町田駅からバスで約10分。
町田市の住宅街にある、アットホームな隠れ家「カフェ・ラジーク」。
元パティシエのこだわりのケーキを食べながら、ゆっくり過ごすのはいかがでしょうか。
店内は、カントリー調の木製の家具に囲まれた、ナチュラルな空間です。
テーブル席とカウンター席があるので、お一人様でもグループでも気軽に入れます。
まるでペンションのような、ぬくもりのあるインテリア。
そのなかでも目を引くのは、ショーケースにあるデザートです。
ボリューミーなランチのパスタセット
店主さんは元パティシエなので、デザートは全部手作り。ケーキを目当てに来るお客さんも多いそう。
訪れたのがお昼どきだったので、ケーキ付きのランチセットを頼んでみました。
サンドイッチやピザトーストなどの軽食の他に、季節のパスタやペペロンチーノなどのパスタもあります。今回選んだのは、人気の「喫茶店のナポリタン」。
ベーコンやマッシュルームなど具沢山で、お子さんからお年寄りまで大好きな味ですね。野菜たっぷりのサラダも付きます。
デザートにはプリンを選びました。固めのプリンは、甘さ控えめでペロッと食べられます。サイドにアイスやクッキーまで付いているので、もうお腹いっぱい。
パスタセット(ドリンク+ケーキ付き)は、パスタ+サラダ+飲み物+ケーキで1400円(税込)というのですから、驚きです。(価格は2024年7月現在)
安心できる素材の手作りケーキ
店主さんのこだわりは、お客様に喜んでもらえるように、安心安全な素材でケーキを作ること。
「ケーキは季節によって必ず1品ずつ入れ替えます。これからの季節は、お客様のリクエストで作って好評だった、パイナップルケーキの出番です。生のパイナップルの甘さを活かしたケーキになっています」
店主さんは、オペラ(チョコレートケーキ)を初めて食べたときの感動が忘れられないとか。お店でも1年中用意してあると言います。
何段階も工程がかかる凝ったケーキですが、とても作りがいがあるそう。
早速、こだわりのオペラをいただくことに。ケーキは4層に分かれています。
アーモンドのスポンジの土台に、コーヒーバタークリームとガナッシュが重ねられ、上からチョコレートでコーティングされています。コーヒーの苦味もあり、甘すぎずに4層のそれぞれの味の違いが味わえて、最後まで飽きることなく楽しめました。
カフェ・ラジークの名前の由来は山中湖
「ケーキ作りに興味を持ったのは、母のケーキやクッキーなどのお菓子作りの手伝いを子どものころからしていたから。小麦粉やバター、牛乳がお菓子に変わる様を見て、まるで魔法のようだなと」
鈴木さんは製菓の専門学校を卒業後、地元の洋菓子店で修業を積みます。
「仕事は、朝6時から夜10時まで。お休みはほとんどありませんでした。お菓子作りは、小麦粉や卵など、結構重い物を運ぶことが多い仕事です。腰を痛めてお店を退職し、母親のペンションを手伝うことになったんです」
ペンションがあるのは山中湖。山中湖の形がクジラの形をしていることから、「カフェ・ラジーク」と名付けるようになったそう。
「『クジラ』をおしゃれに、フランス語っぽくして『ラジーク』という名前にしたんです。母親のペンションを手伝っているうちに、自分もお客様に何かを提供して喜んでもらいたいと思い、地元の町田にカフェをオープンさせました」
地元で愛されるアットホームなカフェ
「お年寄りのお客様は、自分の息子のように接してくれ、野菜や旅行のお土産をもらうことも。近所のママさんも、お友だち同士でランチで利用されます。お店がない住宅地なので、『ここにお店があってよかった。美味しかったですよ、ごちそうさま』と言ってくれると嬉しいですね」
店主さんの優しい人柄にみなさん惹かれて、地元で愛されるカフェになっているんですね。
「カフェ・ラジーク」で、美味しいケーキと一緒にゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
お財布に優しいパスタセットもおすすめですよ。
軽食やケーキはテイクアウトもできます。
カフェ・ラジーク
住所:東京都町田市本町田886-4
駐車場:2台
アクセス:小田急町田駅近くのバスセンターから<町41>藤の台団地行きのバスで約10分、養運寺バス停下車徒歩2分
営業時間:AM10:00~PM18:00
定休日:水・木曜日
お休み状況はFacebookでご確認ください。
「カフェ・ラジーク」の地図
山中湖のペンション「コテージ ペンション まりも」(鈴木さんお手製のデザートが味わえます)
〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野2530-5
「コテージ ペンション まりも」の地図