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スポット  |    2026.05.09

「おおくま花畑」河川敷を赤く染める400万本のクリムゾンクローバーとひまわり|宮城県亘理町

宮城県亘理町の阿武隈川河川敷に位置する「おおくま花畑」。 
逢隈地区まちづくり協議会が中心となり、河川敷の景観保全や地域活性化を目的に、地域住民が大切に育て続けてきました。

春には約400万本のクリムゾンクローバー(別名ストロベリーキャンドル)で真っ赤に染まり、夏には約60万本ものひまわりで河川敷一面が黄金色に染まります。

今回は、季節ごとに色鮮やかな風景が広がる「おおくま花畑」をご紹介します。

人混みとは無縁で静かに楽しめる季節の花畑

クリムゾンクローバーと電車
画像提供:逢隈地区まちづくり協議会

「おおくま花畑」は、仙台市中心部から南へ約26キロ、車で約40〜50分ほどの阿武隈川河川敷に位置しています。

河川敷の未利用地の活用や景観保全、地域のにぎわいづくりの一環として整備され、地域住民によって維持管理が行われてきました。

地域住民の手で丁寧に育まれてきたこの花畑は、誰でも自由に鑑賞でき、静かにゆったりと美しい景色を楽しめます。

5月上旬には約400万本のクリムゾンクローバーが河川敷を真っ赤に染める

クリムゾンクローバーってどんな花?

クリムゾンクローバー
画像提供:逢隈地区まちづくり協議会

「ストロベリーキャンドル」という別名を持つクリムゾンクローバーは、シロツメクサと同じマメ科の一年草です。

亘理町の特産品でもあるイチゴを連想させる、愛らしい赤い花を咲かせます。

園芸用としてはあまり見かけない珍しい品種。

河川敷に降りて間近で花を楽しむのがおすすめ

土手から見たクリムゾンクローバー
画像提供:逢隈地区まちづくり協議会

「おおくま花畑」は、約2.5ヘクタール(東京ドーム約半分)の広さ。
5月上旬になると阿武隈川河川敷に、約400万本のクリムゾンクローバーが一斉に咲き誇り、一面が真っ赤に染まります。

青空や夕暮れとのコントラストが美しく、写真映えする花畑としても人気があります。

筆者が初めて訪れた際は、土手の上から花畑を眺めました。SNSで見た写真とは少しイメージが異なり、色は鮮やかなのですが、遠目では花の珍しさがあまり伝わってこないように感じました。

しかし、河川敷に降りた瞬間、その印象は変わりました。イチゴのようなかわいらしい花の形を見て、ストロベリーキャンドルという別名にも納得です。
間近で見ることにより、この花の愛らしさと鮮やかな赤の美しさを実感できました。

写真映えも抜群なので、訪れた際はぜひ河川敷に降りて、その美しさを間近で味わってみてください。

なお、見ごろを過ぎた花は土にすき込まれ、夏のひまわりを育てる肥料として活用されます。

8月中旬~下旬には約60万本のひまわりが見ごろを迎える

看板とひまわり
画像提供:逢隈地区まちづくり協議会

夏になると、花畑の主役は鮮やかなひまわりへと変わります。

地域住民や地元の小中学生が種をまいたひまわりが、8月中旬〜下旬にかけて花畑を黄金色に染めていきます。

訪れた人にできるだけ長く楽しんでもらえるよう、6月に行われている種まきは2回にわけているとのこと。

「おおくま花畑」のひまわりは、小ぶりながらも花芯がほんのり黄緑を帯びているのが特徴。
花畑全体が黄金色に輝き、満開時には圧巻の景色が広がります。

ひまわり
画像提供:逢隈地区まちづくり協議会

また「おおくま花畑」では、ひまわりの摘み取りもできます。ハサミを持参して気に入った2~3本を選んで部屋に飾るのもおすすめ。地域住民や子どもたちが丹精込めて育てた花を手に取る経験は、大人にとっても心に残るひとときになるでしょう。

