「八重山島くらしカレッジ」とは一般社団法人八重山ビジターズビューローが運営する、インスタグラムでのオンラインカレッジ。石垣島をはじめとする11の島々で成る八重山諸島の魅力を伝える写真などを日々アップし、熱心なフォロワーを呼び込んでいます。
https://www.instagram.com/yaeyama_ shimagurashi_college /
そんなオンラインカレッジのリアル版が、2月8日(金)から9日(日)の2日間、八重山諸島から3,000キロ弱離れた、北海道北見市で開催されました。
北海道北見市とは
北見市は北海道の東部に位置しており、人口約11万7千人のオホーツク圏最大の都市です。面積は1427.41平方キロメートルで、東京都の約65%、香川県の約76%に相当し、東西に延びる道路の距離は約110kmで、東京駅から箱根までの距離にあたります。北方領土内を除く国内の地方公共団体では4番目、北海道内では1番の広さを誇ります。
第55回北見冬まつり
そんな北の大地で、八重山諸島の魅力をリアルに伝える「八重山島ぐらしカレッジ IN 北見」が開催。舞台となったのは「第55回北見冬まつり」。「雪はともだち」をテーマに長年にわたり開催されていて、市民雪像、氷彫刻、雪の大すべり台、雪上カーリング体験、ステージイベント等、内容充実の名物フェスです。



八重山ビジターズビューローのプロモーションブースは「第55回北見冬まつり」会場となった、北見駅南多目的広場の一角。雪降りしきる中、八重山諸島の魅力を北海道民に伝えていました。厳寒の地で展開された、八重山コンテンツの数々、ここで振り返ってみたいと思います。


北海道の皆さん!!八重山諸島で、どんなことしてみたいですか??

沖縄本島から400キロ~500キロ離れて点在しているのが、八重山の島々。
玄関口となる石垣島をはじめ、日本最南端の有人島である波照間島、日本最西端に位置する、与那国島と、11の島々から形成され、沖縄本島とは異なった気候、自然を有し、伝統や文化を育んでいます。




様々な魅力あふれる八重山エリア。その中でもどこの島に遊びに行きたいか?北見冬まつり来場者には
質問もかねて、貝殻投票選手権が実施され、大盛り上がりでした。
八重山の貝殻で投票
八重山諸島の島々の特徴が分かる絵マップと “できることリスト”をヒントに、北海道民たちに〈想像の八重山旅〉に出かけてもらう企画。
貝殻を使って、最も行ってみたい島に投票するシステムはとりわけ、チビッコたちに受けていました。ちなみに、使用された貝殻は厳密に管理されていて、イベント後にはしっかり、八重山の浜辺に戻されるそうです(ちなみに気になる投票結果、1位は西表島でした!!)。



あんなことも、こんなこともしたい!!八重山の旅






八重山諸島を知ろう! 南の島ぐらし クイズ



八重山からの贈り物「黒糖飴」の大判振る舞い!!
道民たちは、白銀の世界にいながらにして、八重山文化をしっかりと体感。
あわせて「黒糖飴」をイベントステージから、豆撒きさながら、
来場者の方々に大量に投げ入れる大サービスもあり!!
もちろん、手の届かないチビッコたちには別口で進呈されていて、道産子たちは大喜びでした。


八重山文化を楽しみながら学ぶ|ゆんたくワークショップ
屋外の広場から舞台を変えて、北見芸術文化ホールでは八重山文化に親しむワークショップ開催。
〈八重山島ぐらしカレッジ〉 1限目授業「スマムニ講座」
「スマムニ」とは八重山の方言で「島ことば」のこと。そして講師はなんと、オランダ人のヴァン・エリックさん。エリックさんは20年以上日本に暮らしており、2016年から、八重山好きが高じて、石垣島に移住され、現在はリゾートヴィラを運営している方。
そんな、ある意味、八重山出身者より、八重山を熱く語れる人物ということで講師として登場。北海道の皆さんに奥深い八重山の島ことばについてレクチャーされていました。



〈八重山島ぐらしカレッジ〉 2限目授業「南の島ハーブ&スパイス ワークショップ」
八重山諸島のハーブティーの香りや、島の風景、島の音楽に癒されながら、ハーブ&スパイス塩づくりを楽しむレッスン。実は北見市は、かつて世界市場の70%を生産するハッカの産地だったということから、ハーブ文化というものが根強くあり、そんな背景もあって、ハーブコンテンツのワークショップを企画したようですが、結果、それが北見市民には大好評。参加者のどなたもが無我夢中で取り組まれていました。

南の島独特のスパイスとハーブをお好みでブレンドして、オリジナルのハーブソルトを作ってもらう企画。参加者は皆、八重山の魅力を五感で堪能しながら、作品作りに没頭。

八重山ハーブ&スパイスとは
①島とうがらし
通常のとうがらしと比べると小粒ですが約3倍のカプサイシンの含有量を持つ。
辛いだけでなく味に旨味があるのも石垣島・島とうがらしの特徴。
②月桃(げっとう)
熱帯・亜熱帯に自生しているショウガ科ハナミョウガ属の多年生常緑草本。
③熱帯ウコン
秋ウコンの一種で、健康維持に最適なクルクミンが非常に多いのが特徴で、そのため、色はオレンジ。
④ピパーチ(ピパーツ)
和名をヒハツモドキといって、コショウ科木本性つる植物。石垣島の民家では緑の壁として塀や壁などにこのピパーチを生やしている。胡椒となるのは実の部分。




自分だけの八重山オリジナルハーブソルトを手にして、北海道の皆さん、ご満悦の表情。

八重山島くらしカレッジ

一般社団法人八重山ビジターズビューローが運営するインスタグラムでのオンラインカレッジ「八重山島くらしカレッジ」 。
そのリアルイベント開催の地として選ばれたのが、八重山諸島から、3,000キロ弱離れた、北海道北見市ということでまさに、北と南のスケールの大きな交錯は圧巻の一言に尽きました。
キャッチフレーズだけでも、素敵な幻想を抱かせる内容でしたし、実際、関係者は大変だったと思われますが、その物理的な距離感が、よりスケールを増大させてイベントとしては大成功に終わったようです。
この「八重山島くらしカレッジ」 は八重山の魅力を伝えるプロジェクトであるとともに、日本列島を舞台とした、ひとつの運動体。
次はあなたの街に赴くことになるかもしれませんし、そうなったら、とても嬉しいことですよね。何しろ、自分の街で八重山文化を体感出来るのですから。
「八重山島ぐらしカレッジ」、今後も注目です。
この機会に、ぜひ、インスタの方もチェックしてみてください。
https://www.instagram.com/yaeyama_shimagurashi_college