今回ご紹介するのは、「温泉のまち」三沢市で温泉からまちを元気にしている「三沢空港温泉」さんです。
三沢市には現在10の温泉が存在し、三沢市民や各地の温泉ファンにとって貴重な場所となっています。
温泉は以前から情報交換や交流の場でも親しまれていました。今日も各地でいろいろな情報が行き交います。
三沢市でも日本の温泉文化が今も保たれている。
現代風にいうと、エモい。ですね♪
外国人も行き交う温泉
三沢市のエリアによっては外国人が多く通う温泉もあり、市内では三沢空港温泉がダントツトップであるのも特徴。
お客様の比率として、地元や青森県内の人が約50%、外国人約30%、観光客など約20%。
温泉に通う外国人は「ザ!日本の温泉マナー」に慣れていて、しっかりルールを守り、自然に馴染んでいます。
お客様と共にある温泉
三沢空港温泉(古田修一代表)はその名の通り三沢空港近くにあり、1978年に創業、97年にリニューアルしました。
源泉かけ流し天然アルカリ単純泉で、定期的なメンテナンスや毎日夜中に清掃も行う。清潔感の保持にとても気を遣っています。
光熱費が更にかかる現在でも、そのスタイルを守り続けています。開業当初からの理念「お客様ファースト」の想いが今も守られているからです。
利用者からは「温泉がきれい」と好評で、一番風呂を楽しむために開店前から待つ人もいるくらいです。「従業員さんの挨拶で一日を気持ちよく始めることができる」と感謝の声も。
温泉を楽しむ空間・企画
三沢空港温泉は趣向を凝らし、より身近な温泉として楽しむことのできる空間を作っています。企画や観光振興にも意欲的で、温泉から地域を盛り上げることに熱心に取り組んでいます。
自ら商品開発・販売を手掛けるグッズ販売、回数券購入者を対象にした年3回のお楽しみ抽選会、広い通路の掲示板には、市内や周辺のポスターといった地元や観光などの地域の情報を提供しています。
また、温泉で力を入れている一つとして、オリジナルグッズの制作も行っています。
発案したのは、義父母や従業員と共に12人で力を合わせて温泉経営に取り組む広報課長の古田亜衣(ふるたあい)さん(30)です。高校時代に留学経験があり、英語が堪能。早稲田大学では心理学を学び、結婚を機に同市に移住しました。
空港近くにある三沢空港温泉は観光客の利用も多いことから、古田さんは「温泉グッズを三沢市のお土産として浸透していきたい」と熱く語ります。
返礼品にもなっている温泉グッズ
グッズは好評を博し、昨年からグッズの一部が三沢市のふるさと納税のお礼品にも採用されました。
オリジナルグッズ制作のきっかけはTシャツ。
元々は頑張ってくれる従業員への感謝のために古田さんが考え、デザイナーと打ち合わせを重ね、紺色のTシャツ完成にこぎ着けることができました。
何も言わなくても、従業員たちは自ら仕事で着てくれて制服のようになっていきました。
従業員の提案や客からの問い合わせを受け、試験的にTシャツを販売するとすぐに完売!その後も店頭やSNSに問い合わせが殺到し再販を決定、今へと至ります。
現在は温泉内で紺、えんじ、白の3色のTシャツを2,200円(税込)で販売。サイズはユニセックスのS~XXLとなっています。バスタオル1,600円(同)、ステッカー300円(同)も人気商品となっています。
デザインがオシャレで値段もお手頃であるのもとても魅力です。
古田さんは今後の展開として、
「お客様に喜んでいただける施設であり続け、お客様目線で取り組んでいきたい」
「永久に残すことのできる温泉にしていきたい」
と熱い目標を語ってくれました。
温泉から三沢市を元気にしてくれる素敵な温泉です。
ぜひ三沢空港温泉へ♪
施設情報
住所:青森県三沢市東岡三沢1丁目83-90
問合:三沢空港温泉 0176(53)4167
営業時間:午前5時~午前0時、定休日なし(メンテナンス時は休み)。
入浴料(税込):大人400円、小人50円(0~6歳)、中人150円(6~12歳)、1日券700円(同伴の小学生以下の子どもは入浴料のみ。複回数の入浴、1・2階のくつろぎスペース(午前5時から18時)利用可。
Instagram(インスタグラム):三沢空港温泉(@misawa_airport_onsen)