こんにちは!Mediallライターのシライシです。
今回は、宮城県の仙台市青葉区にある「延寿院(えんじゅいん)」に行ってきたので、その模様を紹介しようと思います。
「延寿院」は仙台市の北部・宮町にある寺院です。JR仙山線「東照宮駅」の近くにある梅田川沿いにあり、普通お寺にはない鳥居があるという珍しい場所です。
厳かな雰囲気が流れている場所なので、ぜひ一度訪れていただきたいです。
地元・仙台市にお住まいの方はもちろん、仙台市に訪れる機会がある人には、ぜひ足を運んでほしいスポットです。ほかの観光・レジャースポットとあわせて、足を運んでみてはいかがでしょうか?
「延寿院」とは?
「延寿院」は最初、1660年(万治3年)に創建されましたが、1818年(文政元年)に焼失。1861年(文久元年)に今の場所に再建されました。
1996年(平成8年)に仙台市有形文化財として登録され、現在も多くの人に愛されています。
院内には、癌封じのご利益がある「疣神尊(いぼがみそん)」や、足の病を治すご利益がある「淨圓房大権現(じょうえんぼうだいごんげん)」があります。
「延寿院」に行ってみた!
ということで、実際に「延寿院」へ足を運んだ模様をお届けします!
「延寿院」へ行くには、以下2つのルートがあります。
- JR仙山線「東照宮駅」から徒歩約3分
- JR東北本線「仙台駅」から車で約10分
「延寿院」には、わずかですが無料駐車場があるので、車で訪れることも可能です。
入り口が分かりにくいので、訪れる際は「東照宮前橋」を目印にしてください。

ここを左に曲がると、「延寿院」があります。外観はこのようになっています。

中のほうには鳥居が見えます。通常、お寺には鳥居はないのですが、ここは神仏習合の名残があるとされており、寺院にもかかわらず鳥居があるようです。
院内はきれいに整備されており、特に緑が目を惹きます。サザンカや柿など、聞き馴染みのある植物がたくさんあるので、「延寿院」に訪れた際は、ぜひこちらも注目して見てみてください。


さらに院内を歩くと、癌封じのご利益がある「疣神尊(いぼがみそん)」がありました。


「疣神尊(いぼがみそん)」は、淨圓房(じょうえんぼう)が羽黒山から背負ってこの地に祀ったもので、水疣(みずいぼ)をとるご利益があるといわれています。
それが転じて、癌をとる(癌封じ)というご利益になりました。「疣神尊(いぼがみそん)」の前にある石で疣をなでると疣がとれ、疣がとれたら、借りた石の倍の数の石を返すとよいといわれています。
「疣神尊(いぼがみそん)」の向かいにあるのが、「延寿院」の本堂です。

この本堂は1861年(文久元年)に再建されたもので、1996年(平成8年)に仙台市有形文化財に指定されています。
御本尊には、「阿弥陀如来(あみだにょらい)」と健脚の逸話がある・淨圓房(じょうえんぼう)が「淨圓房大権現(じょうえんぼうだいごんげん)」として祀られています。
「淨圓房大権現」には、足の病を治すご利益があるとされています。
院内には、ほかにも仙台市有形文化財に登録されている「延命地蔵堂」があります。

「延命地蔵堂」には素焼きの土器である「かわらけ」があり、耳がよくなるご利益があるといわれています。
「延寿院」にはさまざまなご利益があるので、仙台に立ち寄る機会がある場合は、ぜひ足を運んでみてください。
「延寿院」の情報
施設の情報
施設名:延寿院
住所:〒980-0004 宮城県仙台市青葉区宮町5丁目6−18
アクセス:JR仙山線「東照宮駅」から徒歩約3分、JR東北本線「仙台駅」から車で約10分
駐車場:あり(無料)
営業時間:24時間参拝可能
公式サイト:https://www.sentabi.jp/culturalproperty/facility/enjuin/(仙台観光国際協会サイト)