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地域応援ブランド  |    2024.09.17

子どもたちがIT技術を体験できる「デジタルスタンプラリー」企業×地域イベントの成果|Zooops Japan

2023年10月、北海道斜里郡斜里町にある北のアルプ美術館で「しれとこハロウィン」というイベントが開催されました。

敷地内の森にお化けカボチャなどハロウィンの装飾をして、デジタルスタンプラリーを実施。そのスタンプラリーのアプリを開発したのが、今回お話を伺った東京のIT企業「株式会社 Zooops Japan(ズープスジャパン)」です。

2019年から斜里町と「ICTを活用した地域活性化に関する連携協定」を結んでいるZooops Japan。

地域の子ども向けイベントに参加することで、一体何が生まれたのでしょうか。

子どもたちに大好評!デジタルスタンプラリー

「しれとこハロウィン」とは、世界自然遺産「知床」を有する斜里町が、町おこしや多世代交流促進のために企画したハロウィンイベント。

Zooops Japanが自社プロジェクトの一環として、森に隠された6つのQRコードをアプリで読み取ると景品が当たるというデジタルスタンプラリーを無償で提供しました。

QRコードを読み取ると、シマエナガやキタキツネなど知床の森の動物が出現し、スタンプがたまる。多くの子どもたちが楽しみながら参加しました。

2年目となる2023年は、2022年に出現した動物たちが成長した姿を見せる工夫や、レアスタンプでヒグマが登場する工夫をしました。子どもだったシマエナガが今度は母親となって現れ子どもたちと再会するという演出には、大人でもワクワクしてしまいます。

斜里町と東京という距離を超えた繋がり

イベント初日には、近くの小学4年生による学習発表会が行われ、Zooops Japanの社員も東京から駆けつけました。

発表会ではZooops Japanによるデジタルスタンプラリー開発の発表も行われ、子どもたちにIT技術を広める場となりました。

実際に参加した社員からは「子どもたちがデジタルスタンプラリーで楽しそうに遊んでいる姿を目の前で見ることができました。開発時に工夫したところに反応してくれていたのが嬉しかったです」という感想が寄せられています。

「ここでZooops Japanを知ったお子さんが、将来弊社に入社してくれたら嬉しい」とコーポレート本部の内山さん。

このイベントが“未来のIT技術者創出”のきっかけになるかもしれません。

Zooops Japanは2018年から「しれとこハロウィン」イベントに参画しています。

当初はVRを用いた「カボチャ探し」アクティビティを提供していましたが、コロナ禍によって一時中断。

2022年に感染防止対策に伴い「屋外でできるアクティビティを」という本部からの依頼で、QRコードを使用したデジタルスタンプラリーを開発することになりました。

「コロナ禍でイベントを楽しむ機会が少なくなっていたこともあり、デジタルスタンプラリーは大好評でした」と内山さんは振り返ります。

運営からも感謝の言葉をたくさんいただいたそうです。

Zooops Japanと地域創生

「しれとこハロウィン」イベントで生まれた地域との交流によって、社内にも地域創生の意識が芽生えています。

Zooops Japanでは、このイベントに参加する社員を毎年変えているそうです。

それは、連携協定を結んでいる斜里町が一体どんな場所なのかを、なるべく多くの社員に体験してもらいたいから。

現地を訪れた社員は、美しい景色を見たり美味しいものを食べたりと、知床の魅力を実際に体感できます。そして東京に戻ったら、イベントの様子や知床で体験したことを社内で共有します。

業務の一環として知床を訪れ、自然や地域の人々と触れ合う。Zooops Japanではこのような方法で地域と関わっているのです。

また、Zooops Japanでは年に1度、斜里町の生産者さんからアスパラガスを取り寄せ、社内でアスパラパーティーを開催しているのだとか。

「しれとこハロウィン」本部の方ともやりとりをするそうで、都内にいながら知床とつながる社内恒例イベントになっています。

今年のハロウィンイベントも乞うご期待!

「今後もIT技術を用いて地方に貢献できる取り組みをしていきたい」と笑顔で話す内山さん。

2024年の「しれとこハロウィン」イベントの準備もすでにスタートしています。

今年で活動10年目を迎える「しれとこハロウィン」ですが、残念ながら今回で最後になるそうです。Zooops Japanはデジタルスタンプラリーとはまた別の新たなIT技術で参加する計画を立てています。

一体どんなIT技術が知床に登場し、子どもたちはどのような反応をするのでしょうか。

テレワークやワーケーションの取り組みだけでなく「しれとこハロウィン」という地域イベントを通して斜里町の人々と交流するZooops Japan。

この取り組みが“IT企業における地域創生”のロールモデルになるのではないでしょうか。


※当記事に使用している画像は株式会社 Zooops Japanおよびしれとこハロウィン実行委員会より提供していただきました。

株式会社 Zooops Japan (ズープスジャパン)

所在地:〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1番地12-15 O・Sビル4F

TEL:03-5809-2668

URL:https://www.zooops-japan.co.jp

お問い合わせ:https://www.zooops-japan.co.jp/contact/

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この記事を書いた人

endang

房総生まれ房総育ちのWEBライター。 ライター名の「endang(えんだん)」とは、大学で専攻していたインドネシア語クラスで名付けられたニックネーム。 国内外問わず旅行やお出かけするのが好きだったおかげで、地元の良さを再発見できました。 生まれ育った場所だからこそわかる、木更津市・君津市エリアの魅力や想いをお届けします!

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