かわちイルミネーション!
…名前と評判だけは私も聞いていました。凄く綺麗だ、感動した!と。
「そもそも『かわち』ってどこですか? …大阪?」
いえ、全く違います。茨城県にある「稲敷郡河内町」。かわちまち、という小さな町なのです。
「…県内のどのあたりでしょうか?」
茨城県の南端には「利根川」が流れています。五霞町などの例外を除き、千葉県との境目になっている所が多い。河内町は、利根川沿いの北岸の町。霞ヶ浦の南方で、成田国際空港の北西。茨城県側から見れば、成田への玄関口のような位置にあります。
この町で、例年、冬の時期に大規模なイルミネーションを実施しているのです。2025年度は、11月2日から2月15日にかけて実施。本記事では、この「かわちイルミネーション」の様子を、私なりにレポートしていきます!
かわち水と緑のふれあい公園
開催場所は『かわち水と緑のふれあい公園』です。開催時間は、原則「17時から21時まで」で、一日に4時間限定。イルミネーションですから、暗くならないと始まりません。
まず、案内板の説明文を引用してみましょう。

『ようこそ 稲穂の里の素敵な光の贈り物 かわちイルミネーション
かわちイルミネーションは、2018年より開催され、かわち水と緑のふれあい公園をぐるっと囲むように、河内町の四季をイルミネーションで表現し、見る人訪れる人を温かく包み込むように光り輝く冬の新たな風情として未来へつなげていきます。
「稲穂の里の素敵な光の贈り物」を是非お楽しみください』
稲穂の里! これほど河内町を端的に表現している言葉はありません。というのも、この町は稲作がとても盛んで、産出される「かわち米」は県の内外で高い評価を得ているからです。
「米どころ、なんですね。春の田植えから秋の収穫までは忙しそうですね…」
だからこそ、稲作の農閑期である「冬」に、町をイルミネーションで盛り上げよう!という意図があるのかもしれません。

四季を表現している、という言葉通り、順路は「春ゾーン」など、それぞれの季節に即して設けられていました。
水と緑のふれあい公園、ですので、大きな沼をぐるりと囲むように順路がつくられています。橋もイルミネーションで彩られています。かわいい蝶々のデザインのライトもありました。

橋を渡って、沼の向こうを見てみると…。
大きな木に青いライトが飾られており、その明かりが沼の水面にぼうっと映っています。これぞ「逆さイルミ」。何という幻想的な風景…!

「…明かりに見とれて、沼に落ちないように気をつけないといけませんね」
その通りです。看板にも「あぶない!」という注意喚起がされており、救命の浮き輪なども完備されています。

見る者の心を奪いそうになるイルミネーション。だからこそ、安全にはしっかりと気を付けて進んでいきたいですね!
たくさんの映えスポット
私は会場を巡る中で、あることに気付きました。
それは、いわゆる『映えスポット』がたくさん設置されていることです。例えば、ハートマークのイルミネーションが映える場所に設置されていました。「どうぞ、ここで撮影してください!」そんな主催者側の意図がはっきりとわかる、心憎いほどの演出…。家族でも、カップルでも、もちろん一人であっても、印象的な記念写真が撮れそうです。実際、会場にはたくさんの方が集まってきており、思い思いにその美しさを楽しんでいました。

キラキラとした、明るい演出だけではありません。しっとりとした雰囲気のある道も多い。恋人同士ならば、特に忘れられない思い出になりそうです。

「な、何だ、これは!」
私が目を奪われたのは、突然、地面に映し出された幾何学的な文様でした。これは…プロジェクションマッピングだ!

木々に明かりがあるだけではないのです。このような遊び心のある照明もしっかりと用意されている。見る人を飽きさせない…。来場者を楽しませよう、という想いがにじみ出ているような光景です。

グループやご家族で来られている方たちも、この照明には大喜びの様子でした。「河内町」「かわちイルミネーション」のPRも、しっかりと映し出されています。
豊作の中の「かわち丸」
町のPRができる機会ですから、河内町のイメージキャラクターである「かわち丸」も大活躍です。自らイルミネーションになっています。

かわち丸は、河内町特産品のお米とレンコンをテーマに生み出されたキャラ。顔がお米、体がレンコン、腰にあじさいのベルト…。とてもユニークな造形ですね!
さて、数多くの感動に満ちあふれる会場の中で、特に私が「凄い!」と思ったのは、このスポット!
奥に「かわち丸」。手前には、稲作に欠かせない「かかし」。そしてその間には、秋の収穫の時期をイメージしたキラキラと黄金に輝く「稲穂」の明かり…!

「これは、…冬なのに、豊作だ、大豊作だ!」
豊穣の喜びにあふれ、今にも踊り出したくなりそうな、そんな素晴らしい情景。この豊作のイメージを、イルミネーションで表現するという発想が本当に素晴らしい、ナイスアイデア!と感じました。
…感動したら、何だかお腹が空いてきました。
冬の夜です。さすがに寒いので、少し身体がポカポカする温かいものをいただきたい…。そんな来場者の気持ちも、主催者側はお見通しなのです。イルミネーションの会場の横、駐車場の近くには、たくさんの美味しそうな屋台が並んでいました。

湯気が立ち昇る美味しそうなモツ煮! 揚げたての唐揚げ! スパイシーなカレー! その他にもたくさんの魅力的なお店が立ち並び、来場者の皆様も目を輝かせていました。
目でもお腹でも美味しく温かく楽しめる、かわちイルミネーション。
会場付近は市街地の明かりがほとんど無く、田園が広がる地域です。その夜の闇の中におごそかに浮かび上がるイルミネーションに近付いていくだけで、「おおっ!」と声を上げてしまうこと間違いなし!
2025年度は、2026年2月15日(日)までの開催です。ぜひ皆様も、この感動的なイルミに見入ってみてくださいね!
水と緑のふれあい公園
〒300-1312 茨城県稲敷郡河内町長竿5412
◆公共交通機関:駅から遠く離れており、また、夜間の開催ですので、自動車で向かうことをお勧めします。
◆自動車:最寄りの高速インターは、圏央道の「稲敷インター」です。インターを降りて南下し、河内町に入り、利根川手前の「長竿東」の交差点を西に曲がれば、右手に見えてきます。
西の利根町方面から向かう場合には、河内町役場沿いをまっすぐ通り過ぎて、しばらく東に道なりに進むと左手に見えてきます。
約300台の駐車場は無料です。イベント時には臨時駐車場も設けられます。しかし、土日は特に混雑しますので、時間に余裕を持って向かうことをお勧めします。




