地方創生メディア  Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

スポット  |    2025.11.04

蛍が見れる散策スポット!とよなか百景にも選ばれた新豊島川親水緑道|大阪府豊中市

大阪府豊中市にある新豊島川(しんてしまがわ)親水緑道は、下水道施設の上部を整備して作った散策スポットです。ここでは、春は桜、秋は紅葉と季節の草花が観賞できるだけでなく、夏には蛍まで観賞できるんです。

今回は、とよなか百景にも選ばれた散策スポットをご紹介します。

新豊島川親水緑道は阪急曽根駅から歩いて15分ぐらい

新豊島川親水緑道は阪急曽根駅から歩いて15分ぐらいの場所にあります。線路沿いに南下すると勝部寺内線にぶつかります。その勝部寺内線を西にまっすぐ進んでいくと新豊島川親水緑道にたどり着きます。

新豊島川親水緑道の成り立ち

新豊島川親水緑道の下は豊中市の西部地域から集められた雨水を猪名川へ排水する下水道施設「豊能南部雨水幹線」が流れています。下水道が地上からは見えないように暗渠化していて、その上部を利用して緑道を作っています。そのため、下水道の悪臭が街に立ち込めることもなく、上部も緑道として道路や街並みに貢献しているんですね。

新豊島川親水緑道の夏は蛍が見どころ

新豊島川親水緑道は下水道とはいえ、緑道は整備され、浄化した水が流れています。そして、その浄化したきれいな水を利用して蛍の飼育がされています。蛍はきれいな水のある所でしか生息できないといわれているので、言い換えれば、この水がとてもきれいだという証でもあるわけです。

下水道といえば、なんとなく汚水のイメージが付きまといますが、蛍を飼育することでそのイメージを逆転させる発想はすごいですよね。

こちらが蛍ドームです。緑道の中ほどにあるのですが、6月初旬ごろに「ほたるの夕べ」が開催され、中の蛍を観賞することができるそうです。今は蛍が見られる場所も限られてきているので、こういう場所があるのは貴重ですね。

整備された緑道は四季折々の自然がいっぱい

新豊島川親水緑道は下水道だけに細長いのが特徴です。全長3kmほどあるので、道としての役割も大きく、散歩道としても利用されています。狭く長い空間を川が流れているので、それを見ながら春は桜並木、秋は紅葉と四季折々の自然を観賞できるのも素敵なところ。

川の水はとても澄んでいてきれい。水辺にはザリガニやタニシ、魚なども見られます。網を持った子供たちが水辺の生き物を取りに来ていました。また、鴨などの水鳥も気持ちよさそうに泳いでいました。

水の流れも緩やかで、静かではあるものの人通りもそこそこあるので、子供だけで遊びに来てもそれほど危険な感じはありませんでした。

新豊島川親水緑道の先にある春日神社でお詣り

新豊島川親水緑道の散策スポットとしてともに語られるのが緑道の先にある春日神社です。場所の名前から利倉春日神社(とくらかすがじんじゃ)と呼ばれています。本殿には主祭神である「素盞鳴尊(すさのおのみこと)」が祀られています。

森を越えて行くと見えてきます。

こちらが鳥居です。100mほどの長い参道が伸びていて、参道の途中には縁結びの御神木があります。

御神木はモチとニレの木だったそうですが、この2つの木が上の方でくっついていたことから縁結びの御神木になったそうです。現在は残念ながら片方の木がなくなり、1本だけとなっているそうです。10月には秋祭が催され、獅子舞やだんじりが登場するようです。にぎやかになりそうですね。

新豊島川親水緑道はいかがでしたか?散策場所として四季の移ろいを感じられるところがおすすめです。また、ここは伊丹空港からも近いエリアなので、飛行機を見るにもいいスポットです。頭上近くを飛ぶので飛行機の迫力ある姿を見ることができますよ。

新豊島川親水緑道の詳細情報

住所:大阪府豊中市原田南1丁目13
アクセス:阪急宝塚本線「曽根駅」から徒歩約15分

記事をシェアする

この記事を書いた人

kisaragisyu

如月柊 大阪を中心とした京阪神、奈良を担当します。大阪に住んでいるからこそ知ることができる旬の情報を皆さんにお届けしたいと思います。是非、大阪に遊びに来てくださいね。

関連記事