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フード  |    2024.12.02

アラビアン・ペルシャンスタイルを堪能するカフェ「砂漠に咲く花」(前編)|富山県富山市

日本にいながらにして、中東を旅する気分を味わえる本格的なアラビアン&ペルシャンスタイルのカフェが今年5月、富山市に誕生し、注目を集めています。

住宅街に現れたオアシスのようなこのカフェで、中東のスイーツやドリンクの楽しみ方、店主のアミールさん夫妻がお店に込めた想いについて伺いました。
前後編に分けてじっくりご紹介します。

◾️富山で中東文化を満喫しよう

アラビアン&ペルシャンカフェ「砂漠に咲く花」は、富山市西大泉の閑静な住宅街にあります。

カフェハウス、アラビアンレッドルーム、ペルシャンブルールームの3棟からなっていて、それぞれ違う雰囲気を持っています。

カフェハウス

オープンスペースのかわいらしい白い小屋がカフェハウス。店主のアミールさんが熱砂を使った伝統的な方法でアラビアンコーヒーやトルココーヒーなどを準備するスペースです。

「砂漠に咲く花」店主 アミール・ナースル・イスファハニさん

アラビアンレッドルーム

赤を基調としたアラビアンレッドルームは、一歩足を踏み入れるとまさに異国。豪奢な色彩の洪水の中で、ここが日本だということを忘れてしまいそうになります。
基本的には床に座るアラビアンスタイル(一部椅子・ソファー席あり)。
ペルシャカーペットやクッションなどのファブリック、食器や小物は中東で買い付けたこだわりの逸品で、全方位がフォトジェニック。スカーフを貸し出してもらえるので、エスニックなコーディネートで記念写真を撮るのもおすすめです。

キッズフレンドリー

床に座るスタイルの席がメインなので、小さなお子様連れの方も安心です。
アラビア流の作法に倣って、あぐらをかいてくつろぎましょう。ゆったりとした時の流れを体感してみてください。

中東の雑貨・お菓子の販売も

陶器や中東のお菓子、イランの伝統的なファブリック製品「ガラムカーリー」のバッグなどの雑貨も販売されています。

ペルシャンブルールーム

青を基調としたペルシャンブルールームは、落ち着いた雰囲気が特徴です。
テーブル席なので、学習・ワークスペースとしても利用できます。(フリーWi-Fi使用可)

◾️魅惑の食文化とおもてなし

砂漠に咲く花のメニューは大きく分けて以下の4種類。アラブ、イランやトルコの本格的な味が楽しめます。

  • カフェメニュー:本格的なアラビアンコーヒーやトルココーヒー、ペルシャ紅茶やローズティーなど。バクラヴァなどの中東スイーツも人気
  • アルコールメニュー:トルコのビールやラキ、富山県南砺市城端町の地ビールなど
  • バーベキュー(事前予約のみ):手羽先やラム、野菜のケバブ、チキン入りサフランライスなど
  • シーシャ:20種のフレーバーの通常のシーシャや、フルーツをふんだんに使用したオリジナルシーシャ(事前予約のみ)など
予約について

ケバブなどのフードメニューは、前日からの準備が必要なため、注文内容・数量を決めて前日18時までにインスタグラムのDMにてご予約を。
砂漠に咲く花 instagram

◾️カフェメニューを体験

今回は実際にカフェメニューを体験しました。

まず驚いたのが最初のサービス。おしぼりではなくアミールさん注いでくれるローズウォーターで手を清めます。立ちのぼるバラの芳香がとても優雅。心をこめたおもてなしがもう始まっているんですね。

ローズウォーターは保湿効果もあるのだとか

ペルシャ紅茶を注ぐアミールさん

「砂漠に咲く花」のペルシャ紅茶は、イラン北部の茶葉を使用しているそう。
サフランウォーターが入っているのが特徴で、バラの蕾を浮かべて、添えられたサフランシュガーやローズシュガー、干し葡萄とともにいただきます。ポットはキャンドルの炎で温められているため、ずっと温かいままなのも嬉しいですね。

ペルシャ紅茶(S:500円、M:600円、ティーポット:1200円)

トルコの伝統菓子バクラヴァはアミールさんのお手製。イスタンブールでバクラヴァの学位を取得した先生に教わった、伝統的製法に忠実な本場の味です。
薄く繊細なパイ生地に、ピスタチオの香ばしさ、しっとりと染み込んだシロップの甘さがどこか懐かしく優しい味わい。チョコレート風味のバクラヴァも新しくメニューに加わりました。

スペシャルピスタチオイスタンブールバクラヴァ(900円)
チョコレートのバクラヴァ

こちらは熱砂で淹れるアラビアンコーヒー(S:500円、M:700円)。

普段私たちが口にするコーヒーのイメージとは違い、黄色味を帯びています。
それは浅煎りのコーヒー豆を使っていて、サフランが入っているからなんです。
カルダモンなどのスパイスの複雑な香りが漂い、エキゾチックなのに癒される味わいでした。

ペルシャ、アラビア、トルコの味を組み合わせたアフタヌーンティーセット(要予約)や、炭火で紅茶を楽しめるキングダムセットなどもおすすめです。

前編では、カフェ「砂漠に咲く花」の特徴やメニューをご紹介しました。
後編では、店主のアミールさん夫妻にこのカフェに込められた願いや、中東文化の魅力についてお伺いします。

後編はこちら

アラビアン・ペルシャンスタイルを堪能するカフェ「砂漠に咲く花」(後編)|富山県富山市

Information

アラビアン&ペルシャンカフェ「砂漠に咲く花」
住所:富山県富山市西大泉12-5
駐車場:4台
営業日・予約など、くわしくはこちらへ 砂漠に咲く花 Instagram

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この記事を書いた人

いよはち

富山県出身・在住の取材ライターです。以前の職は、記者/秘書/司書の三段活用。富山の魅力を余すところなくお伝えします。 ペンネームは私の身長に由来します。恐らく富山で一番小さいライター。 その場にいなければわからないこと、知り得ないことをお伝えする記事を書きます!

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