地方創生メディア  Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

もの・こと  |    2024.11.25

尾張旭市の人気ベーカリー|本拠地を移転しさらに愛される店へ

愛知県尾張旭市の中心部から西に車を走らせた、区画整理中の住宅地に店舗を構える「ブーランジェリー レキップ ド コガネイ」さん。

「レキップ」とはフランス語で「チーム」という意味です。

2024年6月、名古屋市の人気お出かけスポット「東山動植物園」の近くから移転しました。

1年中観光客でにぎわう都心から、落ち着いた郊外へ「チームの本拠地」を移転した理由とともに、自慢のパンをご紹介いたします。

ドライブ中でも散歩中でも立ち寄れる店構え

すっかり秋めいてきた10月の終わりに、お邪魔しました。

平日といえども、老若男女問わずお客さまが絶えません。

昼過ぎに売り切れる日もあるとのこと。

シンプルな外観にさりげなく看板を掲げておられ、一見するとベーカリーに思えないかもしれません。(実は筆者も一度通りすぎてしまいました……)

駐車場はゆったりと停められるスペースが3台分確保されています。

店舗前の道はメイン通りから1本なかに入っているので、焦って駐車する必要はありません。

自転車で来店されている方もいらっしゃいました。

駐車場横にある看板には、息子さんが書かれたかわいい文字が使われています。

ショップカードには娘さんの描いたパンのイラストが散りばめられています。
ご家族とともにお店をつくりあげていけるのは、理解があってこそ。

ご家族の絆を感じますね。

現在はシンプルな看板の余白に、尾張旭市の東隣に位置する瀬戸市の名品「瀬戸焼」の絵付師さんがイラストを施してくださるそう。

地域とタッグを組んで、お店づくりをしていく姿勢に感銘を受けます。

イラストは2025年になってからのお披露目です。

どんな色で彩られるのか、今から楽しみですね!

階段をのぼると入口があり、黒板に書かれた本日のおすすめは季節を感じるラインナップで期待がふくらみます。

そして入口横には犬用のリードフックがあり、こまやかな心づかいが感じられます。

愛犬家の方も散歩の途中に安心して立ち寄れますね。

それではお店のなかに入ってみましょう。

魅力がつまったショーケース

扉を開けると、木のぬくもりを感じるショーケースと奥さまのすてきな笑顔がお出迎え。

奥ではシェフが次々とパンをオーブンで焼き上げています。

店のなかいっぱいに広がったパンの香りで、幸せな気分に浸れること間違いありません。

ベーカリーというと、パンを選びながらトレーにのせていく店が多いので、小さなお子さんを連れていくにはハードルが高いことも。

こちらはガラス越しにショーケースのなかのパンを選べるのが、子育て中のママにはうれしいポイントです。

この日はスイーツ系を中心に20種類ほどショーケースに並んでいました。

焼き上がったパンは都度補充されます。

たくさんの種類が並ぶので、数は控え目に、とても見やすいディスプレイを心がけていらっしゃる印象でした。

シェフがつくったおいしいパンを奥様が笑顔で手際よくピックアップしてくださり、素敵なチームワークを感じられます。

季節を感じるパン

この日、筆者は秋らしく、芋・栗・かぼちゃを使ったパンを中心にチョイスしました。

そのなかから、小腹を満たすランチにぴったりなキッシュをご紹介しましょう。

「栗マロンかぼちゃのキッシュ」です。

ネーミングからして、ホクホク感に期待が高まります。

自宅のオーブントースターでリベイクしていただきました。

サクサクのパイ生地、たくさんの具、流し込まれたアパレイユが三位一体のおいしさです。

具はかぼちゃだけでなく、玉ねぎもたっぷり入っていて、かぼちゃの甘さと相性抜群。

食感のコントラストも最高です。

キッシュはどうしても味が濃くなりがちですが、こちらのキッシュは塩味が控え目で、素材の味を引き立ててくれています。

季節ごとにどんな素材を味わえるかが楽しみな一品でした。

他にいただいたパンはしっとりときめ細かな質感で、シェフの丁寧な仕事ぶりが感じられます。

思わず「おいしい!」と口に出してしまうほど、何度も食べてみたくなる味が、老若男女に愛される所以ですね。

郊外でお客さまに優しい店づくりを

「ブーランジェリー レキップ ド コガネイ」さんは、パン好きのあいだではかなりの有名店で、筆者も移転前の店舗に伺ったことがありました。

名古屋市内で確固たる地位を築いたにもかかわらず郊外に店舗を移した理由や、今後について聞かせていただきました。

ーー名古屋市内の季節問わずにぎわう人気スポット近く、いわゆる「いい立地」から郊外に店舗を移転した理由はなんでしょうか?

原材料費や人件費などが上がり続けるなか、固定費を抑えたいと思ったのが理由のひとつですね。

また、以前の店舗では駐車場を十分に確保できなかったのですが、郊外では車で来ていただくにも不便がないよう、駐車場をつくれると思ったのも理由です。

ーーそうなんですね。固定費が抑えられれば商品の値段や質を保てるので、お客さまにも喜んでいただけますよね。郊外では車での移動が当たり前ですから、そこもうれしいポイントです。郊外に店を構えたことで以前との違いはありましたか?

駐車場があるので、天候の影響を受けることなく、お客さまがいらっしゃいます。

また、車で持って帰れるので、まとめ買いをしてくださるお客さまも増えましたね。

ーー車で来ると、たくさん選べるのでついつい買いすぎてしまいます(笑)最後に、今後、どのようなお店にしていきたいかをお聞かせいただけますか?

こまめに商品を入れ替えながら、長く愛されるお店を目指していきたいです。

おわりに

チームの本拠地を都心から郊外に移されましたが、おいしいパンを届ける気持ちとお客さまに寄り添う優しさは変わりません。

お客さまのいろいろなシチュエーションを考えたうえでの移転は、すでにブランディングが確立している「ブーランジェリー レキップ ド コガネイ」さんにとっては強みでしかないのです。

尾張旭の土地でもお客さまとの絆を大切に、チームを育んでいくことでしょう。

これからの成長に期待は高まるばかりです。

みなさん、季節を感じられるおいしいパンを目当てに尾張旭へ足を運んでみてはいかがですか?

店舗情報

ブーランジェリー レキップ ド コガネイ

住所:〒488-0064 愛知県尾張旭市北原山町鳴湫1720-1

TEL:0561-76-2333

営業時間:9時~16時(パンが完売した場合、早めに閉店する可能性あり)

定休日:月曜日・火曜日

詳しくは公式HPInstagramをご覧ください。

記事をシェアする

この記事を書いた人

momoko.hama

愛知県出身・在住のフリーライターです 好きなこと/料理・お酒・旅行・スポーツ観戦・ファッション 自分の好きな街の素敵なところを綴っていきます 「日本の真ん中・中部」にたくさん遊びにいらしてください

関連記事