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もの・こと  |    2025.12.09

高田馬場が「立ち寄りたくなる街」へ変わる1日|ばばフェス!みんなのウェルネスデイ2025開催レポート

2025年10月13日(月・祝)、東京・高田馬場の戸山公園 やくどうの広場にて、地域住民や来街者が「心と体の健康」や「地域とのつながり」を体感できるイベント「ばばフェス!みんなのウェルネスデイ2025」が開催されました。

ばばフェス!みんなのウェルネスデイ実行委員会が主催する「ばばフェス!」は、ファミリー層から学生・シニア層までの幅広い世代を対象に、高田馬場エリアの新しい魅力を発見できる体験型イベントです。

「イート・デリ」のブース
「eatDELI(イート・デリ)」のブース

マルシェ・物販ブースや体験エリア、地域回遊型スタンプラリー、クリーン活動など多彩なプログラムが用意され、地域を盛り上げたい店舗が多数出店。渋谷など高田馬場以外からも出店者が集まり、地域を越えた交流が生まれていました。

「麺やアニキ」のブース
「麺屋アニキ」のブース

ばばフェス!主催の株式会社ANは「個人の可能性を広げ、価値観でつながるコミュニティと仕事・事業をつくること」を企業ミッションとし、飲食店経営やエシカル日用品販売を通じて地域活性化に取り組んでいます。本イベントは、高田馬場を“立ち寄りたくなるまち”へと再構築することを目指して開催されました。

「BABA sauna」のブース
「BABA sauna」のブース

イベント概要

  • 開催日時 2025年10月13日(月・祝)11:00〜17:00
  • 開催場所 戸山公園 やくどうの広場ほか(東京都新宿区大久保3丁目5-1)
  • アクセス JR高田馬場駅戸山口より徒歩10分
  • 主催 ばばフェス!みんなのウェルネスデイ実行委員会(TEAM PTRD JAPAN®、株式会社AN)
  • イベントの目的・テーマ 「環境配慮・ウェルネス・地域協働」の視点を基盤に、通過点としての高田馬場を「立ち寄りたくなる街」へと再構築し、地域全体の魅力向上と持続的な賑わい創出を目指す

「ばばフェス!」会場の様子とイベント内容

渋谷のワインバル「HUIT(ユイット)」のブース
渋谷のワインバル「HUIT(ユイット)」のブース

マルシェ・物販ブースで広がる地域の輪

猫ラベルのお酒「UNO」の純米吟醸(写真提供:株式会社UNO)
猫ラベルのお酒「UNO」の純米吟醸(写真提供:株式会社UNO)

会場となった戸山公園には、地域の店舗や生産者が集まり、高田馬場の食や文化の魅力を発信するマルシェにさまざまな物販ブースが出店。

創作沖縄料理×ナチュラルワイン「BISTRO CHURA」の「グリーンぽーぽー」
創作沖縄料理×ナチュラルワイン「BISTRO CHURA」の「グリーンぽーぽー」

保護猫支援につながる日本酒のお店「UNO」やネパールでの雇用創出から生まれた「BIKAS COFFEE(ビカスコーヒー)」、ヒューマングレードのペットフード「イート・デリ」など、それぞれの出店者が持つ「想い」が詰まった商品が並びました。

「ビカスコーヒー」の「コーヒーチェリーソーダ」
「ビカスコーヒー」の「コーヒーチェリーソーダ」

13時頃には商品が売り切れている店舗も続出。常連客だけでなく、近隣住民や初めて訪れる来場者まで、多様な人々が行き交う会場は活気に満ちていました。

体を動かして健康を体感

「サワキジム」によるフィットネス体験
「サワキジム」によるフィットネス体験

公園の広々とした空間を活かした体験エリアでは、参加者が実際に身体を動かし、健康増進を体験できるパークフィットネスプログラムが実施されました。

整体院「ユーテラス」のブース(写真提供:ユーテラス)
整体院「ユーテラス」のブース(写真提供:ユーテラス)

妊活・マタニティケア専門の整体「ユーテラス」や、コワーキング&サウナ施設「BABA sauna」、二胡専門店「樺南二胡楽堂」など、多様なサービスを提供する出店者も参加し、来場者はさまざまな「健康」や「文化」体験に触れていました。

「樺南二胡楽堂」による二胡体験
「樺南二胡楽堂」による二胡体験

地域を巡るスタンプラリー

「京都利休のわらび餅」のブース
「京都利休のわらび餅」のブース

イベント当日から約1か月半の期間、高田馬場エリア内の店舗を巡る地域回遊型スタンプラリー企画を実施。スタンプ数に応じて記念品や特典が用意され、イベント当日だけでなく継続的に高田馬場を訪れるきっかけづくりになりました。

楽しみながら街をきれいに

ウェルネスクリーン活動の様子(写真提供:ばばフェス!みんなのウェルネスデイ実行委員会)
ウェルネスクリーン活動の様子(写真提供:ばばフェス!みんなのウェルネスデイ実行委員会)

「運動しながら街をきれいに!」をテーマにした「ウェルネスクリーン活動」では、チーム対抗形式で楽しみながら清掃活動を実施。優勝チームには特典が用意され、ゲーム感覚で参加できる仕組みが好評でした。

継続的な賑わいを生み出すために

「Nature(ナチュール)」のブース
「Nature(ナチュール)」のブース

「ばばフェス!みんなのウェルネスデイ2025」は、単なる地域イベントではなく、高田馬場という街の新しい可能性を切り拓く挑戦でもありました。

環境配慮とウェルネス、地域協働という3つの視点を基盤に、さまざまな背景を持つ出店者が集まり、それぞれの「想い」を発信。

ハンドメイド&オーガニック「maki×maki」のブース
ハンドメイド&オーガニック「maki×maki」のブース

来場者は、体験型のプログラムや出店者との出会いを通して、健康の重要性と地域とのつながりを体感する1日となりました。

主催の株式会社AN広報・大江さんは「来年も再来年も継続して開催する意向で、規模拡大を目指している」と語ります。

「身近な街の再発見」という文化が、より大きなムーブメントへと育ちつつあります。通過点としての高田馬場を「立ち寄りたくなる街」へと再構築する取り組みは、始まったばかりです。

次のお出かけ先に、高田馬場を選んでみてはいかがでしょうか。新しい発見と出会いが、きっとあなたを待っていますよ。

出店ブース(順不同)
主催者情報

ばばフェス!みんなのウェルネスデイ実行委員会

地域の有志による継続的なゴミ拾い活動を原点として醸成してきた「身近な街の再発見」や、「地域の店舗間の協働」「心や健康にとってよいものを自ら選択する」という文化を地域共創の体験型イベントに落とし込み、拡張させていくことを目指すために起ち上がりました。

環境配慮・ウェルネス・地域協働の視点を基盤に、通過点としての高田馬場を「立ち寄りたくなる街」へと再構築し、地域全体の魅力向上と持続的な賑わい創出を狙っています。

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この記事を書いた人

大崎 沙織

宮崎県出身、東京都中野区在住のWebライター。 結婚を機に住み始めた中野区の面白さに魅了され「中野のディープな魅力をもっと広めたい!」との思いからMediallで執筆することになりました。 前職はホテルマン・ソムリエ。シャンパンと唐揚げが大好物です。

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