BMXは、子ども用の自転車でモトクロスを真似たことをきっかけに始まったとされるアメリカ西海岸発祥のスポーツです。根強い人気があるBMXですが、レースの練習場所があまりないのが難点。
川口市にある「ゴリラ公園」なら、本格的なオフロードコースでBMXのレース練習ができます。しかも利用料は無料。駐車場も完備しており、遠方からのアクセスも良好です。
この記事では、ゴリラ公園の特徴や設備を詳しくご紹介します。
市民の声から生まれたゴリラ公園
ゴリラ公園は、外郭環状線の高架下にあります。川口市が高架下の活用法を公募し、集まった市民のアイデアを反映させる形で誕生しました。「ゴリラ公園」という名称も、市民による投票によって決まったんですよ。地域の魅力や個性を生み出したことが評価され、平成6年には「手作り郷土賞」を受賞。
モトクロスコースや人工芝、ゴリラ像など、個性あふれるゴリラ公園は、川口市民だけでなく、BMX愛好家にも親しまれる公園となっています。
ゴリラ公園を象徴するゴリラ「ビッグ・ジョー」
まず紹介したいのが、ゴリラ公園の象徴である「ビッグ・ジョー」。時計の柱を曲げてしまうほどのパワー。迫力と威圧感がすごい・・・!ゴリラ公園では、悪いことはとてもできそうにありません。ちなみに数十分ごとに目が動くので、ぜひ現地でご覧になってみてください。
ビッグ・ジョーという名前ですが、写真では大きさが分かりづらいですよね。そこで、公園でくつろいでいた方にお願いしてビッグ・ジョーの横に並んでもらいました。
ちょっと怖い印象があるビッグ・ジョーですが、そこは公園の象徴。休日になると、多くの人がツーショットを撮影しています。凛々しい表情で公園の案内もしてくれているんですよ。
休日にはレースも開催されるコースでBMXを練習できる
ゴリラ公園のコースは試合でも使用されている本格派。連続でアップダウンのあるコブが続く「リズムセクション」やスピードを緩めずにコーナーを曲がる「バーム」など、コースセクションがしっかりと作られています。コースを整備しているのは、愛好者であるボランティアの方々。日常的に整備をしてくれているおかげで、快適にBMXで走行できます。
ゴリラ公園には、BMXの汚れを落とすための洗い場が用意されています。コースを走った後の土や汚れをしっかりと落としてから持ち帰れるのが嬉しいですよね。
BMXコースを利用するときのルール
コースを利用するにあたってルールが定められています。事故やケガを未然に防ぐために、しっかりとルールを守って利用しましょう。
BMXコースの利用ルール
・逆走はしない
・ヘルメットと手袋を身に着ける
・サンダル、半ズボンのときはコースを使用しない
・コースコンディションの確認と自転車の点検をする
・スタート台を使用するときは許可を取る
BMXコース上を人が通ることもあるので、コース内外にも気を配って利用することが大切です。
ストライダーは「ランバイク優先日時」に利用するのがおすすめ
BMXだけでなく、幼児に人気のストライダーもゴリラ公園で利用できます。
ただし、BMXコースはストライダー向けのコースではありません。自転車利用があるときは、ストライダーでの利用はできないのでご注意ください。
ストライダーで遊ばせるときは「ランバイク優先日時」での利用がおすすめです。
ランバイク優先日時は、ゴリラ公園公式サイトに明記されています。ランバイク優先日時は、BMXをはじめとする自転車のコース利用は禁止されているため、子どもをストライダーで遊ばせるのも安心です。
ただし、乗り方によってはケガをする危険があるため、お子さんから目を離さないようにしましょう。
BMXコースから離れた場所には、幼児〜小学校低学年向けの遊具もありますよ。
遊びや練習に疲れたら休憩所にGO!
BMXコースの横には、事務所兼休憩所があります。指定時間中であれば自由に利用可能です。椅子やテーブルがあってゆっくりと過ごせます。
ゴリラ公園に行ってみよう!
ゴリラ公園は、BMXの本格的なコースがある数少ない公園です。コースと駐車場、ともに無料で利用できるので、ぜひ足を運んでみてください。コースでの走行を希望する方は、事前に公式サイトでランバイク優先日時をチェックしておくとバッチリです。
ゴリラ公園 詳細
- 住所|埼玉県川口市芝4341
- 電話番号|048-242-6337
- 駐車場|あり(無料)
- 特記事項|
・12月31日~1月1日は、トイレ・駐車場の利用不可
・毎月第1日曜日の午前9時~午後3時までBMXコースの利用不可 - リンク|公式サイト