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もの・こと  |    2026.02.26

和牛もお茶も日本一!鹿児島県の至宝「のざき牛」が放つ芳醇な香りとワインが奏でる至福のマリアージュを体験

2月9日の「肉の日」、日本橋で開催された「和牛日本一かごしま県産和牛フェア」に参加しました。主役は鹿児島県産和牛の最高峰という呼び名も高い「のざき牛」です。

鹿児島県は和牛だけでなくお茶の生産も日本一を誇る食と香りの宝庫でもあります。

今回は、至福のワインペアリングとともに、生産者の情熱が結実した地域ブランドの真髄をレポートします。

日本初の個人名ブランド「のざき牛」とは?生産者の情熱が育む鹿児島の至宝

鹿児島県産和牛が和牛日本一を冠するなか、その頂点の一つとして君臨するのが「のざき牛」です。

最大の特徴は、日本で初めて「個人名」がブランド名として認められた和牛であることです。通常、和牛は「松阪牛」や「米沢牛」のように産地名(地域名)を冠するのが一般的です。しかし、のざき牛は生産者である「有限会社農業生産法人のざき(のざき牧場)」の名を冠しています。

そこには、既存の地域ブランドの枠組みを超えた、圧倒的なこだわりと事実があります。

妥協なき品質・最高ランクへのこだわり

のざき牛として出荷されるのは、鹿児島県産の黒毛和牛のなかでも日本食肉格付協会が定める格付においてA4ランク以上を満たすものに厳選されています。さらに、のざき牧場から出荷される牛の約7割が最高ランクのA5を記録することもあり、その歩留まりの高さと品質の安定感は業界内でも驚異的とされています。

2. 牛の飼育への責任感

のざき牧場では、牛の体調に合わせた独自の飼料配合を行い、ストレスを与えない環境づくりを徹底しています。また、生産から出荷までを一貫して管理しており、「誰がどのように育てたか」を明確にしています。この透明性が、国内外のシェフや美食家たちから絶大な信頼を寄せられる理由となっています。

3. 鹿児島から世界へ羽ばたく至宝

のざき牛は、国内の数々の共進会で最優秀賞や金賞を受賞しているだけでなく、海外への輸出も積極的に行われています。鹿児島という豊かな土地が育む自然の恵みと、生産者の職人気質な情熱が融合した結果、日本を代表する最高級ブランドとしての地位を確立しました。

鹿児島県産という誇り、そして「のざき」という名の責任。その両方が唯一無二の味わいを生み出しているのです。

実食レポート・22,000円のフルコースと多種多様なワインが奏でる至福のペアリング

2月9日の「肉の日」に、日本橋の夜景を望むXEX日本橋の洗練された空間で「和牛日本一かごしま県産和牛フェア」が開催されました。

本フェアで提供されたのは、鹿児島の豊かな自然の恵みを、イタリアンに昇華させた全6皿の特別コースです 。ここでは、そのなかでも特に印象的だったペアリングをご紹介します。

のざき牛のラグー × シャルドネ

料理: 鹿児島県産和牛(のざき牛)のラグーと新じゃが芋のニョッキ 山菜のフリットを合わせて

ワイン: バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド(シャルドネ)

のざき牛の旨味が凝縮されたラグーソースに、ホクホクとした新じゃが芋のニョッキが絶妙に絡み合います。 シャルドネが持つふくよかな果実味はラグーの濃厚なコクを優しく包み込んでくれました。 さらに、山菜のフリットが放つ春の香りが心地よいアクセントとなり、華やかに鼻を抜けていきます。

のざき牛の盛り合わせ × サンジョヴェーゼ

料理: 鹿児島県産和牛(のざき牛)の盛り合わせ マディラワイン 白なす

ワイン: サルヴァトーレ・ロッソ(サンジョヴェーゼ)

メインを飾るのは、のざき牛の部位ごとの個性を一度に堪能できる贅沢な盛り合わせです 。マディラワインを使用した甘美なソースが、お肉が放つ芳醇な和牛香をより一層引き立てています。

ここに合わせたサンジョヴェーゼの適度な酸味が、のざき牛の良質な脂をさらりと流します。一口ごとに口内がリセットされ、新しい感動を呼び起こしてくれる至福のペアリングでした。

日本一の茶葉と旬の果実が奏でる香りのフィナーレ

コースの締めくくりを飾るのは、鹿児島が誇るお茶と果実の共演です。

お茶の特香園「雪ふか極」 

和牛だけでなくお茶の生産でも日本一を誇る鹿児島県において、老舗・特香園が手がける「雪ふか極」が登場しました。深く濃厚な旨味と気品ある香りが、お肉料理の芳醇な余韻を優しく包み込み、心地よく整えてくれます。鹿児島を象徴する贅沢な一杯でした。

文旦とカッサータ

最後の一皿は、旬の「文旦(ぶんたん)」を添えたカッサータです。文旦特有のフレッシュでほろ苦い柑橘のアロマが、口の中を爽やかにリセットしてくれます。クリーミーなカッサータの甘みと文旦のみずみずしい酸味のコントラストが素晴らしく、五感すべてが満たされる心地よい幕引きとなりました。

真鯛から文旦まで・五感で辿る鹿児島のストーリー

今回のコースは真鯛のカルパッチョにはじまり、文旦とカッサータで締めくくるという一つの物語のような構成でした。

最初の一皿から最後の一服まで、鹿児島の豊かな自然と生産者の情熱がバトンを繋いでいく。そのストーリー性がいつもの食事を超えた深い感動を与えてくれました。

食の感動が未来をつなぐ・地方創生の新しい発信の形

今回のフェアを通じて強く感じたのは、自治体と民間企業が手を取り合うことで生まれる圧倒的な発信力の強さです。

「美味しい」という直感的な感動から始まり、それが記憶に深く刻まれる。その心地よい体験が、生産地である鹿児島への興味や再訪へと繋がっていく。

これこそが、地方創生におけるブランディングの理想的な姿ではないでしょうか。

都会の洗練された空間でスポットライトを浴びるのざき牛は、鹿児島の誇りそのものでした。地域が育んだ至宝が海を越え、そして場所を変えて人々の心をつかんでいく姿には地方創生の明るい未来が見えます。芳醇な味わいと感動が、多くの食卓やレストランへと広がり、鹿児島の豊かな食文化を牽引する力となることを願ってやみません。

のざき牧場 詳細

会社名有限会社農業生産法人のざき
代表取締役野﨑 喜久雄
本社所在地鹿児島県薩摩川内市御陵下町7-47
※事務所所在地は中村農場
公式HPhttps://nozaki-farm.jp/brand.html
村農場所在地鹿児島県薩摩川内市中村町

XEX日本橋 施設詳細

施設名XEX日本橋(ゼックスにほんばし)
所在地東京都中央区日本橋室町2丁目4-3 YUITO
日本橋室町野村ビル4階
公式HPhttps://www.xexgroup.jp/nihonbashi
電話番号03-3548-0065

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この記事を書いた人

ハラカズコ

大田区出身・在住のメディアライター&アロマクリエイター。「まちに根ざした視点」で、香りと文化が交わる瞬間を文章と企画に落とし込みます。Mediallでは、多様な文化や伝統、価値観がカオスに混ざり合いながら、レトロでありながら最先端でもある「東京」の魅力を発信中。「懐かしいのに新しい」「混沌としているのに心地いい」──そんな二面性を大切にしながら、読者の五感に響く記事を届けています。

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