【岐阜県中津川市】本気のまちづくりを模索する。まちづくり実験を試みるMOTTO×JIMOTOの目的とは?【前編】
中津川市の本気のまちづくりを模索するMOTTO×JIMOTOの後編です。
果たして中津川市はどんなまちづくりを目指せばいいのでしょうか?
引き続き、中津川市役所都市住宅課の大山徹さんに、街の実験を行っているプロジェクト、MOTTO×JIMOTOとして考えていることをお聞きしました。
本当の意味で、住んで幸せな街ってなに?
「最近よく聞く住みたい街ランキングがありますよね。利便性がよくて、大きなショッピングモールがある…という内容のもの。そこも1つの大事な指針ではあるのですが、中津川市に向いてるランキングや方向性って、官能都市ランキングの方じゃないかな、と僕は思っています」
光文社新書 島原万丈+HOME’S総研著、本当に住んで幸せな街全国「官能都市」ランキング
近年新たな街の指針となっている官能都市とは?
最近、新たな街の指針として話題になっている、官能都市。センシュアスシティとも言います。こちらは「街にロマンスがある」「食文化が豊か」「街に歴史がある」「自然を感じる」などの項目があり、住みたいランキングにはない「感じるもの」「心地やすさ」の項目が多く含まれていることが特徴です。
「さっきお話ししたように、中津川市は街の立地などを考えると大きなショッピングモールを呼ぶのは難しいかもしれない。けど、この街の歴史と昔作られた建物を活かし、個々のお店やイベントなどの取り組みで人を呼ぶことはできます。それが中津川市に合ったまちづくりの1つではないのかな、と思います」
地区の個性を活かせば、中津川の中でいろんな観光ができる!?
そして、他の街にはない起爆剤が中津川市にはあります。
リニア中央新幹線の駅ができることです。
現在工事中のリニア岐阜県駅周辺
2027年の開業は難しいと言われていますが、むしろそれまでに街の魅力を引き出す時間ができたのかもしれませんね。
「中津川市は様々な地区と合併して1つになった街。地区の個性を活かすまちづくりを行う。例えば駅前のレンガの多い区域は素材を生かしたエリアを作る、本町は中山道の雰囲気を生かす、リニア駅ができる坂本は坂本でのまちづくりが必要となりますが、もともと農地が多いため1から街をつくる、という地区もあると思います」と大山さん。
駅前のレンガビル。レトロな外観を活かせるかが課題になるかも?
その他、馬籠宿、苗木城跡、付知峡など、個性が違う観光地もあり「いろんな顔を持つ街として、中津川の中で遊べるようにしたいですね」という大山さんのアイデア。
今ある素材に磨きをかけて、さらに魅力的な場所をつくる。
それは「つかう中津川」でもあり、それに基づき、さらに具体的なアイデアをもとに実験をしている「MOTTO×JIMOTO」としても、求める答えなのかもしれません。
また大山さんが市役所の有志メンバーと立ち上げた新たな団体「MOTTO×LOCAL」では、中津川の面白い人、仲間たちとともに体験企画やトークショーなどもしていくとのこと。
様々な仕込みをしながら、街を変えるきっかけになるよう、活動しています。
実は人はいる?元気な人が多いのもこの街の特徴
「他の地域だとよく、担い手がいない、という話も聞きますよね。それはどの街も悩んでいる事ではありますが…」
と言いつつ、お祭り好きなのかイベント好きなのか?実はやりたがり屋さんが多いのか、中津川は「自分で何かをやりたい」土地柄。
「つかう中津川」の中でも「人」は大事なコンテンツでもあり、
リニア開業に向けて、中津川市にとても大事な時期に差し掛かっている今、どのようなことを行っていくかで未来が違ってきます。
大山さんが考えるまちづくりは中津川市の方針である「つかう中津川」をモットーに今あるものを最大限に生かし、個性的なまちづくりをすること。
1つの方法だけでなく、いくつものアイデアが積み重なると違うものが生まれるのかもしれませんね。
今後、どのような街になっていくかは、これからの中津川の未来に関わる大事な問題。
これからの本気のまちづくりを時に見守り、時に参加していきたいものです。
【MOTTO×JIMOTO&もっと×LOCAL】