「八重山島くらしカレッジ」とは一般社団法人八重山ビジターズビューローが運営する、インスタグラムでのオンラインカレッジ。石垣島をはじめとする11の島々で成る八重山諸島の魅力を伝える写真などを日々アップし、熱心なフォロワーを呼び込んでいます。
https://www.instagram.com/yaeyama_shimagurashi_college/
そんなオンラインカレッジのリアル版が、2月7日(金)から9日(日)にわたり、八重山諸島から3,000キロ弱離れた、北海道北見市で開催されました。
北海道北見市とは
北見市は北海道の東部に位置しており、人口約11万7千人のオホーツク圏最大の都市です。面積は1427.41平方キロメートルで、東京都の約65%、香川県の約76%に相当し、東西に延びる道路の距離は約110kmで、東京駅から箱根までの距離にあたります。北方領土内を除く国内の地方公共団体では4番目、北海道内では1番の広さを誇ります。
八重山諸島とは

沖縄本島から400キロ~500キロ離れて点在しているのが、八重山の島々。玄関口となる石垣島をはじめ、日本最南端の有人島である波照間島、日本最西端に位置する与那国島と、11の島々から形成され、沖縄本島とは異なった気候、自然を有し、伝統や文化を育んでいます。
八重山諸島を構成する11の島々
石垣島(いしがきじま)

八重山諸島の玄関口である石垣島。島の南部にある市街地と、その周辺に人口の 約8割が暮らしている。コンパクトな街を抜けるとすぐ、山々やサトウキビ畑、パイ ナップル畑などの自然が広がる。島の北西部にある川平湾は七色にきらめく綺麗な 青さから「川平ブルー」と呼ばれ観光客に人気。
竹富島(たけとみじま)

赤瓦の屋根、サンゴの石垣、白砂の道にカラフルなブーゲンビレア。竹富島の 町並みは、国の”重要伝統的建造物群保存地区”に認定され、沖縄の原風景とも いわれる景色が残る島。
水牛車に乗って集落を観光することができ、風情ある集落 をゆっくり徒歩でめぐる散策もおすすめ。
西表島(いりおもてじま)

石垣島から上原港まで船で約45分
島の面積約90%以上が亜熱帯の原生林に覆われている西表島は、2021年7月に世界自然遺産に登録。
トレッキングやダイビングなどの体験ツアーが充実しており、山・川・海ともに大自然を満喫できる。
由布島(ゆぶじま )

大原湊から「由布水牛車乗り場」まで路線バスで約25分
西表島から水牛車で約10分
西表島から400mの浅瀬をのんびり水牛車で渡る、周囲2km程の小さな島。 島全体が植物園になっていて、亜熱帯の色鮮やかな動植物を見学できる。歩いて 30分ほどで一周でき、ゆったり過ごせる自然のテーマパーク。
鳩間島(はとまじま)

*上原経由便は約80分
鳩間島は歩いて周る小さな島。あまり観光地化されておらず瑠璃色の海と 手つかずのサンゴ礁がそのまま残っている。島の中央部にある唯一の丘陵部 「鳩間中森」からは島を360°見渡せる。
2005年に放映されたテレビドラマ「瑠璃の島」の舞台にもなり、今でも人気を博す。
黒島(くろしま )

*竹富経由便は約50~55分
島の形がハート型に似ている黒島は別名”ハートアイランド”と呼ばれるのどかな 島。
人口の10倍以上、3000頭もの牛があちらこちらで飼育され、放牧された牛を 眺めながらのんびり散策できる。3種類のウミガメが産卵に訪れる世界的にも 珍しいビーチ「西の浜」は絶景スポット。
加屋真島(かやまじま)

加屋真島は小浜島の近くにある周囲2.5kmほどの 小さな島。
多数の野ウサギが生息しており、島内を自由 に駆け回っている姿に出会える。
新城島(あらぐすくじま)

