広島駅から徒歩9分、ビジネス街の高層ビル群の中に佇む【元祖広島まぜ麺一平や】。
開店と同時に行列ができる人気店で、オープンから15年が経った今も変わらぬ人気を誇ります。
地元のサラリーマンから国内外の観光客まで幅広い支持を集め、現オリックス・バファローズの西川龍馬選手も、広島での試合の際には足を運ぶという常連の一人です。
今回は、そんな元祖広島まぜ麺一平やを切り盛りする店主・金藤さんに、元祖広島まぜ麵の歴史や想いを伺いました。
元祖広島まぜ麺一平やの15年の歩み
2010年に開業した一平やは今年で15周年。
看板メニューの『元祖広島まぜ麵』が生まれたきっかけは、金藤さんが居酒屋の店長時代にありました。
「食べ進めても辛さが変わらない料理を作りたい」という想いから、まかないとしてまぜ麺を考案したそうです。
このまかないが好評で店のメニューとなり、独立開業への道を切り開きました。
こだわりの地産地消
一平やのまぜ麺には、広島への深いこだわりが込められています。
麺は地元の原田製麺を使い、卵は安芸高田市の向原農園産、ネギは江田島産、白米は世羅町と、地元の食材をふんだんに使用。
見た目も広島のソウルフード『お好み焼き』をイメージして作られており、地元への愛着が随所に感じられます。
スタッフの接客も丁寧で、素敵な笑顔が印象的です。
てきぱきと並んでいる客を誘導し、待ち時間を最小限に抑えるきめ細やかな配慮が行き届いています。
唯一無二の味
着丼したらまぜまぜ!
看板メニューの『元祖広島まぜ麺』は、コシのある麺と、ピリッとした辛さと旨味が絶妙なバランスで、天かすの歯ごたえも良く飽きのこない味わいです。
麺を完食した後は白米を投入し、もみ海苔と共に最後まで美味しくいただけます。
他にもブラックパッパ―味、カレー味や魚介味とバリエーション豊かなまぜ麺が用意されています。
豆乳担々麺にもカレーと黒ごま味などがあり、何度訪れても新しい味との出会いが待っています。
辛さレベルは0.5~6から選べるので、お好みに合わせて調節できるのも魅力の一つ。
近年では、増加する外国人観光客への対応も進めています。
2016年オバマ前米国大統領の来広以降、外国人観光客の来店が増加したことを受け、英語メニューを用意。
さらに「グループで来店されたお客様の中に一人だけヴィーガンの方がいる場合、その方だけが食事できないのは申し訳ない」という金藤さんの思いやりから、ヴィーガンメニューも開発しました。
「旅行中って一番楽しいひとときじゃないですか。そういう人が集まるとお店の雰囲気も良くなる。だから観光客が集まる店になったらいいなと思っているんです」と金藤さんは語ります。
変わらぬ謙虚さと未来への想い
15年という歳月を経ても、金藤さんの謙虚な姿勢は変わりません。
休憩時間が短い中でも待ってくださるお客様への感謝の気持ちを口にし「お待たせして申し訳ございません」と声をかける。
人気店となり成功を収めた今も初心を忘れない素敵な人柄が伝わってきます。
美味しい味はもちろんのこと、この誠実な人柄こそが、多くのファンを魅了し続けているのでしょう。
今後の展望を尋ねると「後継者を見つけたい」と語る金藤さん。
その言葉には、大切に育ててきた店への愛情が込められていると感じました。
広島観光の際は、ぜひこの『元祖広島まぜ麺一平や』で、唯一無二のまぜ麺と心温まるおもてなしを体験してみてはいかがでしょうか。
お店の情報
元祖広島まぜ麺一平や
〒732-0828 広島県広島市南区京橋町10-14
営業時間
平日11:30 – 14:00/18:00 – 21:30
土 11:30 – 14:20
日・祝日 定休日
麺が売り切れ次第終了
Instagram:https://www.instagram.com/mazemen.ippeiya/