Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンをキュレーションする地方創生メディア

スポット  |    2024.01.05

スーパーにない食材が揃う!お得な海鮮ランチも大満足の“食のテーマパーク”東久留米卸売市場

東久留米卸売市場

卸売市場と聞くと、なんとなく業者しか買えないイメージがありますよね。実は、一般客も買い物を楽しめる卸売市場があることをご存知ですか?

今回ご紹介する東久留米卸売市場は、魚・野菜・肉はもちろん、ワインやチーズ・おつまみ・駄菓子・缶詰・のり・調味料・日用雑貨など、目利きが選んだ逸品や珍しい商品を誰でも購入できる場所

「食のテーマパーク」とも言えるほど、食べたり飲んだりが大好きな人にぜひ行ってみてほしい市場です。

今回は、東久留米市民歴12年のグルメ&お酒好きの筆者が、東久留米卸売市場のスーパーでは出会えないおすすめ商品をご紹介します!

東久留米卸売市場とは?

出典:東京都中央卸売市場HP「地方卸売市場配置図」を編集

東京都内には、全20カ所の卸売市場が存在します。そのうち、豊洲市場や大田市場のように国に認定された中央卸売市場は11カ所あり、都から認定された地方卸売市場は9カ所あります。

東久留米市には全9カ所の地方卸売市場のうち、2カ所(青果・水産市場)が存在。

「誰でも買える!」と看板に掲げ、誰でもいつでも買い物を楽しめる場所として、市内・市外からの多くのお客さんで毎日賑わっています。

東久留米卸売市場には、次のようなさまざまな食品・雑貨を扱うお店が軒を連ねており、どこで何を買おうか目移りしてしまうほどです。

市場内に足を踏み入れると「お買い得野菜」の数々に心躍る

市場の敷地に足を踏み入れるとまず目に入るのは、「男爵」や「りんご」などと書かれた箱がいくつも積まれた光景です。「さすが卸売市場」という、大東青果さんの箱売りスタイルが目を引きます。

家庭用には少し多すぎるという方も、ご安心ください。店内には袋入りの少量サイズの野菜や果物もずらり。

この日は大根が2本で150円なめこも2袋150円大きくて立派な白菜が1つ250円と大特価の赤い値札が目立ち、早速ワクワクしてしまいました!

「肉を食べてる」満足感!土日限定の国産牛100%メンチカツ

土日限定で販売される、ササキミートさんの「お肉屋さんが作った”ジューシーメンチカツ”」(270円・税込)は、絶対に味わってほしい逸品。山形牛と国産牛を100%使用した贅沢なメンチカツです。

限定100個の販売のため、早めに行かないと売り切れてしまう人気商品。朝8時から揚げ始め、8時15分には販売されるとのことで、筆者は日曜日の朝9時に買いに行きました!

出典:ササキミートHP

店内には揚げたてのメンチカツが並び、まだ数には余裕がある様子。すぐさま購入し、アツアツのうちに市場の敷地内でいただきました。

こんがりと揚げられた衣にかぶりつくと、ザクッと揚げたての食感が。すると、すぐに中からアツアツの肉汁が口の中にあふれ出します(揚げたてはやけど注意)。

スパイスの加減が絶妙で、肉の旨味と風味を引き立てています。ミンチ肉を食べているというより、食べごたえのある肉にかぶりついているようなしっかりとした食感。「肉を食べてる〜」という満足感があります!

「突然迷い込んだような気分に」ワインがずらりと並ぶおしゃれ店のマグナムボトル

魚屋さんや肉屋さんを通りすぎると、おもわず「あれ?ここって市場だよね?」と感じるお店が。他とは雰囲気がまったく違う佇まいのお店、カワカミメルカートさんに出会えます。

店内にはワインがずらりと並べられた棚が設置され、まるで海外のお店のよう。市場に来たことを忘れてしまうような異空間でした。

ワインに詳しくない筆者が何を選ぼうかと迷っていると、店員さんがおすすめしてくれたのは、誰でも飲みやすくお手頃な「スピネッリ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」。1500ml入りのマグナムボトルの赤ワインで、お値段は1,500円(税込)とお手頃です。

寒い季節は、フルーツと一緒に鍋で煮るのがおすすめと言われ購入!

自宅では、りんごと一緒に煮込んで飲んでみました。温めたことでワインとりんごの風味が強く感じられ、フルーティな味わい。もちろん、体もぽかぽかに温まりました。

ワインを買ったらほしくなる、相性抜群のヨーロッパ食材!

ワインのお供がほしくなったらぜひ寄っていただきたいのが、「食庫川上。(しょこかわかみ。)」さんです。

ショーケースには、ヨーロッパから輸入したチーズや生ハム、アンチョビ、キャビアなどの食材が並びます。

チーズは300gカットや500gカットなど、一般家庭には少し多いかなという単位での販売が多めですが、手軽なサイズで個包装されたチーズも販売しています。

気になったチーズを少しずつ試したい筆者は、100gサイズのブルーチーズ「ダナブルー」(500円・税込)を購入しました。

上:ダナブルー500円(税込)、下:スカーリアさんのアンチョビフィレ230円(税込)

ダナブルーは、ブルーチーズの中でもクセが少ない方だと聞きチャレンジ。はちみつをかけて食べてみました。

店員さんがおっしゃっていたとおり、ブルーチーズ特有の香りは少々控えめ。チーズの濃厚な香りとはちみつの甘味の相性が良く、あとを引く美味しさ。ワインがグイグイとすすみました(笑)

