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もの・こと  |    2024.09.21

佐原で伝統を味わう! 佐原の大祭を楽しむコツと観光スポットをご紹介

お祭りといえば夏だと思っていませんか。

涼しくなってくる秋こそお祭り見学にはもってこい!お散歩がてらゆっくり出店を回ったり山車を見たり、秋の空気を堪能できちゃいます。

今回は、10月に開催予定の「佐原の大祭」をたっぷり楽しんでいただけるプランを考えましたので、お出かけの参考にしてみてください。

佐原ってどんなところ?

CMやドラマの舞台として登場することが多い佐原駅周辺は、散歩するだけでも絵になるレトロな街並みが魅力。佐原といえば、香取神宮に八坂神社と諏訪神社と神社が多く、伊能忠敬が暮らした「伊能忠敬旧宅」もあり、見どころの多い街です。

そんな佐原では、毎年7月と10月にお祭りが開催されており、大きな山車が佐原囃子に合わせてゆったりと動く姿は迫力があります。

佐原といえば『佐原の大祭』

小江戸佐原の一大イベント『佐原の大祭』は、7月10日以降の金曜・土曜・日曜日に行われる八坂神社祇園祭と、10月第2土曜日を中日とする金曜・土曜・日曜日に行われる諏訪神社秋祭りの総称をいい、 関東3大山車祭りの一つと称され、約300年の伝統を有します。
山車は24台あり、夏祭りに10台、秋祭りには14台の山車がそれぞれ曳き廻されます。
日本三大囃子「佐原囃子」の音を町中に響かせながら、小江戸と呼ばれる町並み(国選定重要伝統的建造物群保存地区)の中を家々の軒先をかすめながら進むさまは風情たっぷりで、江戸時代の情景を彷彿とさせます。
自慢の山車は、総欅造りの本体に関東彫りの重厚な彫刻が飾り付けられ、上部には江戸・明治期の名人人形師によって制作された高さ4mにも及ぶ大人形などが飾られています。

引用:https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/matsuri/introduction/index.html

「小江戸佐原」と呼ばれる風情のある街並みの中を、迫力ある山車が優雅に動く姿は他では味わえない魅力を感じます。

見どころ

江戸型山車と呼ばれる4輪2層構造の曳山には、美しい彫刻が施され大きな人形が乗っています。人形は日本神話に登場する神様や歴史上の人物が多く、豪華な衣装や、表情も様々です。

また、方向転換の際に行われる「のの字廻し」も大迫力!引き手の皆さんが周りで盛り上げる様子も楽しげで、テンションが上がること間違いなしです。

推しを見つけると楽しい

山車1台1台それぞれ違った人形と下座連が乗り、引き手の衣装も様々です。違いを見比べて、お気に入りの1台を見つけると見学がグッと楽しくなりますよ。

私の推しは、夏なら太田道灌が乗る「上仲町」秋なら浦島太郎が可愛い「下新町」です。

特に秋祭りの下新町は、以前ご紹介した「牧野下座連」が乗っていて、現存する最古の下座連と言われるお囃子を3日間聴き放題という贅沢な時間を過ごせます。

「人形がカッコイイ」「衣装が可愛い」「なんとなく元気があって好き」というように、1箇所お気に入りの町を見つけて写真を撮ったり、町の人に話を聞いたりすると、お祭りがより身近なものになって楽しむことができますよ。

佐原の街並みの楽しみ方

佐原は情緒ある美しい街並みや、神社など見どころが多い魅力的なお出かけスポットです。

秋の匂いを感じる今こそ「街ぶら」が気持ちいい季節!と言うことで、お祭りを含めて佐原を満喫できる佐原の楽しみ方をご提案します。

歴史を感じる街並みを楽しんで!おすすめ散策ルート

お祭りを見学するなら小野川沿いがおすすめです。

佐原駅を出たら、忠敬橋を目指してのんびり歩いて行きましょう。

忠敬橋と小野川沿いを中心に商家や旅館が保存されており、江戸時代の面影を残しつつ、おしゃれなカフェや商店もある場所として再び注目されています。そんな趣ある街並みの中を山車がゆっくりと進む姿は何時間見ていても飽きません!川の流れと佐原囃子の響きが心地いいですよ

忠敬橋を中心に様々な出店があるので、お祭りフードを堪能するもよし。お酒をGETするもよし。お祭りを存分に楽しんでください。

「お祭り広場」や「お祭りステージ」では、様々な催しがあるだけでなく、仮設トイレや喫煙スペースもあるので、休憩にもってこい。トイレは「佐原町並み交流館」と「伊能忠敬記念館の駐車場」にもあり、綺麗で利用しやすいのがおすすめポイントです。

香取神宮は外せない!パワースポットでご利益GET

少し早い時間から出かけられるなら、駅から少し足を延ばして「香取神宮」への参拝もおすすめです。

明治以前は、⚫️⚫️神宮と名のつく神社は、伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮の三社だけでした。

国譲りの神話で有名な経津主大神(ふつぬしのおおかみ)は、国家鎮護の神として皇室からの御崇敬も篤く、一般にも勝運、交通 安全、災難除けの神として知られています。

境内には、神の使いとして鹿がいたり、地震を鎮めているとされる「要石」があったりと見どころが多いので、秋の爽やかな風を感じながらゆっくり周ってみると良いでしょう。

佐原の大祭を見学に行く時の注意点と対策

  • 10月は結構雨が多い
  • 夜はちょっと寒いかも
  • 両手が空くバッグがおすすめ
  • 山車が来たら大きく避けよう

3日間行われる祭りですが、経験上どこか1日は絶対雨が降っている気がするので、折り畳み傘かカッパを持っていくと慌てずにすみます

また、川が近く風が抜けるので、夜は肌寒く感じるかもしれません。さっと羽織れる上着があると良いでしょう。

金土日の3日間で開催されるため、特に土日の夜は人手が多く歩きづらい場所もありますから、リュックやショルダーバッグなど、両手が空くバッグがおすすめです。両手が空いていれば、ビールや焼きそばを買っても持ち運びやすいので、安心して街ブラできますよ。

最後にとっても重要な注意点「山車が来たら大きく避ける」についても解説します。

山車は大きくてとても重いです。ハンマと呼ばれる車輪も木でできていて、万が一轢かれてしまったら、怪我では済まない可能性もあります。

山車は、梃子と呼ばれる長い棒でハンマを操作して曲がったり止まったりしていますから、山車の幅だけでなく梃子棒の可動範囲も加味した退避が必要です。

近くで写真を撮りたい時は、休憩中など山車が止まっている時に、半纏を着ている人に一声かけてから近づくようにしましょう。

安全で楽しいお祭りになりますように。

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この記事を書いた人

AMO-えいも-

お祭り・ハイボール・音楽・読書を愛し、美容とらーめんへの探究を続けている、好奇心旺盛なライターです。 座右の銘は「美味しく食べたらゼロカロリー」と「メメント・モリ」 都会も田舎も誰かの大切な”地元”であって欲しいと思い、地域活性や地方創生の一助となるべく活動しています。

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