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もの・こと  |    2024.03.01

本物のお花ピアス|幸せを届ける愛知県のハンドメイドショップ「Bonheur(ボヌール)」の魅力

本物のお花があしらわれた、ナチュラルで可愛らしいモチーフが目を引くアクセサリーショップ「Bonheur(ボヌール)」。


愛知県を中心に活動している、ハンドメイド作家ユナさんが店主のお店です。
理学療法士という本業がありながら、ハンドメイド作家としても活躍しているユナさん。
そんなユナさんに、アクセサリーを作るうえでのこだわりや、今後の活動についてお話を伺いました。

お花のモチーフが可愛いBonheurのアクセサリー

理学療法士への道を歩む途中で見つけた「アクセサリー作家」という夢

店頭に並ぶ可愛らしいアクセサリーの数々

ーーー店名「Bonheur」(ボヌール)について、この名前を店名にしようと思った理由を教えてください。

「Bonheur」はフランス語で「幸せ」という意味があるんです。
私が作ったアクセサリーをつけてくださった方に、少しでも幸せな気持ちを感じていただきたくてこの名前をつけました。

ーーーとても可愛い店名で、ユナさんが作る可愛らしいお花のアクセサリーにぴったりです!ユナさんはどういった経緯でハンドメイド作家になったのでしょうか。

ハンドメイド作家になったのは、もう7年ほど前になります。
そのとき私は23歳で、理学療法士を目指して勉強中でした。


国家試験チャレンジ中の勉強漬けの日々のなかで、趣味を活かしたもので生活に楽しみが欲しくて始めたのがきっかけです。
元々細かい作業をするのが好きだったこともあって、ハンドメイドでアクセサリーを作り始めました。
それをメルカリで販売し始めたんです。

ーーー当時は、今のものとは全く違ったテイストのアクセサリーを作っていたとのこと。それでもメルカリ販売で着実にファンを増やしていったのですね。

勉強の合間の気分転換に始めた趣味の延長のようなものだったので、お客様に受け入れられてそれが商品として売れるというのは、なんだか不思議な気持ちでしたね。
でも確かに、メルカリで売れ始めたのをきっかけに、自分のブランドをしっかりと確立できたような気はしています。

なんとなく作り始めたときと違い「今後はお花を使ったアクセサリーを作ろう」とブランドの原型のようなものができたのもこの頃です。
アクセサリーを販売させていただける委託先のショップも見つかり、メルカリ販売は卒業しました。

「友達に会いに来るような気持ちで遊びに来てほしい」ユナさんの思い

笑いの絶えない楽しそうな接客風景

ーーー現在は、対面出店や委託出店と幅広く活動されていますよね。対面出店をしようと思ったきっかけはあったのでしょうか?

委託先のお店の方から、対面のイベントがあるから出てみなよって誘われたのがきっかけです。
地元から近いところでの開催だったので、出てみようかなって。
結果は惨敗でした(笑)
誰も立ち止まってくれないし、本気で自信喪失しました。

でも、落ち込んでそのまま諦めなくてよかったなと思います。
あの経験があったからこそ、今の自分に繋がっているので。

人見知りな性格で、今でも対面出店は得意じゃないというユナさん。それでも、ユナさんが出店するとたくさんのお客様が集まります。

ーーー接客の仕方などで何か気を付けていることはあるのでしょうか。

私はぐいぐい購入を勧めるような接客はしません。
私自身、そういう接客をされたら嫌なので、自分がされて嫌なことはお客様にもしないと決めています。

私が作るアクセサリーを可愛いと見に来てくださるお客様は、本当に優しくて素敵な方たちばかりです。
お客様のほうから声をかけて気遣ってくださる方も多いので、そういうときは販売そっちのけで、友達とおしゃべりするような感覚で接客してしまっていますね。


接客らしい接客は今でも苦手ですが、来てくださるお客様にはお喋りしながら気軽にアクセサリーを見れるような空間を楽しんでいただければと思っています。

ーーーハンドメイドの売りってまさにそこじゃないでしょうか。既製品を買うのとは違って、店主さんとのやり取りの楽しさもハンドメイド販売の魅力の1つですよね。

「本物のお花をモチーフに」こだわりの制作過程

アクセサリーを選ぶ真剣なお客様の姿も……

ユナさんが作るアクセサリーのなかでも、ひと際目をひくのはそのモチーフの繊細さ。唯一無二のお花モチーフの秘密にせまります。

ーーーユナさんのお店にはいろいろな年代のお客様がいらっしゃる印象ですが、どんな年代の方が多いのでしょうか?

