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もの・こと  |    2023.07.22

1年を通して果物の摘み取り体験ができる!仙台唯一の観光農園:JRフルーツパーク仙台あらはま

こんにちは!MediallライターのRiruです。

今回は、宮城県仙台市にある「JRフルーツパーク仙台あらはま」をご紹介します。

JRフルーツパーク仙台あらはまは、仙台市荒浜地区にある果物のテーマパーク。イチゴ・りんご・梨・ぶどうなど1年を通して旬の果物の摘み取りが体験できます。

また、旬の果物や野菜を使ったメニューを提供しているカフェ・レストラン、朝採れ野菜と宮城の特産品が多く並んでいる直売所も併設されているので、体験・食・買い物をまるっと堪能できる観光農園です。

カシス・スグリの摘み取り体験をやってみた!

私たちがお邪魔した時は『カシス・スグリ』の摘み取り体験が開催されていました。

スタッフの方に摘み取り方法を教えていただき、少し歩いてカシス・スグリ専用の畑へ。

畑に行く途中には、梨やイチゴのハウスもありました

とにかく広い!カシス・スグリの畑

広い敷地の中にたくさんの果樹がありました。生い茂った葉をのぞいてみると、カシスの実がびっしり!

カシスの実

スグリの実もつやつや!

スグリの実

約30分ほどでパックがいっぱいに!果物の摘み取りを経験したことがなかった我が家の子どもたちは終始夢中で摘み取っていました。

パックのふたが閉まるくらい摘み取りOK!

どの果樹を選んでもびっしりと実が付いていて、一粒の実はとてもハリがありました。

スタッフの方に聞くと、カシス・スグリはこのままで食べるよりもジャムやシロップに加工した方がおいしいと伺ったので、後日シロップにしてジュースにしました!

現在、カシス・スグリの収穫時期は終わっていますが、夏の間はブルーベリーの摘み取り体験ができます。

秋には梨・ぶどう・イチジク。冬にかけては、りんご・キウイ・いちごの摘み取りができるので、これからの季節も楽しみですね!

総合施設棟『Fruits Station(フルーツステーション)』

摘み取り体験を楽しんだ後は、ちょっとひと休み。総合施設棟の『Fruits Station(フルーツステーション)』にはカフェ・レストラン、直売所が併設されています。

旬の食材をメインに!『カフェ・レストラン Les Pommes(レ・ポム)』

大きな窓から光が差し込む『Les Pommes(レポム)』店内

カフェ・レストラン『Les Pommes(レ・ポム)』で提供されているメニューは、ホテルメトロポリタン仙台のシェフがプロデュース。農園や地域の旬の食材をふんだんに使用しています。

1番の人気メニューは『おばんざいカレー』。

3種類の中から好きなカレーをチョイス

『おばんざいカレー』は好きなカレーを注文したら、10種類のおばんざいをビュッフェスタイルでカスタマイズできます。

おばんざい①宮城県産、近隣農家から仕入れた新鮮な食材を使用

おばんざい②地産地消をコンセプトに日替わりで用意されています

おばんざいに使われている食材は近隣農家から仕入れた新鮮なものばかり。自分好みのカレーができあがります!

『Les Pommes(レ・ポム)』で提供されているデザートのトッピングやソースも、農園で採れたものを使用しています。

デザートメニュー表

季節限定のデザートも要チェック!

夏季限定のかき氷

新鮮な朝採れ野菜を販売!直売所『あらはまマルシェ』

『あらはまマルシェ』正面の棚には粒が大きいブルーベリーがずらり。ここに並んでいるブルーベリーは農園で摘み取られたもの。その日の朝に摘み取ったブルーベリーを販売しています。

朝採れのブルーベリー

あらはまマルシェでは、『マルシェの会』に参加しているおよそ40団体の近隣農家さんが作った朝採れ野菜を販売しています。実は荒浜、荒井地区はネギとレタスの栽培が盛んな地域。みずみずしいレタスと甘みのあるネギが通年で販売されています。

採れたてのフレッシュなレタス

じっくり火を通すと甘みが増す『井戸ネギ』

この日は夏野菜の定番、とうもろこしや枝豆も入荷していました!

実がびっしり詰まった朝採れとうもろこし

お客様の中には、お目当ての生産者さんの野菜を買いに来店される方もいるそうです!

『JRフルーツパーク仙台あらはま』が荒浜地区に誕生した理由

フルーツパーク農園正面

『JRフルーツパーク仙台あらはま』が位置する仙台市荒浜地区は、東日本大震災の津波により、甚大な被害を受けた地域です。震災により多くの人々に深い傷を残しました。

そんな荒浜地区をもう一度、人々が集まる場所にしたい。

その思いから、『JRフルーツパーク仙台あらはま』は震災からちょうど10年が経った2021年3月にオープンしました。

かつて、震災前のこの場所はたくさんの家が並ぶ住宅地でした。津波によってすべてが流された住宅地ですが、宅地ブロックは形を残していました。

この宅地ブロックをそのまま活かし、現在は8品目156品種の果物を栽培しています。

震災前の宅地ブロックをそのまま利用。現在は品種ごとのブロックに分けられています。

宅地だったこの場所を農地として再生すること、土壌を改良することが一番苦労したと伺いました。

長い年月をかけて誕生した『JRフルーツパーク仙台あらはま』。

「以前ここに住んでた方が足を運んでくれることもあるんです」と、話してくれたスタッフの方の嬉しそうな表情が印象的で、たくさんの方の想いが詰まった場所なんだと感じました。

約8.5haの土地で果物や野菜を栽培している『JRフルーツパーク仙台あらはま』

1年を通して果物の摘み取り体験ができる仙台唯一の農園ということで、果物好きの子どもがいる我が家にとっては1年中どの季節に来ても楽しめる農園です!

摘み取り体験の他にも、月ごとにたくさんのイベントが用意されているので、仙台にお越しの際にはぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

施設情報
  • 住所:宮城県仙台市若林区荒浜新2丁目17-1
  • TEL:022-390-0770
  • 営業時間:
  • 直売所 10:00~16:00
  • カフェ・レストラン 11:00~16:00(カフェは10:00~)※ラストオーダー15:00
  • 休園日:火曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始
  • アクセス:
  • 車でお越しの場合 (無料駐車場150台完備)
  • ・仙台駅東口より新寺通り~県道137号線(約30分)
  • ・仙台東部道路 仙台東I.Cより(約10分)
  • 公式HP:JRフルーツパーク仙台あらはま (stbl-fruit-farm.jp)

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この記事を書いた人

りる

宮城県生まれ宮城県育ち|仙台市在住|子育て中のWebライター|9歳・6歳二児の母|暮らしに関する記事を中心に執筆中|Mediallでは大好きな仙台・宮城の魅力、親子で楽しめるスポット紹介します!

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