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スポット  |    2025.06.27

かわいいだけじゃない!いざというときに頼りになるモンチッチ公園

おしゃぶりポーズとそばかすが特徴のモンチッチ。このモンチッチがテーマになっている公園が葛飾区内にあることをご存じでしょうか?一体どのような場所なのか、行って確かめました!

葛飾発!世界中で愛されているキャラクター

名前はフランス語の「mon」(私の)と「petit」(かわいいもの)を組み合わせた造語です ⓒSekiguchi

モンチッチは葛飾区内にある老舗玩具メーカーの株式会社セキグチ(以下セキグチ)が製造、販売をしているキャラクター。1974年に誕生し、世界30カ国以上、計7000万体が販売されているという実績から、多くの人に愛されていることが分かりますね。

モンチッチ公園まではどうやって行けばいい?

駅前にはモンチッチの銅像と、モンチッチをモチーフに取り入れた時計が

そんなモンチッチをモチーフに取り入れているのが、モンチッチ公園です。正式名称は西新小岩五丁目公園。2016年4月にセキグチの工場跡地に開設され、2022年4月にリニューアルオープンしました。

モンチッチ公園までの最寄り駅はJR新小岩駅です。新小岩駅東北広場の12番乗り場から京成タウンバス新小52市川駅行に乗り、上平井町(モンチッチ公園入口)バス停で降車。標識に従って3分ほど歩くと、モンチッチ公園に到着します。

専用駐車場はなく、私が訪れた平日午前中は、最も近い有料の駐車場は満車、少し離れた場所にある駐車場もほぼ全て満車でした。ですので、公共交通を使うか、区内であれば自転車での移動をおすすめします。


バス停から少し歩きますが、標識がたくさんあるので安心

なお、モンチッチの世界が楽しめるモンチッチゾーンは、4月から9月は午前9時から午後6時まで、10月から3月は午前9時から午後5時まで無料で開放されています。年末年始(12月29日から1月3日)までは休業です。訪問の際はご注意ください。

モンチッチがたくさん!ここでしか会えないモンチッチも!

モンチッチ公園は大きく2つに分かれています。川沿いにあるのがモンチッチゾーンと広いグラウンド。小さい道を挟んで向かいに、ちびっこ広場と遊具のあるグラウンドがあります。

シンボルモニュメントの裏はフォトスポットになっています

モンチッチゾーンの入口では、モンチッチくんとモンチッチちゃんがお出迎え。

モンチッチのプロフィール、歴代モンチッチのコレクションなどを知れます

入口から見て一番奥にある東屋には、モンチッチについて知れるモンチッチミュージアムが。

近年では著名人、他社のキャラクターとのコラボモンチッチも

さまざまな衣装に身を包んだモンチッチが一覧にまとめられたパネルの展示からは、モンチッチが歩んできた歴史の長さを読み取ることができますね。

園内はモンチッチミュージアムだけでなく、至る所にモンチッチのモチーフがあります。

モンチッチの隣に座って休息を取ることができるという幸福

こちらのベンチに座れば、モンチッチの隣でモンチッチゾーンを見渡すことができます。

このアングルから見ると隠れていますが、レインコートと傘を身に付けたモンチッチがいます

夏季には、地面のマットを踏むことでモニュメントから水が出る水遊び場が利用可能。

天使になったことで、より一層かわいらしいビジュアルに!

ここに来たら絶対に見逃せないのが、天使のモンチッチ。王冠をかぶり、白い羽を生やしたモンチッチで、ここでしか会うことができない特別な仕様です。

モンチッチくんだけでなく、モンチッチちゃんの遊具もあります

グラウンドに面した道の向こうにあるちびっこ広場に移動すれば、モンチッチをモチーフにした遊具があり、子どもも楽しい時間を過ごせるでしょう。

モンチッチゾーン隣にあるグラウンドは、開園記念モニュメント以外に、モンチッチのモチーフを取り入れたものはないと思いきや……

園内にはもう1カ所「モンチッチ」と読めるように舗装をされている場所があります

なんと、舗装がモンチッチ仕様に!どこに目を向けてもモンチッチがいる公園、ファンにはたまらない場所ですね。

いざというときに、私たちの身を守ってくれる場所でもあります

かまどベンチ。普段はベンチとして使用できます

たくさんのモンチッチと出会えるこちらの場所、かわいさを堪能できるだけでなく、いざというときに頼りになる防災公園でもあります。

救助資機材などが格納されている防災倉庫があるだけでなく、かまどベンチ、雨水貯留槽手押しポンプ、洗い場が設置されています。

周囲には高い建物がなく、倒壊に巻き込まれる可能性が低いのも安心できるポイントです。

ちょっと不便な場所だけど、ファンなら一度は行くべし!

開園記念モニュメントを読めば、モンチッチ公園の由来が分かります

どこを向いてもモンチッチが視界に入り、世界観にどっぷり浸れる場所でした。筆者の訪問時には海外からの観光客と思しき人を含むファン2組が園内にいて、誕生から50年以上たった今も、モンチッチが世界中で愛されていることがうかがえます。入場料が無料で、いつでも気軽に訪れることができるので、モンチッチファンの皆さん、ぜひ一度行ってみてください!

関連リンク

モンチッチ公園:https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1028021.html

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この記事を書いた人

増田 洋子

東京都在住。インタビューが好きなフリーランスのライターで、紙媒体とWebメディアで執筆中。ネズミを中心とした動物が好きで、ペット関連の記事を書くことも。

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