
2026年5月9日(土)と10日(日)の2日間、東京ビッグサイトで「FIELDSTYLE TOKYO 2026(フィールドスタイル トーキョー 2026)」が開催されました。
「暮らしと遊びの総合展示会」をテーマに掲げる同イベントは、500以上の出展ブースが並び、5万人以上を動員する日本最大級のアウトドアの祭典です。
経営者コミュニティ「どうだい?」からも20社が出展し、2日間にわたり来場者や出展者同士で活発な交流が行われました。
東京初開催のFIELDSTYLEに、出展企業はどのような想いで臨んだのでしょうか。
この記事では活気あふれる1日目の様子をリポートします。
FIELDSTYLEに挑む事前会議の様子はこちら。
東京初開催の『FIELDSTYLE』に出展する「どうだい?」ブース 出展のための作戦合宿に密着! | 地域創生メディア Mediall(メディアール)
初日は予定よりも15分早く開場。東京ビッグサイトに多くの人が集まる

「FIELDSTYLE」は2017年にスタートした、暮らしと遊びをテーマにした国内最大級のアウトドア展示会です。プロジェクト開始から10周年を迎えた今回は、例年の愛知県開催から舞台を東京に移し、初めてのビッグサイト開催となりました。

開場予定時刻の15分前には入場が始まるほど来場者は集まり、会場内は早くも熱気に満ちあふれていました。

手作りの段ボール製鳥居も注目を集めていました(写真提供:どうだい?)
公式SNSのフォローで「どうだいくん」グッズが当たる段ボール製のガチャも登場。愛知開催を上回る来場者数を見込んで数量を増やしたものの、グッズは午前中からみるみる減っていったそうです。

町工場プロダクツ8社が集結。スプーン作りのワークショップも

「どうだい?」ブースには食品やものづくり企業、アップサイクル素材を扱う企業など、個性豊かな20社が集結しました。
そのうちの一つが、全国の町工場が集まって活動する精鋭集団「町工場プロダクツ」です。金属加工や革製品、樹脂成形など、専門性の異なる8社が今回初めてFIELDSTYLE TOKYOに出展しました。

手がける八王子工材株式会社と有限会社小沢製作所は今回が初コラボ
ブースでは真鍮の板をハンマーで叩いてスプーンを作るワークショップも実施。夢中で作業する人も。

伊藤金属総業の伊藤徹郎さんは、どうだい?内のコラボで生まれた鹿革の名刺入れを携えて出展。「どうだい?」の記事に掲載されて以来、問い合わせが増えたといい、「信頼のあるメディアに載ってからは、見ましたという声を多く受け取っています」と笑顔で話してくれました。

FIELDSTYLEは初の出展となる町工場プロダクツ。「どうだい?」と提携したのは2024年の夏であり、運営者の眞鍋さんは今回の出展を次のように話します。
「本来こうしたイベントは中小企業にとって負担が大きいもの。今回出展できたのは『どうだい?』さんの支援が大きい。ポテンシャルを十分に発揮できるメンバーが集まったので、こちらからも貢献できると感じています」
初日の午後にはブース内のレイアウトをすぐに変更するなど、来場者の流れを見ながら即座に動ける行動力も町工場プロダクツの強み。これまでさまざまなイベントに出展してきた経験は、FIELDSTYLEでもいかんなく発揮されていました。
段ボールとアパレルブランド2足のわらじで活躍。経営者の想いにも注目

「どうだい?」ブースで目に入るのが段ボール製の大きな鳥居。手がけたのは、新潟を拠点に段ボール・プラダン・緩衝材などを製造する株式会社グローの野本昌宏さんです。
株式会社グローは、1個から対応できる小ロット生産とデザインから製造まで一貫して手がけるワンストップの強みを持ちます。今回のFIELDSTYLEでも、その強みを生かしてブースのシンボルとなる段ボール製の鳥居を制作しました。
代表の野本さんは白血病の骨髄移植を経験したことで、人生観も変わったとのこと。
「生かしてもらった命なので、ただで戻るわけにはいかないと感じました」
そう語る野本さんはもともとアパレル業界出身であり、病気の療養中に事業の計画を組み直したそうです。会社の「物を包むデザイン」と個人で立ち上げたアパレルブランドの「人を包むデザイン」という2つの軸で活動を続け、個人ブランドの売上の10%を骨髄バンクや白血病研究基金に寄付し続けているといいます。

「地元だと同業者と競合したり、情報が漏れたりするリスクもある。でも『どうだい?』はお互いコラボに前向きな人が集まっており、その点が魅力のコミュニティです」と野本さん。
翌週には交流がきっかけで出会ったサプリメント会社との打ち合わせが予定に入っており、イベントでの出会いにも意欲的に取り組んでいます。
防空壕できくらげを栽培する話題の企業も初出展

この日、防空壕きくらげを販売していたのは、発熱ヒーターを製造している株式会社熱源の船崎帆洸さん。
「購入した土地に防空壕が発見されたのが15年ほど前のこと。はじめは地域の子どもたちに戦争の歴史を伝える遺跡として保存していました。その後農協のアドバイスでキノコの栽培を試みたことがきっかけで、生きくらげの栽培に成功しました」

防空壕内は年間を通じて16度前後に温度が安定しています。熱源の技術で栽培に適した25度に室温を調整し、じっくり時間をかけてきくらげを育てているようです。
防空壕きくらげは、ビニールハウスで育てるものとは違う美味しさが特徴であり、食べれば一発でわかると船崎さんは話します。同社のきくらげはテレビや新聞に取り上げられるほか、川崎市のふるさと納税返礼品にも選ばれるほど話題に上りました。

2026年はじめに「どうだい?」に加入した同社は、FIELDSTYLEの出展も初めて。
「防空壕できくらげ、というだけでみなさん注目してくれますね」と船崎さんは穏やかな笑顔で話してくれました。
【1日目を終えて】
自分たちの技術や想いを届けたい

この日の「どうだい?」ブースには、段ボール製の鳥居や防空壕で栽培されたきくらげ、上質な鹿革の名刺入れなど、各社の個性が光る逸品が並びました。その全てに、「長年BtoBで磨き上げてきた技術を、直接ユーザーの手へ届けたい」という経営者たちの熱い想いが込められています。
合同出展という形で一歩踏み出し、コミュニティの絆を通じて新たな出会いも生まれるFIELDSTYLE。2日目はどのような絆が生まれたのでしょうか。
2日目のリポートは後日配信予定
FIELDSTYLE公式サイト:FIELDSTYLE | 日本最大の遊びの祭典フィールドスタイル