また、塩気が強すぎないマイルドなアンチョビ「スカーリアさんのアンチョビフィレ」は、230円(税込)とお手頃。

キャベツと一緒にニンニクとオリーブオイルで炒めると、手軽で美味しく食べられると店員さんから聞いて購入しました。

キャベツと一緒に炒めて実食。塩気がマイルドで子どもにも美味しいと好評だったので、我が家の定番メニューになりそうです。

お試しサイズが豊富な珍味店の人気商品「梅水晶」

出前館でも注文可

珍味工房グルメ静岡屋さんは、おつまみやご飯のお供にぴったりな“珍味”の品揃えが豊富なお店。卸売市場では珍しく、どの珍味も少量ずつパッケージングされているため、気になる珍味を複数選んで購入できる楽しみがあります。

店主さんのイチオシは、梅肉と鮫軟骨でできた梅水晶(うめすいしょう)という珍味。酒飲みの間では有名な珍味なのだとか。

お酒のおつまみとしてはもちろん、お米との相性も抜群なので、子どもにも人気だそうです。

筆者はご飯の上に乗せて実食。

細く透明な鮫軟骨のコリコリとした食感と、魚卵のとびっこのぷちぷち食感、梅のさっぱりした味わいがなんとも相性抜群!癖になり、ご飯がどんどんすすみました。

ごま油と一緒に、きゅうりと和えても美味しいですよ。

駄菓子の“大人買い”の夢が叶う、島田玩具

ここまで、お酒やおつまみなどを中心にご紹介してきましたが、ここではお子さんも喜ぶお店をご紹介します。

島田玩具さんは、駄菓子屋でよく見るあのお菓子を大人買いできるお店です。

わたしは、駄菓子の定番「うまい棒」30本入「麩菓子」15本入を購入して大満足!

子どもの頃にたくさん食べたかった駄菓子がある方は、島田玩具さんで大人買いしてみてはいかがでしょうか。

帰る前に「海鮮市場食堂」でお得な海鮮定食を堪能

市場で買い物を楽しんだあとはすぐに帰らず、市場内の鮮魚店「東京北魚」さんが経営する海鮮市場食堂のお得な「海鮮ランチ」を堪能するのがおすすめです。

「まぐろリブロース定食」は大人気メニュー

購入方法は、以下のとおり。

<ショーケースにあるメニューの場合>

  • 1. ショーケースに並んだ料理を見て、注文したいメニューを決める
  • 2. 券売機で食券を購入
  • 3. ショーケースから料理の皿を取り出し、好きな席まで持っていく
  • 4. 食券をカウンターに出し、店員さんに注文する(白飯or酢飯、少なめ・普通・大盛を選択)
  • 5. 定食の場合は、ごはん・味噌汁・おかず一品が運ばれてくる

<丼ものメニューの場合>

  • 1. 券売機で食券を購入
  • 2. 食券をカウンターに出し、店員さんに注文する(白飯or酢飯、少なめ・普通・大盛を選択)
  • 3. 定食の場合は、ごはん・味噌汁・小鉢一品が運ばれてくる
お持ち帰りも可能です

筆者がこの日に選んだメニューは三点盛り定食(850円・税込)。この日は、カツオ・ワラサ・タイの三点盛りでした。

店員さんに仕入先を聞くと、お刺身はその日に東京北魚さんが築地から仕入れたお魚だと教えてくれました。

お刺身は三点とも分厚くカットされており、食べごたえがありました。新鮮なためどれも臭みがなく、中でもワラサは赤身のさっぱりとした味が絶品。どんどんお米がすすみ、あっという間に完食しました。

「お得で珍しい食材」に出会うには9時前の来店がおすすめ

卸売市場の開場時間は、6時15分とかなり早め。そのため、いいものは早く売り切れてしまうこともあります。

わたしが11時頃に訪れたときは、ショーケースの商品が少なめだったり、店じまいの雰囲気が漂っていたりしたので、朝9時までに到着するのがおすすめです。

また、毎月18日の「いちばの日」隔週木曜日〜土曜日に開催される「感謝サービスデー」は、いつもよりお買い得。東久留米卸売市場のホームページでお得な日をチェックしてから、お買い物に行きましょう!

施設情報
  • 施設名:東久留米卸売市場協同組合
  • ・所在地:東京都東久留米市下里5-12-12
  • ・アクセス:西武池袋線「東久留米駅」西口発 西武バス「滝山営業所行」(久留米西団地経由)→「西団地入口車」徒歩5分
  • 電話:042-471-2231(代表)
  • ・営業時間:6:15~13:00(月~土)、8:00~13:00(日・祝日)※店舗により休業日は異なるためこちらからご確認ください
  • ・駐車場:無料駐車場300台以上完備(ケーズデンキとの共同駐車場)
  • ・ホームページ:https://tokutoku-ichiba.or.jp/
  • ・Instagram:https://www.instagram.com/ichiemon2019/
  • ・X(旧Twitter):https://twitter.com/ichiemon2019

記事をシェアする

この記事を書いた人

髙橋 ユミエ

取材・SEOライティングをする30代フリーライター(2児の母)。雑誌サイゾーのWebメディア『Wezzy』・Webメディア『東京フリーランス』など、数々のメディアで執筆。 結婚と同時に引っ越してきた東京都東久留米市の住み心地の良さに魅了され、実家よりも大好きな土地に。東久留米市を中心に、その周辺地域や家族で訪れた場所の魅力を発信します!

関連記事