2005年に開港した、愛知県常滑市にある国際空港「中部国際空港」。「セントレア」の愛称で親しまれるこの場所は、国内海外問わず日々たくさんの人に利用されています。
そんなセントレアに、飛行機を目の前で見ることができる穴場スポットがあるのをご存じでしょうか?
この記事では、セントレア直結・入場無料で遊んで学べる空のテーマパーク「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」の最新情報をご紹介します。
空港直結!壁に描かれた飛行機が目印の商業施設
セントレアは名古屋鉄道空港線「りんくう常滑駅」直結の空港です。駅に到着すると目の前に案内板があり、そこを右折すると空港に入っていきます。大半の人がその案内のまま右折するのですが、案内板の左側をよく見ると、何やら飛行機のアイコンが。
今回ご紹介する場所は、この案内の通り左折した先にある動く歩道を進んでいった先にあります。
セントレアは2025年で開港20年。これからも東海の空を支えて欲しいものです。
さて、動く歩道に乗ってしばらくすると、何やら壁に飛行機が大きく描かれた施設が見えてきました。
これが今回の目的地「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」です!
なお、描かれている飛行機はボーイング787。今も世界を飛び回っている現役の主力機です。
飛行機を見ながらグルメを堪能!フードコート「シアトルテラス」
施設に入ると白い壁が印象的なオシャレな空間に迎えられます。入口をまっすぐ進んでいった先は1階から3階まで広い吹き抜け構造になっており、そばにあるエスカレーターを降りると、ここが日本だと思えないような光景が広がっていました!
ここは「シアトルテラス」。ボーイング社の本拠地がシアトルにあることからそう名付けられたこのエリアには、愛知県のブランド牛である知多牛からラーメン、うどんといった定番商品まで様々な飲食店が並んでいます。
海外感溢れるここだけの外装に心が躍りますね!
実は、3階にあるスターバックスコーヒーもシアトル生まれ。日本にいながら本場さながらの雰囲気を感じられる唯一無二の店舗です。
フードコートで頼んだメニューは施設内のテラスエリアで食べることができます。コンセントも完備されており、ノマドワーカーにもオススメできるスポットです。
施設内にテラスがあっても、外が見えないから意味ないじゃん!
普通の施設ならそうなりますが、FLIGHT OF DREAMSのテラスは外を見ません。
そう、飛行機を見ます。
席によっては翼をパラソルにして寛ぐこともできます。
この翼は飛行機・ボーイング787のもの。たとえ飛行機好きでなくてもテンションが上がる、ここだけの特別な景色です。
近すぎてカメラに収まらない!ボーイング見放題の「フライトパーク」
エスカレーターで1階に降りると、ついにこの施設の主役がお目見えします。
室内で見る飛行機は滑走路を遠くから眺めた時とはけた違いの迫力です。
こちらのボーイング787の初号機は、2015年7月7日にボーイング社からセントレアに寄贈されたもの。ボーイング787はその部品の約35%が中部地方で製造されており、この機体はいわば中部地方に「里帰り」しているのです。
エンジンは見学台が設置されており、ちょっとジャンプしたら触れそうな距離まで近づくことができちゃいます。
なんとなんと、コックピットまで無料で見ることができます。
実際にパイロットたちと同じ見方で外を見れるなんて、こんな贅沢なことがあるでしょうか…!
すぐそばには計器類の説明パネルもあり、どれがどんな機能をしているのか照らし合わせることもできます。滞在時間は一組3分程度となっているので、後ろのお客様の迷惑にならない範囲で楽しんでくださいね。
老若男女全員が楽しめる工夫がたっぷり
飛行機のすぐそばには大型遊具があり、筆者が訪れた時もたくさんの子どもが遊んでいました。(一部遊具の利用は有料)
また、2階のフードコートには「こあがり席」という靴を脱いで寛げるスペースがあり、授乳室やバリアフリートイレも完備されています。無料簡易ロッカーもあるので、旅行などで荷物が多い方でも安心して楽しむことができます。
フライトパークを堪能したら、帰り道はショッピングもできます。ここだけの限定商品もありましたよ!
FLIGHT OF DREAMSには、セントレアのお仕事紹介コーナーなど、まだまだ紹介しきれないほどの展示があります。旅行でセントレアを利用する方は、旅の前後にぜひFLIGHT OF DREAMSにも立ち寄ってみてくださいね。