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もの・こと  |    2026.06.13

【埼玉県熊谷市】本好きが集まる静かな熱気!「第5回古民家で本と遊ぼう!めぬま本の沼」レポート

スマホが普及し「読書離れ」が叫ばれる時代。それでも本を愛し、愛しすぎて沼にハマる人たちがいます。

2026年3月29日、熊谷市にある古民家「めぬま館」の中にある「むすぶん堂2階」で開催された「第5回 古民家で本と遊ぼう!めぬま本の沼」に行ってきました。本を愛する人たちが生み出す「静かなる熱気」に圧倒された1日をレポートします。

「めぬま本の沼」って何?

「めぬま本の沼」は、もともと桐生市で開催されてきた本好きのためのイベント「古民家で本と遊ぼう!」を、初めて熊谷市・妻沼(めぬま)地域で開催したものです。

出店者がこだわりの本を持ち寄って販売する「古民家本屋さん(新刊・古本・ZINEなど)」をはじめ、おはなし会やビブリオバトルなど、本好きにはたまらない企画が盛りだくさん。

今回の会場となった「むすぶん堂」さんは、妻沼聖天山(めぬましょうてんざん)の縁結び通りに位置しています。そのため、本の沼にハマるのもよし、合間にレトロな街並みを楽しむのもよし。1度で2度おいしいイベントとなっています。

会場に入った途端に感じた「静かなる熱気」

会場に着いたとき、中では「古民家本屋さん」が開催されていました。本屋とイベントは同じ空間で行われており、イベントがない時間帯は本の販売が中心になっていたようです。

中学・高校時代はよく本を読んでいたものの、大人になるにつれて本から遠ざかり、気づけばSNSやネット記事を流し読みする日々。そんな私がこのイベントを楽しめるのか、最初は少し不安がありました。

けれど、その心配はまったく不要でした。

メインは本の販売ですが、グッズやイラストの販売もあり、ちょっとしたマルシェのような雰囲気。

日頃本に馴染みのない方でも、十分に楽しめる空間になっていました。

並んでいるブースを見ていくと、ほぼ猫の本だけを揃えているブースや、妖怪に関する本のみを集めたブースなど、ひとつひとつに強烈な個性があります。

出店者の皆さんの本への情熱は本物で、お話を聞いたり、並んでいる本を眺めているだけで、次々と新しい発見がありました。

本好きの方はもちろん、久しぶりに本と向き合いたい方にも、きっと何か響くものがあるはずです。

初めての「ZINE」との出会い

この日、私は2冊の本を購入しました。初めて手に取った「ZINE」というジャンルの本です。

「ZINE」という言葉は聞いたことがありましたが、実際にどんな本なのかよくわかっていなかった私。手にしてみると、作者の「これを届けたい!」という気持ちがページから伝わってきて、何となく心があたたかくなりました。

商業出版とは違う、個人が「伝えたい」という思いだけで作り上げた本。その熱量が、手のひらから直接伝わってくるような感覚でした。こうした体験は、このイベントに参加しなければまず味わえなかったものです。それだけでも来た甲斐がありました。

本屋だけじゃない!工夫されたイベントに圧倒!

「めぬま本の沼」では、本屋に加えてさまざまなイベントも開催されました。

優しい口調で進められた「おはなし会」では、しばらく遠ざかっていた絵本の魅力を改めて実感しました。絵本の読み聞かせというと子ども向けのイメージが強いですが、大人にとっても豊かで贅沢な時間です。子どもの頃を思い出しながら、久しぶりに絵本を手に取ってみたいとも思いました。

この日最後のイベント「ビブリオバトル」では、本を愛する人たちが「推し本」の魅力を5分間で語ります。5分というと長いように感じますが、推しの魅力を伝えるにはとても短い時間です。それでも、参加者それぞれが本の魅力を的確に、そして熱量を持って言葉にしていました。

参加者は中学生からご年配の方まで幅広く、「本が好き!」という思いに年齢はまったく関係ありません。

優勝したのは最年少の中学生。選んだ「推し本」は内容が難しいと思いましたが、それでも「読んでみたい」と思わせる説得力がありました。本への愛情は、言葉ににじみ出るものなのかもしれません。

次回開催に期待!

「第5回」と銘打たれている「古民家で本と遊ぼう!」はこれからも続いていく見込みです。

ただし、開催場所は毎回未定とのこと。今回は熊谷市・妻沼地域での初開催で、これまでと内容も変えて実施したと主催者の方から伺いました。今回が好評であれば、次回も「むすぶん堂」さんでの開催を検討しているそうです。

会場の最後まで途切れなかったお客さんの数と、本を愛する人たちの熱気。それを肌で感じた私には、今回のイベントは大成功のように思えました。

国宝がある妻沼地域 × 古民家 × 本屋さん。

この組み合わせは、想像以上にしっくりきます。

本から離れていた私でさえ、気づけば2冊の本を手にして、イベントに最後まで夢中になっていました。もしかしたら、これが「沼にハマる」ということなのかもしれません。

次回の開催も決まっています。 2026年6月20日(土)、場所は群馬県富岡市の「古民家カフェ桑庵(そうあん)」さんです。ひと箱古本市やZINE紹介・読書会など、本好きにはたまらないプログラムが並んでいます。今回参加できなかった方も、ぜひ次回足を運んでみてください。

基本情報
  • 名称:「古民家で本と遊ぼう!」
    ※「めぬま本の沼」は「古民家で本と遊ぼう!」の第5回目のイベントです
  • 開催時期:不定期
  • 開催場所:未定(毎回会場が異なります)
    ※詳細は下記のInstagramをご覧ください。
    ※次回は「古民家カフェ桑庵」さんにて開催が決定しています。
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この記事を書いた人

香川とあ

熊谷市在住のWebライターです。結婚を機に一度離れた熊谷にUターンし、改めて魅力に気づきました。「この街のことをもっとたくさんの人に知ってほしい!」「地元で輝く方達を応援したい!」そんな思いを込めて情報をお届けします。

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