「北浦和を楽しい町にしたい」という、たったひとりの思いから始まった『ボンフェス』。
17年目を迎えた今、その思いは確実に町の人々へと受け継がれ、笑顔あふれる輪を広げ続けています。手書きのチラシも、ボランティアでの運営も、すべては“北浦和のために”。
まりかさんの情熱が、北浦和という町を少しずつ、確かに変えてきました。『ボンフェス』について、前編に引き続きまりかさんにお話を伺います。
人とのつながり、出会いと別れ。全てが私たちの大切な「歴史」
今年、出店する59店舗。その中には当日出店はできないけれど、協賛金を寄付することで参加する「協賛店舗」があります。
「今年も『出店できないけれど、応援しているよ!』とご協力いただく地元の店舗さんがいて、本当に心強いなって思っています。新たに出店する店舗さんも増えていてとても嬉しいんですよね」
まりかさんがこれまでにイベントを重ねてきた結果、多くの個人店とのつながりが生まれています。
17年の歴史の中で、多くの出会いに恵まれたまりかさんですが、同時に悲しい「別れ」も経験してきました。


「出店店舗さんでとてもよくしてくださった方がご病気になられて…。残念ながらお亡くなりになった方もいらして。これまで多くの出会いに恵まれてきたけれど、同時に悲しいお別れを経験することもありました。それが本当に悲しいことでした」
「けれど、悲しむだけじゃなくって、その人から受け継いだものを継承していく…。残された私たちができることって、そういうことだと思っているから。だからこそ、『ボンフェス』はずっと大切にしていきたいですね」
北浦和の個人店をつなげ、より楽しい町にしていく決意
今年、新たに出店する店舗も増え、さらに新しい出会いに恵まれているまりかさん。それは、まりかさんと出店店舗にとどまりません。
「店舗さん同士が仲間になってくれることも、大きな喜びのひとつです。お店って立ち上げ期は特に、孤独に感じることもあるんですよね。だからこそ、地元の店舗同士でつながることのよさってあると思っています」
イベント参加者のみなさんで打ち上げを行う場所も、もちろん『ボンフェス』参加の個人店で。今年は、地元の人気タイ料理店『UAMFAN THAI(ウアムファン タイ)』で行います。」

「地元にあるお店のよさを知ってもらうことを大切にしてる『ボンフェス』ですから。やはり、打ち上げも地元のお店を順番にまわって、みんなで楽しみたいなと」
今年もきっと晴れる! “最強の晴れ女”が主催する『ボンフェス』は11月3日開催
これまでに行われてきた『ボンフェス』。実は一度も雨天になったことがないのだそうです!
「きっと、私が晴れ女だから…(笑)。あ、でも、11月3日というのも大事だったりするんですよね」
まりかさん調べによると、晴れる日の確率が高いのは、
- 10月10日
- 11月3日
なのだそうです。
私も、10月10日に晴天が多いというのは聞いたことがありましたが、11月3日もそうなのだと初めて知りました。
全国的にはそうじゃないとしても、北浦和の天気はこれまで16年間「晴天」です!
「だから、17回目を迎える『ボンフェス』もきっといいお天気に違いない! そう信じています。今年も『ボンフェス』を開催して多くの方にお越しいただいて、地元の個人店舗のよさを発見してほしいですし、お店の方々にはつながりを作ってもらい、北浦和がもっと楽しいところになってくれたらと願っています」


「イベント当日、私は本部のフリーゲートで南三陸ワカメを販売します!ぜひ、遊びに来てくださいね!」
まりかさんは、17回目の『ボンフェス』も目一杯楽しもうと気合いが入っている様子です。
まりかさんと筆者の出会いも、とある個人店の方が「つなげて」くださったご縁でした。北浦和という場所で、地元にしっかり根を下ろし、着実に人や店とのご縁を重ねていく。その結果、『ボンフェス』がここまで大きなイベントへと成長していったのだと実感しました。
イベント当日、ずっと晴れが続いている『ボンフェス』。それは、きっとまりかさんが太陽のような人だからですね。
明るく輝く「太陽」が照らす『ボンフェス』。今年もきっと天気に恵まれ、楽しいイベントとして成功すること間違いなしです。
イベント情報
ボンフェス vol.17
主催:一般社団法人LO&PE365
代表:世古口まりか
副代表:田中あや
問い合わせ:090-1263-8805
当イベントは、参加店の売上金の10%を「3.11甲状腺がん子ども基金」へ寄付することに賛同し、参加していただくことにより開催しています。




