道後温泉周辺を歩いていると、つい立ち寄りたくなるお店があります。それが、大正5年(1916年)創業の老舗「谷本蒲鉾店 道後店」です。
愛媛名物・じゃこ天をはじめ、揚げたてのじゃこカツや太刀魚巻きが味わえる人気店。今回は、道後店の店長へのインタビューをもとに、100年以上愛され続ける理由や、人気商品の魅力について紹介します。
100年以上受け継がれる谷本蒲鉾店

谷本蒲鉾店は、大正5年創業の老舗蒲鉾店です。
長年愛され続ける理由について尋ねると、店長は「昔から作っている蒲鉾など、一つひとつの製品がおいしいからではないでしょうか」と笑顔で話します。
本店では蒲鉾をはじめとした練り製品を製造しており、お中元やお歳暮など贈答品としても人気があります。
道後店は2008年にオープンし、店長は2009年から勤務。長年、多くの観光客や地元のお客様を迎えてきました。
リピーターが絶えない看板商品「じゃこカツ」

道後店で最も人気なのは「じゃこカツ」です。
その次に定番の「じゃこ天」、さらに「太刀魚巻き」と続きます。
店長自身も「一番おすすめはじゃこカツですね。食べた方が『おいしかったからまた来たよ』と言ってくださることが多いんです」と話します。

旅行中に揚げたてを味わい、そのおいしさから冷凍商品をお土産として購入する方も少なくありません。
「空港で買って帰ります」と話す観光客も多く、旅の思い出として選ばれているそうです。
揚げたてのおいしさを届けるために

道後店では、本店で丁寧に仕込まれたじゃこカツやじゃこ天を、揚げたてで提供しています。
揚げる時間や温度など決められた工程を守りながら、お客様へ一番おいしい状態で届けることを心掛けています。
シンプルな工程だからこそ、毎日変わらないおいしさを届けることを大切にしているそうです。
揚げたてじゃこ天を実食!

今回は、揚げたてのじゃこ天をいただきました。
一口頬張ると、表面は香ばしく、中はふんわりとした食感。噛むほどに小魚の旨みがじんわりと広がり、魚本来の風味をしっかり感じられます。ほどよい塩味で、そのままでも十分おいしく、素材の良さが際立つ味わいです。

揚げたてならではの温かさと香ばしさも魅力で、ついもう一枚食べたくなるおいしさ。観光の食べ歩きにもぴったりで、道後散策のお供として多くの人に選ばれる理由がよくわかりました。
愛媛を代表する郷土の味を気軽に楽しめる一品として、初めて道後を訪れる方にもぜひ味わっていただきたい名物グルメです。
海外からの観光客にも人気

近年は海外からのお客様も多く訪れています。
特に人気なのは「じゃこ天」と「太刀魚巻き」。韓国や台湾などから訪れる観光客にも好評だそうです。

言葉が通じない場面もありますが、「アイコンタクトやジェスチャーなどで、対応させていただいています」と店長。
笑顔と身振り手振りで接客しながら、日本ならではの味を楽しんでもらっています。
「また来たよ」が何よりもうれしい

15年以上接客を続ける中で、一番うれしい瞬間について尋ねると、店長は少し照れながら話します。
「『おいしかった』『また来たよ』と言ってもらえることが一番うれしいですね」
月に一度訪れる常連さんや、以前一人で来店した方が家族やご主人、お子さんを連れて再び訪れることもあるそうです。
こうした再会が、この仕事の大きなやりがいになっていることがわかりました。
誠心誠意の接客で迎える道後の老舗

接客で大切にしていることを尋ねると、返ってきた答えはとてもシンプルでした。
「誠心誠意ですね」
飾らない言葉ですが、その姿勢が長年多くのお客様に支持されてきた理由なのだと感じます。
これからについては、「一生懸命続けられたらいいですね」と穏やかに語ってくださいました。
長く愛される老舗だからこそ、日々の積み重ねを何より大切にされていることが伝わってきます。
道後観光のお供に揚げたてを味わおう

最後に、これから訪れる方へのメッセージをいただきました。
「ぜひ来て、じゃこ天とじゃこカツ、どちらか食べていただきたいですね」
道後温泉散策のお供に、揚げたてのじゃこカツやじゃこ天を味わえば、愛媛ならではの魚の旨みを存分に楽しめます。

創業100年以上の伝統と、お客様を思う温かな接客に触れられる谷本蒲鉾店 道後店。
道後を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
基本情報
谷本蒲鉾店 道後店
住所:〒790-0842 松山市道後湯之町20 道後温泉本館前
電話番号:089-933-3032
定休日:水曜
営業時間:9時から18時




