いよいよオープンを来月に控えたお店、和歌山県那智勝浦町の「mimiyと八咫(やた)」。器の仕入れに行くとのことで、同行取材させていただきました。
向かったのは愛知県瀬戸市。なんと往復8時間!
「なんとしても良いものを見つけたい」という、おもてなしに向けたオーナーの気概を感じます。
お店ではアイアンのラックに整然と並ぶ白磁やカラフルなカップ、コロコロ可愛い小物たちがお出迎え。

ずらりと並ぶ器
形も色も異なる器がずらり。淡いサーモンピンクのカップ、青い燕の絵が愛らしい白い器、凛としたたたずまいのグレーのマグ…。オーナーはのせる料理をイメージしながら、色の組み合わせを考えたり、底の厚みを指で確かめたりしていました。
お客さまが楽しい時間を過ごせる色や素材は何なのか――、器の担当者さんと相談しながら厳選しました。「副菜の種類を充実させたいので、ベースの大きなお皿と、出汁がしたたる副菜用の小皿と・・・」と悩みながら、棚を何十往復もして選んでいました。

料理と器の、深いペアリング
取材を通じて一番印象に残ったのが、料理と器の「ペアリング」という考え方です。
前身となったお店「mimiy」では、グルテンフリー専門店として米粉のお菓子を販売していました。オープン当初は小麦粉を使っていましたが、オーナーが小麦粉アレルギーになってしまい、「安心して美味しい時間を過ごしてもらいたい」という気持ちが強くなっていったとのことです。それから師匠のシェフによるレッスンや米粉の資格取得を経て、グルテンフリー専門店となった歴史のあるお店。
場所を変えてカフェとしてリニューアルオープンするにあたり、前のお店の雰囲気を残しつつ、お食事を楽しんでもらえるようなお店作りを目指しています。
「器は料理の品格を語る大切な存在」、だからこそ8時間かけてでも直接見に行く価値があるとのことです。開店後、これらの器が並ぶ日が楽しみです。作り手の温もりを感じる素材、クラシックなモチーフ、そして地元の味。どれひとつとっても、「この場所にしかないカフェ」を作るための、オーナーの丁寧なこだわりです。
お皿選びは、カフェ作りの大切な要素。器を選ぶことは、どんな時間をお客さまに届けたいか——その想いを形にすることなのかもしれません。
地元の味が、器とともに輝く

カフェの看板スイーツの一つ、地元・太田産のいちごを使った自家製ジャムのクッキー。花型にくり抜かれたクッキーの中心には、鮮やかな赤いいちごジャムが輝いています。
波打ち際のような縁が美しいミントグリーンの可愛い丸皿、こちらは前のお店の時からの愛用品で、今回の仕入れ先と同じだそうです。お菓子が美味しそうに見えるだけでなく、お皿に盛ったりコーヒーといただくまでのストーリーも見えてくるような素敵なお皿です。
最後に
「地元のものを、いちばん美味しく見せたい」そんなこだわりが伝わってくる取材でした。
那智勝浦といえば、世界遺産の那智の滝や新鮮なマグロが有名。そんな豊かな自然と食文化に育まれた土地で、このカフェがどんな「地元の味」を届けてくれるのか、今からとても楽しみです。
小麦を控えている方はもちろん、器好きの方にもぜひ訪れてほしいです。
そして実際に選ばれた器は、続報にて掲載予定! お楽しみに。
店舗情報
mimiyと八咫
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町八尺鏡野451-3
営業予定日:金土日月
駐車場:あり
mimiyと八咫 は、6月初旬オープン予定。気になる方は公式HPまたはInstagramをチェックしてみてください。
※お店の公式情報は、SNSにて随時更新予定とのことです。




