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フード  |    2024.06.26

西千葉『cafe5』革工房と隣接した、マフィンの美味しい古民家カフェ

JR西千葉駅とJR千葉駅のちょうど中間地点にある『cafe5』。両駅から徒歩10分のところに佇む古民家は、店主の奥居次郎さんによってカフェへと生まれ変わった。

店内は奥居さんがセレクトした雑貨や家具で溢れる。ウルトラマンのポスターが貼ってあるかと思えば、バイクのヘルメットが飾ってあったりと、個性溢れるインテリアは見渡すだけで面白い空間を演出してくれる。目を引くものばかりに囲まれているのに、どこか落ち着くのも古民家の魅力かも。「コンセプトはない」と話す奥居さんの言葉通り、『cafe5』がどんなお店かは簡単に言い表せなくて、その答えを見つけたいから足繫く通う。

おすすめは店内で手作りされているマフィンで、ショーケースに並んだ数種類のマフィンは思わず全部試したくなる見た目だ。奥に見える調理場では今まさにピザトーストが作られており、マフィン以外のメニューも豊富で、スコーンも人気商品の一つだ。初夏を感じるなか、アイスコーヒーとオレオマフィンを注文。フルーツと一緒に盛り付けられたマフィンは小さいケーキみたい。テイクアウトも可能なため、気軽に訪れて全種類制覇したい。

「大学生がデートで来ると、男の子が誇らしげにウチを紹介してくれるんです」と話す奥居さん。学生の頃は、どこかカフェに対して女の子が喜ぶ場所というイメージもあったけど、『cafe5』は男心をくすぐるインテリアも多い。近くにある千葉大学のカップルたちも、そんなところを気に入ってお店に来ているようだ。

奥居さんが所有する『メグロ』というバイクは、マニアにはたまらない一台。「最近調子悪いんですよね」と奥居さんは肩を落とすが、店前でバイクを見れた人はラッキーかもしれない。店には時々バイク乗りも来るらしく、『cafe5』には多種多様なセンスを持った人たちが集まってくる。

本業は革職人である奥居さん。店内はご自身の革工房『jiro』と併設されていて、店の奥にはアトリエがある。財布や鞄など、カフェの店内は随所に革職人としてのエッセンスが詰め込まれていて、ここでしか手に入れることのできない革製品は、店内にオリジナリティを生み出す要因の一つだろう。この日も、店内にはカンカンカンと革を叩く音が響き渡り、職人の仕事やセンスを肌で感じることができる空間だと気づく。ネット通販などが溢れたこの時代に、作り手を深く知る機会のある店は貴重な存在で、オーダーメイドをお願いすれば、自分だけの革製品が出来上がることも『cafe5』の魅力だ。

土曜日にはスープカレーが提供されるので、ランチを食べに訪れるのもいい。また、不定期で子ども向けの『絵本カフェ』というイベントが行われたり、夜はバーに変身したりと、一年を通して様々なイベントを開催している。

取材が終わりに差し掛かると、奥居さんがあるモノを見せてくれた。それは巨大な水車で、使い道は未定だと言う。店の裏にはサイドカーもあるらしく、奥居さんの頭の中はまだまだやってみたいことで溢れているようだ。次に訪れるときには、どんな店内になっているのだろう。

cafe5

アクセス JR西千葉駅もしくはJR千葉駅より徒歩10分

住所 千葉県千葉市中央区汐見丘町15-9 https://maps.app.goo.gl/GgR9PVJmBDFTEWgL6

営業時間 水曜日~金曜日:10時~18時

     土・日:12時~18時

定休日:月・火・祝日

※営業日や営業時間、テイクアウト営業への変更等はInstagramやXをチェックしてください。

Instagram:https://www.instagram.com/cafe5nishichiba/

X:https://x.com/cafe504660775

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この記事を書いた人

浅野凜太郎

2001年生まれのフリーライター/千葉市を中心に活動中/カメラ(SONYα6700)/動画編集/サッカー、バイク、音楽、映画、本、カルチャー、サーフィン、、海外旅行、地域創生/大学時代は焼き栗を売り歩いていました。よろしくお願いします。

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