
2025年8月23日、海老名駅西口エリアにて「扇町おもいで祭り」が盛大に開催されました。
夏休み最後の思い出づくりにぴったりのこのお祭りは、子どもから大人まで誰もが楽しめる催しが盛りだくさん。さらに、地元団体や企業が一体となって新しい文化を創造し、未来のまちづくりと地域連携を力強く描く場となりました。多くの人々で賑わった会場の様子をご紹介します。
扇町おもいで祭りとは?

「扇町おもいで祭り」は、子どもや家族にとって“夏休み最後のおもいで”をつくってほしいという願いがこめられたイベントです。会場はららぽーと海老名のすぐ隣にある、海老名駅西口中心広場・プロムナード・エビーロード。今年で7回目の開催となり、約2万5000人もの来場者で賑わいました。
地元団体や企業が協力し、伝統文化から最新のエンターテイメントまで幅広いプログラムが用意され、地元ファミリーはもちろん、市外からららぽーとを訪れた人々も気軽に参加できるのが魅力です。
「扇町」は、海老名駅前一体開発の進展により、2015年に新しく誕生した海老名市で最も新しいエリア。そんな扇町から、新しい文化を生み出す柱となることを目指し、このお祭りは2017年に始まりました。地域が一丸となって創り出すこのイベントは、「地域全体で未来を築く」場となっていました。
プロムナード会場/エビーロード会場の様子

「プロムナード」と「エビーロード」会場には、海老名の有名店の屋台やキッチンカーがずらりと並びました。かき氷や焼きそば、地元グルメを片手に楽しむ人々で大賑わいで、多くの笑顔が溢れていました。

地域のランドマークである「ららぽーと海老名」や「レンブラントホテル」のほか、すっかり海老名の新名所となった「ロマンスカーミュージアム」、扇町に研究開発拠点を置く「リコージャパン」など、おなじみの地元企業もブースを出展。
企業と住民が一体となってまちを盛り上げている姿は、まさにコミュニティの輪が広がっているようでした。

ひときわ子連れファミリーが行列を作って集まっていたのは、扇町地区を管轄する「カミゴウ消防団(海老名市消防団第5分団)」のブース。ポンプ車展示や運転席での写真撮影会は、地元の子どもたちに大人気。
全国的にも珍しい消防団のユニークなPR活動は、地域に根差した取り組みとしてニュースで度々取り上げられ注目を集めています。

エビーロードの奥には音楽ライブスペースも設けられ、海老名や近隣市の高校生バンドがフレッシュな演奏を披露。若者たちのエネルギーが会場全体に広がり、熱気に包まれていました。
また、「鮎のつかみ取り」や「提灯・団扇づくりワークショップ」、「こども御輿」など、親子で楽しめる参加型イベントも充実。あちこちで子どもたちの歓声が響き、夏休みの素敵な思い出を彩っていました。
中心広場会場の様子

普段はロータリーとして使用されている「中心広場会場」には、立派なやぐらが組まれイベントの中心となりました。
会場には、口からミストを吹き出す大迫力の巨大ティラノサウルスのバルーンも登場。子どもたちは目を輝かせながら恐竜に手を伸ばし、涼しげなミストを浴びて楽しんでいました。

「昼の部」のオープニングを飾ったのは、市内外から集まったよさこいチーム。力強く、息の合った舞いが会場全体を魅了し、一気に祭りの熱気を高めました。
続いて、地元ダンススクールの生徒たちがパフォーマンスを披露。可愛らしいキッズから本格的なチームまで、多彩な踊りで観客の注目を集めました。さらに、海老名出身のアーティストによるライブも開催され、会場は熱気に包まれました。
そして、祭りのハイライトである「夜の部」では、地元のはやし保存会による和楽器演奏が会場を盛り上げました。日が暮れ提灯の明かりが灯る頃には、定番の盆踊りがスタート。
DJが登場して歌謡曲やJ-POPを流し始めると、会場の熱気は最高潮に。子どもも大人も一緒に輪になって踊る姿は、「古い」伝統と「新しい」エンターテイメントが融合する、多様な世代が交わる姿を映し出していました。
来年も行きたい!地域が一体となった海老名「扇町おもいで祭り」

「扇町おもいで祭り」は、盆踊りや和楽器演奏といった伝統文化と、ダンスやDJライブなどの現代的な催しが一体となり、世代や年齢を超えて人々が一つになれる場です。
地域が一丸となって盛り上がる光景は、発展著しい海老名ならではの、まちと人々の未来をつなぐ象徴のようでした。地域の温かさと活気に包まれたこのお祭り、来年はぜひ足を運んで“おもいで”を紡いでみてはいかがでしょうか。