり

つけ麺十根Instagramへ

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この記事を書いた人

narutojournal

徳島県鳴門市在住、クリスチャン。 第一次世界大戦時に捕虜となったドイツ兵がベートーヴェンの第九をアジアで初演奏した地、大盛りワカメ汁が新鮮な海鮮丼と付いてくる場所、世にも不思議な渦が海中で巻き続ける場所。 海と山に囲まれ、鳴門市には魅力が沢山あります。本業の専業主婦の合間に、鳴門市の歴史、グルメ、人物、子連れの旅におすすめなスポットなどなど、多ジャンルでお届けします。

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