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歴史  |    2023.12.19

【長野市】松代町散歩②戦国時代の趣き残る松代城内を歩けば気分は歴史人

戦国時代に武田信玄が上杉謙信との戦い(川中島の合戦)に備えて山本勘助に築城を命じました。当時は海津城と呼ばれており、江戸時代に真田信之が入城してから松代城と呼ばれるようになりました。

松代城は、1872年廃城以降、お城は無くなりました。しかし、旧城郭域の一部が新御殿と共に国史跡に指定されています。

現在では、太鼓門の再現工事や土塁・お堀・石垣が再現されており、当時の雰囲気を肌で感じ取ることができます。また、定期的に太鼓競技が行われており、真田十万石まつりの開催拠点にもなっています。

戦国時代の雰囲気を味わい、城内を歩けば気持ちは歴史人の一員になれます。松代町の歴史散歩の1つとして足を運んでみることをおすすめします。

松代城はイベント満載!迫力ある太鼓競技は必見

ちょうど松代城にお邪魔した時もイベントが開催されていました。

城の中で聴く太鼓の音は格別で、戦国時代にタイムスリップした感覚になります。当時の武士たちは心を鼓舞するために聞いていたのだろうか?など、いろいろなことに想いを馳せてしまいました。

他にも、甲冑をまとった武士から手ほどきを受けながら行う弓矢の射的ゲームが開催されていました。城内でやるとリアルすぎて、子ども達は大喜びの様子でした。

そして松代町最大のお祭り、真田十万石まつりの会場になることは忘れてはいけません。

本物の馬に乗った武士やお姫様などが町内を練り歩く行事が年に1回あります。そのスタート地点が海津城です。

当時の松代城が再現されつつある太鼓門と堀や石垣を見て江戸を感じる

松代城の正面入り口となる太鼓門は現在修復中であり、ステキな太鼓門と太鼓門前橋を見学するのはもう少し待つ必要があります。とくに太鼓門前橋の美しい曲線美は素晴らしいです。きれいなアーチ状で江戸時代に良く作れたなぁと感心してしまいます。

松代城を北口側から入城しようとすると、本丸の搦手(裏口)に門があり、北不明門(きたあかずもん)と呼ばれます。現存する古図面をもとに復元されています。

2重の門であり、敵の侵入を防ぐことはもちろんのこと、近くを流れている千曲川の氾濫から城内を護るために機能していました。

左側の石垣は新しく復元されたものですが、右側に見える石垣は、戌亥櫓石垣(いぬいやぐらいしがき)と呼ばれ、城内では一番古い石垣になっています。本丸から上に上がることができて、松代町の田園風景を一望することができます。

ちなみに手前にある建物は「井戸」です。これも絵図を見ながら再現されたものになっています。

とても広く、近くの田園風景を楽しむことができる公園になっています。この時は太鼓の音を聞きながら秋の雰囲気を感じることができました。

歴史の雰囲気を感じたい人にはおすすめのスポットです。

まとめ:戦国・江戸の雰囲気を感じて気分は歴史人

武田信玄が上杉謙信との戦いに備えて築城された松代城。現在、建物はありませんが立派な国史跡に指定されています。

夏は太鼓競技が頻繁に行われており、松代町のイベント会場になります。とくに盛り上がるのは真田十万石まつりです。

町内を騎馬している武士やきれいな着物に身をまとったお姫様が大名行列するのは圧巻のひとこと。その出発地点も松代城が努めます。

私が小学生の頃とは違い、現在は戦国や江戸の雰囲気が楽しめるように各所復元・再現されており、当時の雰囲気を楽しめる憩いの広場になっています。 入場料無料・駐車場無料で、長野駅からバスで松代駅前を降りて2分ほどのところにあるので、是非遊びに来てくださいね。

アクセス
  • 住所:〒381-1231 長野県長野市松代町松代18-2
  • 入場料:無料
  • 長野駅善光寺口3番乗り場から
    アルピコ交通松代行き(30番)30分
    松代駅下車徒歩5分

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この記事を書いた人

masato

長野県長野市生まれ。長野市は豊かな自然と歴史深い仏閣・史跡がたくさんあります。地域の魅力を紹介して、少しでも長野市に興味を持ってもらえるように発信していきます。

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