本当にバラバラです。
学生さんが来てくださることもありますし、同世代の方もいらっしゃいます。
親子で来てくださる方もいます。


親子仲良くいらっしゃって、お互いに色違いのものを試着しあって楽しんでいるのを眺めていると、とてもほほえましいですし、嬉しく思います。
幅広い年代の方に受け入れてもらっているのはありがたいですね。

本物のお花が埋め込まれた繊細なモチーフ

ーーーアクセサリーには本物のお花を使っているんですよね!お花を使おうと思ったきっかけやこだわりはありますか?

まず、私自身がお花が好きだというのが一番の理由です。
普段からお部屋に飾ったりして、私にとっては生活の一部なので。
それに本物のお花はそれぞれ色味や形がちがうので、1つとして同じものはないんですよね。
そういう唯一無二の特別感を持ったアクセサリーを作ることにこだわっています。

さらに言うと、一つひとつの作業を丁寧にすることを心がけています。
本物のお花を使っているので、それをアクセサリーの形にするまでには工程がとても多いんです。
生花をドライフラワーにして、レジンに埋め込んで、研磨して、コーティングして……。
可愛く仕上げるのはもちろんですが、クオリティを守るためにはどれも手を抜くことはできないんです。

ーーー最近はハンドメイドのパーツが市販品で簡単に入手できるものも多いですが、こだわりのパーツはやはりハンドメイドでないと作れないのですね!ちなみにデザインはどんな風に決めているのでしょうか?

デザインは、作りながら決めていくことが多いです。
Bonheurのアクセサリーは2WAY仕様のものが多いことが特徴なんですが、大抵はボトムス部分から制作します。
ボトムスができてから、細かい色味を調節したお花のトップ部分を作る……という流れです。

ーーー2WAYアクセサリーって、市販品だとあまり見かけませんよね。お客様にはどんなメリットがあるのでしょうか?

やはり気分に合わせて色々なアレンジを楽しめることですよね。
トップだけでシンプルに着けたり、ボトムスの部分を手持ちのアクセサリーに付け替えたり。
工夫次第でアレンジの仕方は無限に広がります。

どうせアクセサリーを買うのであれば、お得に色々楽しんでもらいたいんです。
そういう気持ちで、2WAY仕様のものを沢山制作しています。

「愛知県からハンドメイドを届けたい」ユナさんの今後について

ユナさんのセンスが光る洗練されたブース

ーーーそれにしても、これだけの工程をすべて1人でやっているのが驚きです!本業をしながらどうやって時間を作っているのでしょうか?

基本的には毎日コツコツ作業、ですよね。
定時で終わる仕事なので、計画を立てやすいんです。
それでもやっぱり制作は夜中心ですし、イベント前は朝の4時まで作業をすることもざらにあります。

ーーーこだわりのアクセサリーを作るのには、時間も必要ですよね。そういえば、ユナさんはアクセサリーだけでなくブースの作り方にもすごくこだわっていますよね!

ありがとうございます。
やはり、世界観は大事にしたいという思いが強いです。
アクセサリーが可愛く作れても、ブースが可愛くないとお客様は楽しめないですから。

ナチュラルな雰囲気を大切に、ホワイトカラーを多く取り入れてアクセサリーをキレイに見せるようにしています。
什器1つにしても、手は抜けません。
理想のものが売っていないときは自分で作ります。
実はインテリアとして飾っているお花は、ドライフラワーにしてアクセサリーにすることもあるんです。

ーーーこれからお店に遊びにいらっしゃるお客様は、ブースのインテリアにもぜひ注目していただきたいですね!今後はどのような活動計画をたてているのでしょうか?

私の本業は理学療法士です。
それは今後も変わりません。
ハンドメイドも今までと変わらず、お花をモチーフにしたナチュラルな雰囲気を大切にしたものを作って届けられたら……と思っています。

今後ライフスタイルが変わったとしても、ハンドメイド作家として長く活動していければと思っています!
活動は愛知県が中心にはなりますが、東海3県を含めいろいろな場所で皆さんとお会いできたら嬉しいです!

お花モチーフが魅力の、ユナさんが作るアクセサリー。
完成までの工程には、こだわりが沢山詰まっていました。
ハンドメイドが好きな方なら、ユナさんのアクセサリーの虜になること間違いなしです。
自分だけのBonheur(幸せ)を探しに、ぜひユナさんに会いに出かけてみませんか?

ユナさんの活動状況はこちらから

店名:Bonheur(ボヌール)
住所:東海3県のイベントに主に出店
営業日・営業時間:不定期
連絡先:Instagram DMから

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この記事を書いた人

こうの亜子

愛知県出身、愛知県在住。情報通信技術系のサービス企業で派遣社員として勤務しつつ、ハンドメイドアクセサリー作家としても活動中のハイブリッドWebライター。好きなものは鰻、苺のタルト、映画「マイインターン」。田舎よりも都会が好き。最近は韓国美容にはまってます。ハンドメイド作家の経験を活かして、あまり知られていないオンリーワンのものづくりさんたちの活動をお届けします。

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