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もの・こと  |    2026.02.24

「和牛日本一」は鹿児島県だった!味わって実感したおいしさだけじゃない理由

日本本土最南端に位置する鹿児島。

温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの土地で育った和牛が、「日本一」だということを知っていますか?

正直なところ、「鹿児島県産和牛」と聞いても、ピンと来ないという方も多いのではないでしょうか。

私自身も、鹿児島といえば黒豚やさつまいも、芋焼酎のイメージはあっても、「和牛」という印象はあまりありませんでした。

そんな中で参加したのが、2026年2月9日に東京・日本橋のXEX日本橋で開催された「和牛日本一鹿児島 至高の饗宴」です。

鹿児島県の「東京食肉市場まつり2025」PR事業の一環として行われたこの1Dayイベントは、和牛日本一である鹿児島県産和牛を実際に味わいながら、その魅力や背景を知ってもらうことを目的に開催されました。

実際に料理を味わいお話を聞く中で、なぜ鹿児島和牛が日本一と呼ばれているのか、その理由が少しずつ見えてきました。

鹿児島県産和牛を使ったコース料理を味わって

会場では、鹿児島県産和牛を使ったコース料理が提供されました。

真鯛のカルパッチョから始まり、鹿児島県産和牛のひとつ「のざき牛」のラグー、そして部位ごとの盛り合わせをいただきました。

まず印象に残ったのはその香り。和牛特有の重さやクセはなく、やさしく香ばしい香りがふわっと立ち上がります。

ラグーは口に入れた瞬間にほどけるようなやわらかさで、脂の甘みがゆっくりと広がる味わい。濃厚なのに重くならず、最後まで心地よく食べ進められました。

盛り合わせでいただいたヒレ肉は、身がしっかりとしているのに驚くほどやわらかく、噛むほどに旨みがじんわりと感じられます。

同じく盛り合わせでのもうひとつの部位・サーロインは、脂はしっかりと濃厚なのに、不思議と後味はあっさりとしていて重たさが残りません。口の中で脂の旨みが広がったあと、赤身のジューシーなやわらかな甘みが続き、噛むほどに肉そのもののおいしさが伝わってきました。

「おいしい」だけじゃない。鹿児島和牛が日本一と呼ばれる理由

脂は濃厚なのに重くなく、赤身の旨みもしっかりと感じられる。確かに「おいしい」けれど、なぜ日本一なのか。イベントの中では、その理由についても伺うことができました。

実は鹿児島県は、和牛の飼養頭数がおよそ35万頭と全国一を誇る、日本最大級の和牛産地なのだそう。

さらに、5年に一度開催される全国和牛能力共進会では、令和4年大会で全9部門のうち6部門で1位を獲得。平成29年大会に続き、二大会連続で「日本一」の栄冠を手にしています。

温暖な気候と豊かな自然に恵まれた土地で、生産者が一頭一頭に手をかけながら育てた鹿児島和牛。肉質のきめ細かいサシと、脂の融点が低くまろやかな甘みがあることも大きな特徴です。実際に食べたときに感じた脂の軽さ(=重くない印象)は、こうした特徴によるものなのだと感じました。

ちなみに、今回の「のざき牛」も含まれる「鹿児島黒牛(鹿児島県産黒毛和牛を総称するブランド)」の歴史は古く、明治時代には全国に先駆けて畜産試験場が設置され、おいしい牛肉づくりの研究が始まっています。羽島牛や加世田牛、種子島牛など、地域ごとに飼育されていた牛を改良し続けて生まれたのが現在の「鹿児島黒牛」です。

長い時間をかけて続けられてきた改良と、恵まれた自然環境。その中で育てられてきた鹿児島黒牛が、世界にも誇れるブランド牛へと成長したのだと感じました。

食べて知った鹿児島の魅力

これまで食材について名前は知っていても、その背景まで考える機会はあまりありませんでした。けれど、実際に味わいながら話を聞くことで、食材の向こう側にある土地や、生産者の存在を自然と意識することができました。

ただ「おいしい」で終わるのではなく、その食材がどこで、どんな環境で育てられてきたのかを知ること。その体験こそが、地域を知るきっかけになるのだと感じました。

東京で知った鹿児島産和牛の魅力。もし鹿児島を訪れる機会があれば、ぜひその土地の空気の中で味わってみたいと思います。

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この記事を書いた人

endang

房総生まれ房総育ちのWEBライター。 ライター名の「endang(えんだん)」とは、大学で専攻していたインドネシア語クラスで名付けられたニックネーム。 国内外問わず旅行やお出かけするのが好きだったおかげで、地元の良さを再発見できました。 生まれ育った場所だからこそわかる、木更津市・君津市エリアの魅力や想いをお届けします!

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