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フード  |    2023.11.28

家族みんなで釣って食べて!あまごの里でおいしい川魚の魅力を満喫してきた|愛媛【後編】

みなさん、こんにちは。
メディアールライターのおかめです。
こちら後編になります。

~前回のあらすじ~
愛媛県大洲市にあるあまごの里で「釣り+お食事」プランを選び、心行くまで釣りを満喫した私たち。後編では、釣ったお魚たちを調理していただきます!

釣ったお魚たちをいざ実食!!

釣り堀で無事にお魚をゲットすることができたので、お店の方に案内していただき、本日のお食事処へ移動しました。受付の隣にあるお座敷でお食事をいただきます。

お食事スペースは一組一組、個室になっているので子連れでもゆっくりとお食事を楽しむことができました。子どもたちも、さっそく食べる準備にとりかかっています。

メニュー表もありましたので、ご紹介します。

飲み物もご飯もとてもリーズナブルです。子どもたちのジュースと、ちょっと贅沢をして私たちのノンアルコールビールまで注文しちゃいました。

川魚のいくら丼頼めばよかったーーーと今頃になって後悔しております。次はリベンジしようと心に誓いました。ちなみに冬限定のメニューだそうです!!

そして目を引くこちらのお酒!!

アマゴの骨酒ぇぇえ・・・!!!

これも本当においしそうすぎます。旦那さんも飲みたそうでしたがこの後も車の運転があるので、また次の機会にしようと泣く泣く見送りました。

そして、お待ちかねのお料理が登場です。

まずはニジマスのお刺身です。

ほんのり薄い桜色のお刺身で、臭みも一切なく一口食べれば、甘くて柔らかいお味がお口に広がりました。

じんわりと体に染みわたってくるような・・・
うっとりするおいしさです。

川魚特有の身のしまった繊細なお味が、醤油とマッチしていくらでも食べられました。

続いて、ニジマスの塩焼きです。

こちらは、もう次男が食べた過ぎてまともに写真を撮らせてもらえませんでした。
「はやくおくれ」とばかりにカメラを押しのけ塩焼きを狙ってきます。

そしてお味の方は・・・
皮はほどよくパリッ。中の白身はふわぁぁぁあ

焼き加減も最高でした。なんやこれぇ~~うんまぁ~~~!状態です。
川魚って骨が細かそうで苦手だったんですが、気になることなく食べられました。
特に長男が気に入ったようで「ぼくが釣ったのおいしいなぁ!」と笑顔でたくさん食べていました。 
普段お魚をここまで積極的に食べる子ではなかったので親もびっくりです。

最後に、ニジマスのフライです。

このフライ・・・
あなどることなかれ、はちゃめちゃに美味しすぎました。

というのも、サクッと噛んだ瞬間に柔らかい身と旨みが一気に口の中に広がる広がる!!

きっと、このコロモ・・・川魚にあうようなレシピにしてくれているのではないでしょうか。
大げさではなく、今まで食べてきたお魚のフライのなかでダントツ一番においしかったです。

そして、これに食いついたのが我が家の美食家代表の次男坊です。丁寧に骨もとっていただいているのか骨もほとんどなく、パクパクとご飯が進みました。

子どもたちも、いつも以上にお魚を食べることに興味津々です。
釣ったものを食べるということは、命をいただくということで、その感覚を身近に感じているのがわかりました。食育という言葉がありますが、体感しながら学ぶことができたと思います。
普段あたりまえにしている「食べる」ということについて、大人も子どもも改めて考えさせられました。

食後は、プチ探検に行ってみる

あまごの里には、子どもたちが遊びたくなるようなブランコや、仕組みがたくさんあります。自然豊かな場所で遊ぶ姿は、まさに僕の夏休み状態です。食事を終えてからも、いろんなことをさせていただきました。

たとえば、この川探検もおもしろかったです。

可愛らしい手作りの看板にしたがって下っていくと、すぐ横を流れる清流、肱川に到着します。

夏は水遊びもできそうだなぁ~とほのぼの考えていると、次男はすでに入水モードになっていました。今は11月なのでさすがに勘弁しておくれと家族みんなで必死に説得してなんとか事なきを得ます。

泳いでいるお魚もすぐ見つけられるほど、川の水も透明で綺麗です。ただ釣りをして、ご飯を食べるだけでなく、肱川の自然を身近に感じながら遊ぶこともでき、とても貴重な良い思い出になりました。

あまごの里の梅木さんご夫婦

あまごの里を経営されているのは、梅木健一さんと香代子さんご夫婦です。ウチのチビたちがわちゃわちゃお騒がせしたというのに、とても優しく笑顔で見守ってくれました。

現在は、二代目であるお父さんと梅木さんご夫婦の3人で切り盛りされているそうです。アマゴの養殖については、おじいさんの代からはじめられたそうで、今の場所にお店を移してから40年近く経営されいます。創業当時から変わらない手法で大切にアマゴを育ててこられたそうです。

お土産品やお取り寄せ品としても人気のアマゴの甘露煮は「大洲ええモンセレクション」にも認定されています。肱川で育てたアマゴを創業当時から変わらない製法ですべて手作りされているそうです。

一匹一匹の様子、大きさ、形を厳選し、丁寧に捌いて、味付けもされているそうで、一口食べるごとにお魚の旨みがしっかりと広がり、何度でも口に運んでしまうおいしさでした。ホロホロで柔らかいので子どもたちも食べられますし「おいしいーー!アマゴまた食べたいー!」と大好評でした。

こんな素敵な「ランタン作り」や「ご自由にどうぞ」というお野菜や果物などからもわかるように、あまご里の節々に梅木さんご夫婦の心遣いが溢れていて、優しくて温かい気持ちになります。お魚釣りも楽しく、お食事もとってもおいしかったですが、梅木さんご夫婦の穏やかで温かなお人柄にふれることができ、さらにあまごの里のファンになりました。

「アマゴを作ったよ~。また行こうね」

長男は家に帰ってからも、あまごの里で覚えたお魚の名前をよく言って、粘土でアマゴを作ってみたり、お魚釣りの遊びをしてみたりしています。あまごの里で、体や心、味覚で体験したからこそ、多くの学びがあり記憶に残ったのだと思いました。

渓流魚の養殖、とくにアマゴの養殖は難しく近年ではどんどんその数が減ってきていると聞きます。あまごの里さんで体験させていただいたことは、今まであまり知らなかった川魚の世界を知ることへの大きなきっかけに繋がりました。そして家族共々、見事に川魚の虜になっています。

季節によっても様々な楽しみ方のできるあまごの里、また必ず家族で訪れたい場所です。みなさんも、ぜひお気軽に川魚の魅力たっぷりの世界をのぞきに行ってみてください。

あまごの里の情報

あまごの里
住所:愛媛県大洲市河辺町北平4293
電話:0893-39-2915(お電話での予約は必須です!)

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この記事を書いた人

柴原おかめ

お母ちゃんフォトライター。あかねさすひうち灘とたたなづむ鳳凰山脈間の間にある四国中央市にて、子どもたちとのできごと、伝統産業、人のくらし、風土を中心に書いてます。

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