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スポット  |    2026.01.21

電車に歌劇にレジャーランド……関西の財界人小林一三氏を知るなら小林一三記念館で|大阪府池田市

小林一三と言えば、関西ではかなりの有名人。関西の財界人でもあり、阪急電鉄を作った人でもあります。そんな小林一三が晩年に終の棲家として選んだ地が大阪の池田。そして、小林一三亡き後、その地は小林一三記念館として残されています。
小林一三記念館では、阪急電鉄が今のような大きな電鉄となった軌跡や、小林一三の偉業、そして、暮らしぶりなどを垣間見ることができます。

今回はそんな小林一三記念館をレポートします。

閑静な住宅街にたたずむお屋敷

場所は阪急電鉄宝塚本線「池田駅」にあります。駅から北へ13分ほど歩いた閑静な住宅地の中にある西洋的な建物が小林一三記念館です。この辺りは、池田文庫や逸翁美術館など池田市の観光名所にもなっています。

建物の構成

さっそく小林一三記念館に入ってみましょう。観覧料は300円です。

建物の中は入り口すぐにギャラリールーム、そして、白梅館、雅俗山荘の方まで展示があり、じっくり見て1時間ぐらいの見ごたえのある記念館になっています。白梅館と雅俗山荘は庭で区切られているため、少し離れた場所にあります。白梅館は一三氏の生涯をかけてなした実業について、雅俗山荘は実際に暮らした家の様子を展示しています。

白梅館~小林一三氏の功績

白梅館は、阪急電車の臙脂色を基調とした空間です。地域の一電鉄会社から芸能やレジャー事業にまで手を広げて発展していく様子が描かれています。

こちらは当時の駅の切符です。これらの駅は今も地元ではなじみのある駅です。小林一三氏は電鉄の発展のために各地に行楽地を作ったと言われています。

宝塚歌劇もその流れでできたもの。観劇や遊園地、紅葉など、その当時のレジャーのあり方が垣間見られます。

こちらには『月十二円で買える土地家屋理想的郊外生活』という読みものが……。この時代からマイホームは庶民の夢だったのでしょうね。郊外生活とあるように、ちょうど阪急電鉄が走る沿線はまさに郊外。電車が通るようになって、都会梅田にも電車1本で行けるようになったので、郊外の静かな場所に住みたいというニーズもかなえられたのかもしれませんね。

そして、電車のスピードを競うのは今も昔も変わりません。大阪から神戸は特急で25分。これで神戸の人も大阪が通勤圏内に。仕事の選定も幅が広がったことでしょう。

小林一三氏は阪急電鉄だけでなく、宝塚歌劇をはじめとした芸能関係にも広く精通していました。東宝ともつながりを持ち、東京にも次第に進出していったようです。

雅俗山荘~小林一三の邸宅

こちらが雅俗山荘です。雅俗山荘の1階が邸宅レストランになっていて、2階が展示になっています。登録有形文化財になっていて、重厚な石造りの入り口が異国の世界へといざないます。

こちらには小林一三氏の執筆物が並べられていました。財界人でありながら、文化人でもあった彼の多彩な一面が垣間見えます。彼が生前どんなことを考えて、どんな感受性で、それが様々な事業にどう影響していったのかがわかりますね。こんなにたくさんの書物を書いていたことだけでも、エネルギッシュな彼の様子が伝わってきますね。

大きなお屋敷には立派な応接室が。きっとたくさんの来客もあったのでしょう。冬の寒い日は暖炉にあたりながら関西の新しい文化の開発に夢を馳せていたのかもしれませんね。

夫人の部屋もありました。窓からはお庭の植木の素敵な景色が見られます。季節の移り変わりをここで感じながら、夫人もまた小林一三氏と共に時を刻んできたのでしょうね。

小林一三記念館、いかがでしたか?雅俗山荘の1階は邸宅レストランになっているので、小林一三記念館を拝観したあとは小林一三氏の偉業に思いを馳せながら、趣のある邸宅でゆっくりお食事をするのも素敵です。レストラン利用は予約が必要なのでお忘れなく。

小林一三記念館の詳細情報

場所:〒563-0053 大阪府池田市建石町7-17
電話番号:072-751-3865
アクセス:阪急電鉄宝塚本線「池田駅」から北へ13分
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日)、年末年始
観覧料:一般・学生(高校生以上)300円、中学生以下無料

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この記事を書いた人

kisaragisyu

如月柊 大阪を中心とした京阪神、奈良を担当します。大阪に住んでいるからこそ知ることができる旬の情報を皆さんにお届けしたいと思います。是非、大阪に遊びに来てくださいね。

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