「松山 整理」とGoogleで検索すると、業者さんをおさえて1番目に表示(2025年2月4日現在)されるのが、今回紹介する「篠原さい子」さん(以下、篠原先生)です。
松山市の整理収納アドバイザーのひとりで、整理収納を通して多くの方の生活をサポートしてきた実績があります。
篠原先生が開催している整理収納アドバイザー2級講座を受講したご縁で、今回の取材が実現しました。
少子高齢化や企業の人材不足などの問題に関しても、整理収納で解決できる可能性があり、今後ますます注目されるでしょう。整理収納の理論は確立されており、正しく学ぶことで誰でも物を片付けられるようになるといいます。
篠原先生は講師としても活動しているため、真剣に整理収納に取り組みたい方にとっては理想的です。最後まで読むと、篠原先生に仕事を依頼するメリットや効果などを理解してもらえるでしょう。
整理収納の伝道師・篠原さい子さんとは

篠原先生は、整理収納に関するアドバイスや講演など、さまざまな活動を通して世の中をよりハッピーにしてきた女性です。2018年11月に、整理収納アドバイザー2級認定講師の資格を取得したことで、整理収納アドバイザーを目指す後進の育成にも取り組んできました。
柔らかで落ち着いた雰囲気とは裏腹に、仕事にかける熱意は人一倍で、クライアントさんから「またお願いしたい」とリピートされるケースも多いとか。
先生の第一印象や仕事への姿勢は「真摯、真心、誠意」などの言葉がピッタリです。篠原先生の特にステキだと感じるところは、以下の点です。
- クライアントさん専用のレジュメを作成
- 心理テストの結果をもとに整理収納の方針を決定
- 使用場所・頻度など、整理収納の理論をもとにした適切なアドバイス
- 見た目の美しさより生活のしやすさを重視
クライアントさんが100%自分らしい生活を実現するために、ヒアリングから現場でのアドバイスなどが徹底されています。

医療で例えると、薬の処方のみではなく、生活習慣改善による根本的なアドバイス・治療をしてもらえるイメージです。
発達支援教育士認定講師など数多くの資格取得、20年以上のファミリー・サポート・センター(依頼会員・提供会員によって構成される組織)での活動など、活動内容は多岐にわたります。
筆者は最初「何をメインに活動されている方なんだろう?」と疑問に思っていましたが、取材を通して理解しました。すべての経験・スキルが線で繋がることで、篠原先生にしかできない整理収納のアドバイスやサポートに繋がっているのだなと。
今では「オンリーワンの存在」として多くの方に支持されています。
いざクライアントさんの新居へ

今回、篠原先生に依頼したクライアントさんは、新居に引越して2日目のステキなご夫婦でした。
基本的な情報は以下の通りです。
- 0歳と3歳のお子さんがいる
- 1回目のヒアリングを終えている
- ご主人は経営者で仕事が忙しい
- 奥さんは片付けに苦手意識がある
- 以前は賃貸で生活していた
「片付けで悩んでいるのなら、できる人から教えてもらったら?」というご主人からのアドバイスが、篠原先生に依頼するきっかけだったそうです。新居へ引越したあとは「スッキリとした生活をしたい」と奥様が話していたのが印象的でした。
篠原先生から20分ほど片付けのレクチャーがあり、いよいよ実践に入ります。今回は台所の整理収納で、特に難しい場所の1つだといえます。引越して2日目のため、段ボールに入っている状態のものも多く見受けられました。
まずは、すべてのモノを段ボールから取り出し、丁寧にビニールシートの上に乗せていきます。

篠原先生から「モノが少ない方ですよ」といわれたクライアントさんは「ホッとしました」と笑顔に。整理収納ができないと引け目に感じやすいものの、実際には大したことがないケースも多いのかもしれません。
続いて、調味料、赤ちゃんの食べ物、レトルト、お弁当などで、カテゴリ分けを進めていきます。第三者にはモノの要不要がわからないため、1つずつクライアントさんに「使いますか?」と聞きながら篠原先生は作業を進めていきます。

モノをカテゴリで分けたあとは、引き出しや収納用のBOXなどに収めていくステップです。
収納時に使えるように、篠原先生は整理収納用品を自宅から持参してきていました。

収納で使いやすいBOXやラックなどの相談にも乗ってもらえるのは、収納を苦手とする方にとって嬉しいポイントでしょう。
引き出しの下に滑り止めのシートを引くことで、モノを安定させられ、出し入れをスムーズにできるとか。

カテゴリ別に分けたことにより、モノを一箇所に集約させられ、一目で判別できるようになりました。
【BEFORE】

【AFTER】

時短効果やムダな動きの削減などが期待できます。
続いて、クライアントさんの要望を聞きながら、引き出しの一角をお子さんのおやつコーナーとして設けます。

一部、お菓子の箱を使いながら立てて収納したことで、お店のような美しい収納が完成しました。

篠原先生は大家さんとしての顔も持っているため、棚の移動なども慣れた手つきで進めていきます。

比較的使用頻度の少ないものは、上段のスペースに収納すると使いやすいようです。取っ手付きの収納BOXを使っているため、背の低い女性の方も安心して取り出しやすく、しまいやすいとわかります。

作業開始から2時間経過し、8割以上のモノの住所が決まりました。

1時間に1度、10分程度の休憩を入れるなど、常にクライアントさんの様子を伺いながら、無理のないペースで作業を進めていくところに優しさを感じました。
使っていない紙袋の上の部分を内側に折り込むと、収納BOXとして再利用できるというアドバイスも勉強になります。

ジェラートピケの紙袋を応用したおしゃれな収納が完成しています。

3時間作業をした結果、ついに整理収納が完了しました。

笑顔のクライアントさんを見て「本当にステキな仕事だなぁ」と心から思いました。
クライアントさんの感想は「使いやすい並べ方がわかった」「問い合わせの電話にすぐ出られた。プライドを持って仕事をしており、信頼できると思った」など、よいものばかり。
その場でクライアントさんは1週間後の予約を入れていたため、満足したのが伝わってきました。
整理収納に関するお悩みは篠原さい子さんに♪

篠原先生とクライアントさんに許可をいただいたおかげで、今回の取材が実現しました。改めて感謝します。
篠原先生は「クライアントさんの要望ファースト」でアドバイスするのが特徴です。「汚い部屋を見られるのが恥ずかしい」と感じる方もいるかもしれませんが、LINEのみでのサポートもしてもらえます。
篠原先生は子育ての経験をされており、母親が抱える悩みや不安などに共感した上で、寄り添った対応をしてもらえるのも特徴の1つです。まずは、公式LINEよりお気軽に相談してみるのをおすすめします。
後編では、篠原先生の内面に迫ったインタビューをお伝えします。貴重なお話を聞かせてもらえたため、お楽しみに♪