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フード  |    2024.07.25

関西だけで堪能できる!クラシカルで優雅な時間流れる喫茶店【神戸・にしむら珈琲店】

皆さんは関西にしかない喫茶店をご存じですか?
今回は、神戸を代表する喫茶店「にしむら珈琲店」を紹介します。

にしむら珈琲中山手本店

にしむら珈琲店とは?

にしむら珈琲店はテーブル3つの小さな喫茶店から始まりました。
それは終戦間もなくの1948年のこと。

神戸は港があり、外国人に開かれた街。
そのため西洋文化もいち早く取り入れ、珈琲豆も明治時代から輸入してきました。

戦後、神戸には珈琲を提供する喫茶店が多く開店します。
その中でも、世界中の生産地から最上級の豆を厳選し、酒処・灘の名水「宮水」で淹れるブレンドコーヒーが定番のにしむら珈琲店は、いち早く珈琲を提供する店になったのです。

にしむら珈琲店歴史

にしむら珈琲店は神戸を中心に関西に展開しています。
「中山手本店」は中山手通りにある、にしむら創業の地です。

そのほか異人館に向かう途中にあり、日本初の会員制喫茶店「北野坂にしむら珈琲店」、JR三ノ宮駅前にある利便性のいい「三宮店」、御影の菓子工房セセシオンとのコラボレーション店で、阪急三宮駅前にある「阪急前店」、中華街が近い元町商店街にある「元町店」、神戸港神戸ハーバーランド にある「ハーバーランド店」、多目的スペースも併設している「御影店」と神戸市だけで7店舗も!

ほかにも阪神芦屋駅前すぐの「芦屋店」、大阪で唯一の店舗で、曽根崎お初天神通り入り口にある「梅田店」があります。

今回は、この中から「中山手本店」「北野坂にしむら珈琲店」「三宮店」を紹介します!

北ドイツ風の中山手本店

中山手本店外観①
中山手本店外観②

中山手本店は 神戸市中央区中山手通1丁目にある、にしむら珈琲店の本店です。

1948年にテーブル3つだけの小さな喫茶店から始まり、4年後の1952年、現在の地に店を構えました。特徴的な建物の外観は北ドイツ風。

阪神淡路大震災により、被害を受けた中山手本店は半年後に修復工事を行い再オープン。
さらに老朽化・耐震性の問題を理由に、2005年に全面改築工事を行い、オープン当時の外観イメージを残しつつ、現在の5階建ての建物となりました。

中山手本店店内①

中山手本店店内②

中山手本店の店内は、まるでドイツのレストランのよう!
店内のレイアウトもそれぞれ店舗によって違います。

中山手本店は1階、2階、3階が喫茶フロアになっていて、3階は多目的スペースとしての貸切予約プランもあるそう。(※現在はご予約は承っておりません)

中山手本店メニュー
にしむら珈琲店のロゴ①

にしむら珈琲店のロゴ②

メニューやお冷にも、オリジナルのにしむら珈琲店のロゴが施されています。
店舗によって一部メニューの内容が違うので、ぜひ、じっくり選んでみてくださいね。

朝食セット①

中山手本店は朝8:30から営業しています。
今回は、9:00ごろに訪れることができたので、朝食セットをいただきました!

朝食セットは8:30~11:30まで提供しており、フルーツセットとサラダセットの2種類から選べます。
ドリンクはコーヒー、紅茶、ミックスジュース等があり、今回は紅茶をセレクトしました。

朝食セット②

今回選んだのはサラダセット。卵が柔らかくて、忙しい朝の時間帯にホッとできるような味です!

重厚な雰囲気、北野坂にしむら珈琲店

北野坂にしむら珈琲店外観①

次に紹介するのは北野坂にある、北野坂にしむら珈琲店です。
北野坂は北野異人館街へ通じる坂で、坂をずっと登っていくと、風見鶏の館や山手八番館など有名な異人館があります。

その坂の途中にあるのが、北野坂にしむら珈琲店です。
北野坂にしむら珈琲店では1階が喫茶、2階はレストランになっていて本格的な食事が楽しめます。

北野坂にしむら珈琲店外観②

北野坂にしむら珈琲店は創業者、川瀬喜代子氏の自宅1階を改装し、自ら木彫した家具や海外の調度品を取り揃えています。
蔦の絡まる赤煉瓦の建物は、川瀬喜代子氏が住んでいた上海の英国風洋館をモチーフにしているそう!

北野坂にしむら珈琲店内観①
北野坂にしむら珈琲店内観②

北野坂にしむら珈琲店は元々、日本初の会員制喫茶店でした。
そのため、店内は重厚でシックな印象。まるで異人館のようです。

オーナーは演劇が好きだったそうで、舞台関係者との親交も深く、会員には有名な俳優や映画評論家などの著名人もたくさんいたそう。
その後、1995年に起きた阪神淡路大震災を機に一般客にも開放されるようになりました。

北野坂にしむら珈琲店内観③
北野坂にしむら珈琲店内観④

ランプや陶器の置物、ほかにもドイツのポリフォンが1890年に制作した、全自動オルゴールなどもあり、インテリアも必見です!

木のメニューとランチョンマット

絵画風なランチョンマットや木のメニューもほかの店舗とは違い、北野坂にしむら珈琲店ならではを堪能できます。

キッシュ

北野坂にしむら珈琲店ではキッシュをいただきました。
こちらのキッシュは2階のレストランでシェフが作っており、出来たてをいただけます!

中は柔らかく、外はサクッとしていて、ぜひ食べてほしいおすすめの一品です!

また、7月、8月には夏季限定で氷を器にした「氷の器のアイスコーヒー」を提供しています。
氷の器はなかなか見たことがないですよね。こちらも熱い夏にはおすすめの商品です!

アクセスのいい三宮店

最後に三宮店を紹介します!
三宮店は、なんとJR三ノ宮駅東口、中央口を出るとすぐ目の前にあります!

三宮店外観
三宮店にあるビンテージ珈琲ミル

アクセスの良さから最も多くのお客さんが訪れるそうで、時間帯によっては外に並んでいることも。

三宮店内観①
三宮店内観②

立地の良さからか平日の日中や夜には、サラリーマンの姿も見かけます。
ちょっとした休憩にはもちろん、商談や打ち合わせなどで使用されることも。

ミックスサンドウィッチ

三宮店ではミックスサンドウィッチをいただきました。
タマゴサンドは関西を感じる厚焼き玉子で、ハムサンドとタマゴサンドの両方が味わえます!(玉子焼きは店舗によって異なります)

関西に来たらにしむら珈琲店へ

にしむら珈琲中山手本店

神戸を中心に関西に展開しているにしむら珈琲店。
世界各地の珈琲豆や、珈琲豆を加工した洋菓子なども販売しています。

店舗によって雰囲気も違うので、さまざまな店舗を巡ってみたくなるのも魅力の一つです!
ぜひ、にしむら珈琲店で優雅な時間を堪能しませんか?

にしむら珈琲店

https://kobe-nishimura.jp/index.html

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この記事を書いた人

ChicacoMurayama

【芸術家/ライター】【神奈川県公認Mediallライター】 幼い頃から絵を描くことが好きで、アーティスト活動を行う。また、読書、執筆、写真を撮ることも好きでフリーライターとしても活躍。 作品は独自に研究し生み出した技法のサンドアート。コンセプトは「綺麗な世界、穏やかに心温まる世界」。展示、年に数回のワークショップ、ラジオでアートについて話したりアート普及活動も行う。 わかりやすい等身大の言葉で、アートをメインに画材、文具や神社、カフェなどを紹介していきます! 

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