開花状況は天候により前後するため、事前にご確認のうえ訪れてください。

地域の想いが世代を超えてつながる花畑

看板とクリムゾンクローバー
画像提供:逢隈地区まちづくり協議会

「おおくま花畑」は、逢隈地区まちづくり協議会を中心に、地域住民や地元の小中学生が育ててきた花畑です。
近年では一般社団法人東北地域づくり協会の「水辺・絆プロジェクト」による支援を活用し、イベントを開催。8月には「ひまわりイベント」が開催されます。

花畑の看板も、逢隈中学校の美術部員たちが手描きしたとのこと。地域全体で大切に育まれてきたことが伝わります。花と人、そして地域の想いが世代を超えてつながる場所です。

詳しい情報については、逢隈地区まちづくり協議会へお問い合わせください。

イベントの様子
画像提供:逢隈地区まちづくり協議会

訪問前に知っておきたい注意点

道案内看板
今後分かりやすいように田沢浄水場と同サイズの看板を設置予定(画像提供:逢隈地区まちづくり協議会)

「おおくま花畑」への道は砂利の細道で、カーナビ通りに進むと狭い坂道を案内される場合があります。
県道52号沿いの「田沢浄水場」や「おおくま花畑」の看板、のぼり旗を目印に右折してください。道幅も広く、安心して進めます。このルートは逢隈地区まちづくり協議会でも案内しています。

駐車場・トイレ・自動販売機はありません。飲み物など必要なものは事前に準備してから訪れましょう。
※来訪者の車は河川敷に駐車が可能です。堤防(土手)の通路は管理用通路のため駐車はできません。

また、ゴミは必ずお持ち帰りいただきますようお願いします。

さいごに

ひまわり畑の前でプロジェクトの看板を持つ人々
常磐線の車窓からひまわりを楽しめるよう、期間限定で徐行運転が行われるそうです(画像提供:逢隈地区まちづくり協議会)

「おおくま花畑」は逢隈地区まちづくり協議会を中心に、地域住民が育て続けてきた阿武隈川河川敷に広がる花畑です。

5月上旬には、珍しいクリムゾンクローバー約400万本が河川敷一面を真っ赤に埋め尽くし、8月中旬〜下旬には、地域住民や子どもたちが大切に育ててきたひまわりが花畑を黄金色に輝かせます。

花の美しさはもちろん、地域の歩みや人々の絆も感じられる「おおくま花畑」へ、ぜひ一度訪れてみてください。

おおくま花畑

住所:〒989-2383 宮城県亘理郡亘理町逢隈田沢上川前地内
電話番号:0223-36-8740(逢隈地区まちづくり協議会) Fax:0223-36-8741
E-mail : okumas@town.watari.miyagi.jp
駐車場:無料駐車場あり
アクセス
車を利用する場合
高速道路(所要時間:約40分〜1時間)
東北自動車道から仙台南部道路・仙台東部道路を経由し、亘理ICで降ります。一般道から県道52号線に入り、阿武隈川方面へ進んでください。
●一般道路(所要時間:約1時間)
仙台市内から国道4号線を南下、途中で国道6号線へ入り阿武隈橋を渡ります。
県道52号線へ入り、JR常磐線の高架下をくぐったあと2〜3分ほど直進。「田沢浄水場」や「おおくま花畑」の看板、のぼり旗を目印に右折してください。
●公共交通機関(所要時間:約50分〜1時間)
JR仙台駅からJR常磐線で「亘理駅」下車。駅からタクシーで約10分です。
県道52号沿いの「田沢浄水場」「おおくま花畑」の看板やのぼり旗を目印に右折し、直進すると河川敷に到着します。
※交通状況により、所要時間は前後する場合があります。
問い合わせ先:亘理町まちづくり協議会(公式サイト)
https://www.wa-tukuri.jp/
※サイト内の「逢隈地区まちづくり協議会」ページから、おおくま花畑に関する情報を確認できます。

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この記事を書いた人

kana

宮城県在住のKanaと申します。 芸術やアートが好きで、パステルアート作家としても活動しています。 Mediallでは、観光スポットやグルメ情報はもちろん、まだ知られていない宮城県の魅力を全国の皆様に発信していきます。

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