宇都宮市の南に位置する「河内郡上三川町」。
住宅街にある一軒家を改装して生まれた「Butch Cafe(ブッチカフェ)は、町民に愛される癒しの空間です。
お店が生まれた経緯やこだわりについて、オーナーの娘さんにお話を伺いました。
家族みんなで自宅をリノベーション
Butch Cafeは、上三川町で行われていた「城址ナイト」がきっかけで誕生しました。
城址ナイトは4月〜10月の最終木曜日に、上三川城址公園通り商店街が主催で開かれていたイベントです。
新型コロナウイルス流行に伴いイベント自体は休止中ですが、城址ナイトの常連さんから強い希望があり、カフェとしてオープンすることに。
カフェスペースは、自宅を家族みんなでDIYして作りました。オーナーの娘である湯澤さんは当時、突然カフェを作ることになって驚いたのだそう。
グルテンフリーで体にやさしいスイーツ
オープン当初は、オーナーである湯澤さんのお母さまが台湾フードを提供していました。
現在は娘の湯澤さんが作ったスイーツをメインに提供するカフェとして営業しています。
栄養士の資格を持つ湯澤さんが作るスイーツは、ほとんどがグルテンフリー。もともとはオーナーが食事を作る傍らで「気まぐれスイーツ」として提供していたものだそう。
決まったメニューはなく、湯澤さんが作りたいものを作っています。
湯澤さんは、最初はグルテンフリーにこだわっていませんでした。小麦アレルギーのお客様から問い合わせがあった際に、米粉でスイーツを作ったのが始まりなのだそう。
唯一小麦粉を使用しているのが、オープン当初から作っている「スコーン」です。外はサクッ、中はフワッとしたButch Cafeのスコーンは、ファンが多い人気商品ですよ。
安心して食べてほしいから、素材にもこだわる
「アレルギーの有無に関わらず、みんなが食べられるおいしいお菓子が作りたい」という想いのもと、素材選びにもこだわっています。
使用している米粉は栃木県産のもの。スコーンに使用している小麦粉も栃木県産です。砂糖は、ミネラルが豊富なきび砂糖を使用しています。
お客さんに季節を感じてもらえるよう、果物や食材はなるべく旬のものを選択しているそうです。
スイーツ・ドリンクはテイクアウトもできますよ。イートインする場合は、益子焼の器と美しい盛り付けにも注目してみて。
温かみのある店内でのんびり過ごす
自宅の1階を改装したカフェ空間は、心休まる温かい雰囲気。猫の置物やかわいい雑貨を眺めながら、スイーツとドリンクを待ちましょう。
席はカウンター4席とテーブルが2席あります。天気がいい日は、サンルームに設置されたテーブル席でポカポカと陽の光を浴びながら過ごすのがおすすめです。
「みんなでつくるノート」を眺めてみて
Butch Cafeでは、すべての席に「みんなでつくるノート」が設置されています。小さなメモ帳とペンがセットになっているので、待ち時間や食後に眺めてみてください。
これは、以前は毎日お店に立っていなかった湯澤さんがはじめたもの。お店への意見や感想など、思ったことを素直に書いてほしいという想いから生まれたのだそうです。
現在は上手な絵が描かれていたり、クイズが出されていたりと、お客さんが自由に書いて楽しんでいます。子どもが落書き帳として使っていることもあるそうですよ。
訪れた際はぜひ、メッセージを残してくださいね。
こだわりのお菓子をたくさんの人に食べてほしい
現在はカフェ営業と、上三川町内でのイベントをメインに活動しているButch Cafe。お客さんは上三川町民や、カフェめぐりが好きな人が多いそうです。なかには県外から訪れる人もいるのだとか。
今後は町外のイベントにも参加し、たくさんの人にお菓子を食べてほしいと話してくださいました。お店だけでなく県内のイベント会場でも、Butch Cafeのスイーツが食べられるかもしれません。
店舗情報
Butch Cafe(ブッチカフェ)
住所:栃木県河内郡上三川町上三川4999-7
電話:0285-38-7025
営業時間:13:00~18:30(L.o 18:00)
定休日:金曜日・第3土曜日
駐車場:あり
(店前に2台、30mほど先に共用Pあり)
公式Instagram:https://www.instagram.com/butch_cafe/