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フード  |    2026.03.08

店員さんがペアリングを教えてくれる!三ノ宮の路地裏にある「豆皿小皿 食卓とワイン」

三ノ宮の街を少し歩き、通りの明かりが落ち着き始めた頃。白くやわらかな灯りを放つ丸い看板が目に入ります。そこに記されたのは「豆皿小皿 食卓とワイン」という、どこか家庭的で、同時にワインへの期待も膨らむ名前。

今回訪れたのは、豆皿小皿 食卓とワイン。肩ひじ張らず、それでいて料理とワインを丁寧に楽しめる一軒です。

カウンター中心の落ち着いた空間

店は三宮駅から徒歩圏内。大通りから一本入った場所にあり、周囲の喧騒から少し距離があります。

店内はカウンター中心で、席数は多くありません。装飾は抑えられており、視線は自然と料理に向かいます。

厨房との距離が近く、料理が仕上がっていく様子が見えるのも印象的でした。

店員さんとの距離感も程よく、必要なときに声をかけやすい。料理やワインについて質問しやすい環境が整っています。

ワインとの相性が抜群の創作料理が魅力

豆皿・小皿と聞くと、「軽くつまむ料理」を想像しがちですが、この店の料理は一皿ごとの完成度が高く、量以上の満足感があります。

今回は、特に印象に残った三品を中心に紹介します。

とろとろ肉じゃが|定番を、ここまで仕上げる

まずいただいたのは、定番メニューの「とろとろ肉じゃが」。

皿の下には、なめらかなマッシュポテト。その上に、牛すじと玉ねぎをじっくり煮込んだ、とろみのあるあんがかけられています。

マッシュポテトの優しい甘みと、牛すじのコクがはっきりと分かれていながら、口の中で一体になる構成。

家庭料理の延長ではなく、「肉じゃが」という料理を分解し、再構築した一皿という印象です。ワインを合わせることで、脂の重さが整理され、後味がすっと軽くなりました。

もちもち海老の蒸し春巻き|食感と香りの設計

次にいただいたのが、「もちもち海老の蒸し春巻き」。

皮はしっかりと弾力があり、箸で持ち上げるだけでも質感の違いが伝わってきます。

中にはぷりぷりとした海老。噛み進めると、生姜とナンプラーの香りが穏やかに立ち上がります。

香りづけは控えめですが、料理全体の印象をはっきりと残すバランス。単なる前菜ではなく、きちんと一品料理として成立している点が印象的でした。

穴子と大葉の釜飯|旨みを重ねた、締めの一品

食事の終盤に選んだのは、「穴子と大葉の釜飯」。煮穴子の旨みがごはん全体に行き渡り、口に入れた瞬間に広がります。そこへ、ほんのりと香る大葉が加わり、重たさを感じさせません。

味の方向性は明確ですが、最後まで食べ疲れしない設計。締めにふさわしい一品でありながら、主役としての存在感も十分でした。

生ハムや春巻きも高いクオリティ

この日は、生ハムや春巻きなどもいただきました。

生ハムは塩味が立ちすぎず、ワインと合わせたときに互いの味を邪魔しません。

春巻きも、皮と中身のバランスが良く、軽い一品で終わらない満足感があります。

ワインとの相性|料理を基準に、会話しながら選べる

ワインは、料理を頼んだうえで、「これに合うものを」と伝えると、店員さんが提案してくれます。

好みを伝えれば調整してくれるため、ワインに詳しくなくても問題ありません。

もちろん、好きな銘柄を頼むことも可能です。

個人の価値観を押し付けられることはないため、自分の好きなワインを好きなタイミングで楽しめます。

おわりに

一皿一皿の完成度が高く、料理としてきちんと成立している点が、この店の強みだと感じました。

料理を基準にワインを選び、分からないことは店員さんに相談できる。

そのシンプルな仕組みがあるからこそ、料理とワインの相性を自然に楽しめます。

豆皿小皿 食卓とワイン

住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通2丁目6−6 ヤナセビル202
営業時間:17:00〜23:00 (L.O.22:00)
定休日:不定休
電話番号:070-9244-6492、050-5594-7831

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この記事を書いた人

宮崎 千聖

兵庫県在住のフリーランスライター。10歳まで姫路市で過ごし、11歳から現在に至るまで加古川市で暮らしています。兵庫歴は25年。海と山に囲まれた遊び場の宝庫・兵庫の魅力を存分にお伝えします!

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