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もの・こと  |    2024.03.29

30年来の憧れの地・軽井沢に移住しカフェを開業した6年を振り返って|篠原義三さん(NONE cafe 軽井沢)

大阪で会社を経営されながら大好きな軽井沢に30年通い続け、ご夫婦で移住を考えた時に出会ったのが、軽井沢町内を流れる「湯川」沿いの土地。故郷・高知が山も川も海もある土地柄から、海は無理でも川が近くて気に入ったと購入を決断。そうして篠原さんの軽井沢ライフが始まりました。

「NONE cafe 軽井沢」は、2018年夏にオープンした自家焙煎コーヒーとスイーツを提供するカフェです。店内は完全オープンテラス型で、湯川のせせらぎや、軽井沢らしい森、集まってくるリスや野鳥を見ながらコーヒーを楽しめます。

思いもかけなかった紅葉のプレゼント

ーー5年くらい前から軽井沢に来た折に利用させてもらっているのですが、初めての人はお店の入り口からは緑豊かで静かな場所とはなかなか想像できませんね。

(篠原さん)ええ。この土地の購入を決めたのが1月でした。その時期はほとんど落葉していましたから、春になれば緑に囲まれると思っていました。が、色鮮やかな紅葉がすぐ目の前にあることまでは全く意識していなかったです。

移住したらカフェをやることだけは決めていた

ーー軽井沢には毎年大阪から通われて、将来はお好きな土地に移住したいという気持ちを実現されましたが、カフェはこれまでのお仕事の中で携わったご経験がお有りでしたか。

(篠原さん)いや、全くなかったです。別荘に暮らすのとは違い、

移住するのであれば周囲の人たちと繋がる手段としてカフェがいいだろう

と思っただけで。家を建てる段階でカフェの部分となる屋根・壁・基礎を作ってもらって中は後から考えるといった具合で、移住即開業ではありませんでした。

経験値「0」からのスタートだったが

(篠原さん)開業後も何か変化をつけないとと考え、自家焙煎にチャレンジし、それが徐々に評判を得て店のメインのコーヒーとなりました。

ーーそれは良かったですねぇ。

(篠原さん)軽井沢の土地柄なのかはわかりませんが、ご近所の皆さんはオリジナルなものを好む方が多いと感じます。

ーーご苦労や試行錯誤も多かったですか。

ニーズがあるだろうと以前は出していたランチも、コーヒーでゆっくりされるお客様と早く食事を召し上がりたいお客様が混在してちぐはぐになったので、ランチを止めてデザートの種類を増やしたりして、今のスタイルに落ち着きました。

リスや野鳥にかこまれて

ーーここはリスとの遭遇率が高いので、人を連れてきた時にとても喜んでもらえます。

(篠原さん)客席の側が川べりなのが幸いして、リスや野鳥・水鳥なども多く見られます。そんな移住当初には考えていなかった店の付加価値があるおかげで、たくさんのお客さんに楽しんでいただけています。お店の youtube もお客さん自ら作ってくださり、本当にありがたいことです。

ーーここに来れない時期でも、お店の facebook の動物がアップされているのを見るのも楽しみなんです。

(篠原さん)カメラもね、ここに来てからやり始めたんです。この場所が、いろいろなことを私達夫婦にもたらしてくれました。

立地は、あの「ツルヤ軽井沢店」から車で3分

アメーバブログ#ツルヤ」(4000件超)や、instagram#ツルヤ軽井沢店」(3500件超)などで発信され、オリジナル商品が軽井沢セレブに人気のスーパーマーケット「ツルヤ軽井沢店」。

その「ツルヤ軽井沢店」の入り口を抜け店舗の裏側に出てみると、木々に遮られて単なるくぼみのようですが、ここに湯川が流れていて、対岸に「NONE cafe 軽井沢」があります。

車で3分。google map が示す距離は800m。徒歩でも行けちゃう距離ですね。

「NONE cafe 軽井沢」への道順は、「ツルヤ軽井沢店」の国道18号線に面した南側の出口を左折し

湯川ふるさと公園を案内する看板が見えたら左折(残り400m)します。未舗装路に車を進めてじき到着です。

なお、営業日が 月・金・土・日 であることはくれぐれもお忘れなく。

NONE cafe 軽井沢(ノネカフェかるいざわ)店舗情報

URL  https://nonecafekaruizawa.wixsite.com/mysite
instagram https://www.instagram.com/nonecafekaruizawa/
住  所 長野県北佐久郡軽井沢町長倉2778-15​
TEL     090-7119-2637
営業時間 月・金・土・日 各日10:00~16:00
定休日  火曜日、水曜日、木曜日

(画像協力:NONE cafe 軽井沢)

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この記事を書いた人

Kunie

20代で首都圏エリアの情報誌のライターをしていました。その後、一般企業に転職。東京から長野へ移住、単身赴任、親の介護を経て子供の独立を機に退職。地元誌のインタビュー記事を担当させていただいたご縁から、20代から長いトンネルを経て、またライターで働いてみようと日々奮闘中です。

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