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建物  |    2023.12.27

愛媛の秘湯を探して~心のふるさと小薮温泉~

こんにちは、メディアールライターのおかめです。
さっそくですが、温泉が恋しい季節になってまいりましたね。
たまには、日常の喧騒を離れて静かな場所で時間を気にせず、ゆっくりと癒されたい…。

なんて、世捨て人みたいな気持ちになる時、皆さんもありませんか?

ちなみに、おかめは、ほぼ毎日思っています。
でも、世捨て人にはまだまだなれそうにないので、心行くまで癒されようと決めました。

ということで、いろいろ調べてみると…
愛媛の小京都といわれている大洲市の山奥にある温泉宿「小薮温泉」を発見しました。

おかめ「山奥の秘湯…いいじゃん!ここでおこもりしよう!!」

旦那さん「(またなんかよくわからない事を言い出したなという顔)」

旦那さん「こやぶ温泉??」

おかめ「小薮とかいて″おやぶ″と読むよ」

旦那さん「へぇ~」

聞くところによると、小薮温泉の泉質はまるで化粧水のようにトロトロで
道後温泉にも引けを取らない素晴らしい温泉だそうです。
温泉好きの間では、愛媛屈指の泉質を誇るとまで囁かれている小薮温泉…。

ますます気になるやん…!

今回は、4歳と2歳の子どもたちと一緒におこもり温泉へ行ってきたので
その様子も含めてご紹介していきたいと思います。

鳥居の向こうは大正時代の温泉宿でした

小薮温泉は、小薮渓谷のほとりにひっそりと佇んでいる歴史ある温泉宿です。
大洲市から30分ほど山の方に車を走らせて、道路をまたぐ大きな鳥居を抜けたら到着します。

森閑な里山に鄙びた温泉宿。小説の世界にもでてきそうな佇まいです…。

もうすでに最高にいい雰囲気が。

駐車場は、小薮温泉から少しだけ上ったところにありました。
入り口の野性味溢れる看板とレトロなモザイクガラスに心惹かれながら…

ガラリと扉を開けると、可愛らしい少女が帳場から顔をだしました。

少女「こんにちは~どちらさんですか~?」

おかめ「こんにちは~。今日、予約しているおかめです」

少女「ハイ!!!!!えっとぉ…だれだっけ?」

にっこりとほほ笑む少女、魔女の宅急便のキキちゃんかな…。
私も小さい頃、店番するシーンに憧れたなぁ…なんてしみじみ思っていると
ちゃんと従業員さんを呼んできてくれました。しっかりしてる。

受付で癒されて、本日のお部屋へ案内してもらいます。
非常にノスタルジックな階段を下りて、渡り廊下を曲がると、お部屋が見えてきました。

なぜか、急にハイハイで移動しだした長男。

本日のお部屋「楓の間」に到着です。

一般的な和室と広縁で、冷蔵庫、洗面台、トイレ(ウォシュレット付)がついています。
ちなみに、広縁からの景色はこんな感じです。

やまぁ~~~!!かわぁ~~~~!!
時雨の雨に趣深い里山の風景が重なり、えも言われぬ穏やかな気持ちにさせてくれます。

こんな時、私が松尾芭蕉だったら一句詠むというのに…
やった事もない俳諧の心が疼きました。

テレビもあります。

畳の心地よさに、一体化する兄弟たち。
どうやらテンションが上がるのは、大人だけじゃないようです。


愛媛の名湯にいざ参らん!

小薮温泉は、男湯(檜風呂)と女湯(岩風呂)に内風呂が一つずつあります。
露天風呂はありませんが、大きな窓がついているので、窓を開けると解放感抜群!!
一気に露天感増し増しで、木々の色付きや心地よい風を楽しみながら
ゆったりとお風呂に浸かれます。

泉質は無色透明なアルカリ性単純泉で、リウマチや神経痛、不眠などに効能があるそうです。
また、美肌の湯とも謳われています。

いざ、はいってみると、これがもう…
噂以上にとろとろで気持ちいいいいい!!!
シルクのように滑らかな肌触り、化粧水いらなくね?と思うほどの保湿力!!
ふんわりと身体を優しく包み込んでくれる最高の温泉でした。

ちょっと、想像してた以上に凄かったです。
「もうそろそろでよかな?」
と思って立ち上がっても
「いや、やっぱりもう一回つかっとこ」
って、何回も繰り返してしまうほど、病みつきになっちゃう魔の温泉。

多分、このやり取り1人で4、5回繰り返していたと思います。
傍から見たら変人ですね…誰もいなくてよかった。

小薮温泉の歴史を調べると、江戸時代末期に発見され、
明治時代には、湯治場として昔から多くの人々に親しまれてきたそうです。
昔の旅人たちも、ここで癒されて生きる活力をもらっていたんだなぁ~~
なんて歴史に思いを馳せながら、心ゆくまで堪能させてもらいました。
ちなみに、日帰りプランもあるそうです!