上地島と下地島の二つからなり、”離れ”を意味する パナリ島とも呼ばれている素朴な風景が残る島。
手つかずの自然が多く残り、秘島としても知られる。
小浜島(こはまじま)

*竹富経由便は約45~50分
朝の連続ドラマ「ちゅらさん」の舞台になった島で、南国らしいリゾート施設と 沖縄の離島らしいサトウキビ畑や牧場が共存するノスタルジックな島。八重山諸島 のほぼ中央に位置し、「八重山のてんぶす(へそ)」とよばれる大岳からは石垣島や 竹富島、天候が良ければ波照間島まで八重山諸島を見渡せる。
波照間島(はてるまじま)

日本最南端の有人島で、石垣島からさらに約50km南にある。白い砂浜が 約1km続くニシ浜は、息をのむほど美しい海の色で”波照間ブルー”と呼ばれ る。日没後は星が綺麗に見えるとして星空観測に訪れる人も多く、日本で観測 できる88星座のうち84星座が観測できる。
与那国島(よなぐにじま)

石垣島からフェリーで約4時間
日本最西端に位置し、八重山諸島の中でも独特で雄大な景色が広がる。 石垣島まで約127km、台湾まで約110kmと台湾の方が近い国境の島。 島の東部にある東崎(あがりざき)、北西部の北牧場で放牧されている日本 在来馬の1種である天然記念物のヨナグニウマに出会える。
そんな八重山諸島が2月7日(金)北海道北見市に上陸。


八重山諸島と北見市のコラボレーションは3日間にわたって展開。
初日の舞台となったのは、北見芸術文化ホール駐車場特設会場で行われた「北見厳寒の焼肉まつり」。
文字通り、凍えるようなコンディションの中で、焼肉を喰らう!!
そんなエネルギッシュなフェスに、南国の地から八重山ビジターズビューローが出展。雪降りしきる厳寒の中、八重山諸島の魅力を発信していました。


「人は自分にないものを求める」。その格言通り、八重山ブースの前で行なわれた、石垣島の泡盛400杯無料サンプリングの前にはあっという間の人だかり。八重山を代表する銘酒「請福」は北海道民たちに大好評。


一方、八重山ビジターズビューロー職員も普段、見ることのない雪を目の当たりして、猛ハッスル。マイナス10度の世界に戸惑いながらも、日常では着ることのないダウンジャケットに身を固め、白銀の
世界で、八重山諸島のプロモーションに努めていました。




泡盛と並んで、八重山ブースのハイライトとなったのは、日本最西端 の国境の島である、与那国島(晴れた日には台湾が見えます)の 天然塩「小花」2025年“初もの”のサンプリング。
この塩は薪の火力を使い、与那国島近郊の美しい海水 を平釜で焚き続けて作りあげた逸品。 甘みと塩 味のバランスが取れて、透明感のある純白 の立方体で舌ざわりも良く、焼肉との相性も抜群で、会場では大好評を博していました。




マイナス10度の中で飲む「請福」。酒の肴は高タンパクで鳴る、エゾシカ肉。それを与那国島の塩とともに喰らう!!身も心もしびれるような野趣あふれる世界。もうサイコー!!
南国の風を吹かせた八重山諸島
「北見焼肉まつり」に、南国の風を吹かせた、八重山諸島のプロモーション。
しかし、この北と南の奇跡の邂逅には意外な繋がりもありました。
以下のクイズ、答えはわかりますか???



焼肉文化を象徴するイベントを通して、八重山諸島と北見市のつながりはこれから、もっと強固なものになっていくことでしょう。
焼肉好きな方はぜひ、日本3大焼肉の街、北見市に、長野県飯田市、そして、八重山諸島の石垣市まで、足を運んでみてください!!

八重山諸島と北見市のコラボ第1弾は「北見焼肉まつり」閉幕でひとまず終了。
次いで、コラボは舞台を北見駅前広場に移し、 2月8日~9日の2日間で、佳境に入ります。