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もの・こと  |    2026.02.06

【横浜市中区】横浜マリンタワーで初開催!横浜市中消防署 出初式2026に行ってきました(前編)

年のはじまりに行われる、消防の伝統行事「出初式(でぞめしき)」。毎年全国各地で開催され、新しい一年の無火災・無災害を祈願するとともに、日頃の訓練の成果が披露される大切な行事です。

2026年の横浜市中区の出初式は、なんと「横浜マリンタワー」で初開催。


冬の澄んだ空気の中、青空にまっすぐ伸びるマリンタワーに赤い消防車のコントラストがとても印象的。周辺にお住まいと思われるファミリー層や観光客の方が多く来場し、終始明るいムードで進行しました。

今回は、港町・横浜ならではのロケーションで行われた、横浜市中消防署の出初式の模様をレポートします。

出初式とは?

(提供元:横浜市中消防署

そもそも出初式とは何か。名前は聞いたことがあっても、「実はよく知らない」という方も多いのではないでしょうか。

出初式とは、消防関係者が火災や災害のない一年を祈願し、日頃の訓練の成果を披露する伝統行事。

その起源は、江戸時代に遡ると言われています。1657年に発生した「明暦の大火」で江戸の町は焼け野原となり、数万~10万人ともいわれる犠牲者が出ました。この火事をきっかけに、時の老中・稲葉伊予守正則が、幕府直轄の消防組織を率いて上野東照宮前で顔見せの儀式「出初」を行い、士気を高めたことが始まりとされています。

現在では、消防車両の行進や放水演技、表彰式などを通して、市民に消防の仕事や防災意識を伝える役割も担うイベントに姿を変えました。


堅い式典というよりは、「消防のお仕事を身近に感じられる日」といった雰囲気で、どんな方でも気軽に、楽しく参加できるのが近年の出初式の魅力です。

横浜市中区の出初式は「横浜マリンタワー」で初開催

神奈川県横浜市は全部で18区からなっています。横浜市では、市全体の大規模な出初式と、横浜市の各区でそれぞれ出初式を開催。

横浜市中区を管轄する横浜市中消防署が2026年の出初式の場所に選んだのは、「横浜マリンタワー」。

「横浜マリンタワー」全面協力のもと、横浜らしさを感じられる、中区のシンボルとも言える場所での開催となれば、期待も高まります。

実際に「横浜マリンタワー」前の会場に着くと、観光客の方が「なにをやっているんだろう?」と足を止めたり、周辺にお住まいのファミリーの方々や散歩中の方がのぞき込んだりと、自然と人の輪が広がっていました。

この日の出初式の内容は次の通り。

  • 9時30分~ 「横浜マリンタワー」前で、車両などを展示
  • 11時30分~ 出初式 式典
  • 12時50分~ 山下ふ頭で一斉放水

12時50分からの一斉放水は、「横浜マリンタワー」の展望フロアからも見学できるとのこと。どんな感じになるのか、楽しみです。

出初式の式典が始まるまでの間、屋外スペースの体験ブースをのぞいてみました。

屋外スペースで防災クイズや消防車両を体験!

2026年1月10日、土曜日。晴れ渡った青空がまぶしい午前9時半。冬の冷たい空気が会場周辺を包み込むなか、「横浜マリンタワー」前の広場にはすでに多くのファミリーが集まっていました。

ミニカーに乗った子どもたちにはお菓子のプレゼント(株式会社おやつカンパニーさん提供品)

会場には、次のような体験ブースが並びます。

  • 消防隊員になりきって消防車両と記念撮影
  • ミニカー体験
  • 防災クイズ
  • お絵描きコーナー

赤い消防車の前では、制服や防火服を着た小さな子どもたちが嬉しそうにポーズ。

その姿をスマホで撮影する親御さんたちの姿もあちこちに見られ、会場全体がとても和やかな雰囲気です。

消防の帽子を持たせてもらいました。片手で持てるので、比較的軽い素材。実際の火災の現場で被るとちょっと重く感じるかもしれないなといった印象。

どのコーナーも人気で、時間帯によっては順番待ちの列ができるほど。

防災クイズのコーナーでは、クイズに正解すると景品としてガチャガチャが回せます。親子で相談したり、真剣に考えたりする姿を見掛けます。遊び感覚で楽しく防災を学べる工夫がされていました。

中でもひときわ注目を集めていたのが、中消防団員の方、お手製のミニチュア災害マシン体験。アームが動いたり、細かいパーツまで作り込まれていたりと、その完成度の高さに思わず見入ってしまいます。体験用に制作されたとのことですが、精巧なつくりに驚きました。

よく使われているゲームのコントローラーで操作できるので、子どもたちは楽しそうにコントローラーを操作していました。お話をうかがったところ、ミニチュア災害マシンで使われているパーツは市販の物で、お子さんでも作れるようシンプルな設計にしているとのこと。

ミニチュアとはいえ、「よくできてるなぁ…」と感心してしまいました。この体験が子どもたちの防災や災害に関心を持つきっかけとなり、将来本物の重機やマシンを作る子が現れるかもしれませんね。

ミニチュアマシン体験の行列

制服を着て写真を撮ったり、消防車や救急車のミニカーに乗ったり。普段はなかなかできない体験を楽しむ子どもたちの笑顔と、それを見守る親御さんたちのやさしい表情。


冬の冷たい空気の中に、あたたかい笑い声が広がっていて、とても心地のよい時間が流れていました。

まとめ

「横浜マリンタワー」で初開催となった、横浜市中消防署の出初式。


午前中の早い時間帯から多くのファミリーが体験ブースを訪れ、会場は大きな盛り上がりを見せていました。

「防災」と聞くと少し身構えてしまいがちですが、こうして遊びの要素を取り入れて、楽しみながら学べる場があるのはとてもいいなと感じました。


後編では、出初式の式典や、一斉放水の様子をレポートします。展望フロアから見る放水、そしてヘリコプターの登場もあるかも?

後編に続きます!

後編はこちら

【横浜市中区】横浜マリンタワーで初開催!横浜市中消防署 出初式2026に行ってきました(後編)

取材場所:横浜マリンタワー
取材協力:横浜市中消防署
住所:神奈川県横浜市中区山下町14-1
アクセス:みなとみらい線「元町・中華街駅」から徒歩で約1分
営業時間: 10時-22時
定休日:年中無休(※施設点検日等を除く)
ホームページ:横浜マリンタワー
横浜市中消防署
Instagram アカウント:@yokohama_fire_b

 ※休館日やイベントは変更となる場合がありますので、最新の情報は公式ホームページ、SNS等をご確認ください。

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この記事を書いた人

chillco

【神奈川県公認Medallライター】神奈川県横浜市在住。生まれも育ちも横浜。取材・インタビューを中心に活動するWebライター。旅・酒・食・音楽がテーマ。訪れた国は25か国を超える。お酒やグルメ、スイーツ、イベントなど地元・横浜の魅力を発信していきます!

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