国の有形文化財でもある小籔温泉を探訪してみよう!

小薮温泉の創業は明治9年で、母屋は、大正中期に建てられたものだそうです。
国の有形文化財にも認定されいて、今でも2階の元客室が湯上りどころの
休憩所として現役で使用されています。

そんなすごすぎる母屋を探索するのも、小薮温泉ならではの楽しみ方です。

このお部屋が湯上りの休憩処、昔は客室だったと言われています。

レトロなガラスの扉をぬけると…

こんな感じの縁側が広がっていました。
くうう趣深し!!長男も「トトロいそーう!」と大喜びです。

映画「千と千尋」で千とリンが肉まんを食べてたところのシーンみたいな雰囲気でした。
後から調べたら、あんまんでした。今度あんまんもってきたいな。

豪華絢爛とはまた違う、無駄のないシンプルな造りが山の自然と絶妙に混ざりあい
どこから撮影しても絵になる空間が広がっています。

そして、湯上りテラスもありました。こちらは最近作られたそうです。

湯上りテラスからの眺めもノスタルジーです。

「思えば遠くにきたもんだ…」

なんて粋なこと呟いてしまいそうでした。しかし、このセリフなんだったかな??

続いて、これまた日本昔話のような囲炉裏のあるお部屋へ。

なんと!この囲炉裏のお部屋!!
1組様限定で、ここで夕食を食べる事ができるそうです!(要予約)

宿泊予約の際に、この囲炉裏のお部屋でのお食事も予約することができます。
ただし早い者勝ちです。

夕食に出してくれるお魚やお鍋を囲炉裏を使いじっくりと焼いてくれるそうです。
今回、先約がありとれませんでしたが、またリベンジしてみたいなぁと思います。

さて、子どもたちと夢中で探訪していたら、だんだん夜になってまいりました。
夜の小薮温泉もこれまた雰囲気抜群です。

木造のお宿にぼんやりと暖かい光が灯って、令和なのを忘れてしまいそうになります。
あたりは真っ暗で少し怖いですが、これも秘湯旅の醍醐味ですね。
夜の雰囲気を楽しんだら、いよいよ次のお楽しみ夕食の時間がやってきました。

じんわり沁みる美味しいお料理の数々

小薮温泉の夜ご飯は、地元の山菜や川魚、お野菜をたっぷり使った日本料理です。
食材のおいしさを引き立てる出汁の優しい味付けが一口食べることに
じんわりと口の中に広がります。もう、ここに住みたい。

こちらは、子どもたちのお子様ランチです。出てきた瞬間、
長男「うわぁ~~!!うれしい~~!!」
と大喜び、残したらもらおうと思っていたのに、全部食べていました(笑)
母としては、野菜や煮物がはいってるのも嬉しすぎるポイントです。

そして、私の記憶にキョーレツにインパクトを残してくれた一品がこちら…

ババンッ!!肱川でとれたアユの塩焼きです!!!
このアユなにがすごいって…

食べてびっくり。

子持ちアユなんです!!!!
子持ちアユ!!!それもパンッパンッに卵がはいっていて!!
もうアユを食べてるんだか、卵を食べてるんだか、わからない…
アユの香りとプチプチの触感、おいしすぎてお箸が止まりませんでした。

川魚の魅力は、あまごの里さんでも虜になっていましたが
アユも堪能して、さらに川魚LOVEに磨きがかかった気がします。

【まとめ】ふるさとって心の中にあるんやなぁ~。

お部屋に戻るとお布団が敷いてありました。ここは天国か。
おいしいご飯に、ぽかぽかお風呂、あったかい布団で…
あとは眠るだけだなんて!!子どもたちも思わず、でんぐり返り。
本当に、至れり尽くせりの旅でした。

山奥の温泉宿というのは、街中にある温泉街のような華やかさはないかもしれません。
しかし、そういった辺境にも関わらず、その名湯を求めて、今も多くの人々が訪れています。
昔から、癒しを与えてくれた小薮温泉だからこそ、大切に受け継がれてきているのだと実感しました。

小薮温泉で過ごす時間は、どこか特別で、ゆったりとした非日常的なひと時を味わえます。
そして、その時間は、小薮温泉でしか味わうことができません。
冒頭で「世捨て人になりたい」なんて思っていたはずが、
「世の中捨てたもんじゃないなぁ」なんて、生きる力をいただくことができました。

みなさんもぜひ、浮世に疲れた時は、自分だけのふるさと探訪に出かけてみてください。
「疲れたら愛媛」私は、全力で愛媛の名湯小薮温泉をオススメしたいと思います。

小薮温泉の情報

住所:愛媛県大洲市肱川町宇和川1433
電話:0893-34-2007
HP:http://www.oyabu-hotspring.com/

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この記事を書いた人

柴原おかめ

お母ちゃんフォトライター。あかねさすひうち灘とたたなづむ鳳凰山脈間の間にある四国中央市にて、子どもたちとのできごと、伝統産業、人のくらし、風土を中心に書いてます。

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