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もの・こと  |    2025.12.12

バドミントンで取り戻す青春!本気の社会人チーム「KALIDIA」が目指す日本一の夢  │ 長野県伊那市

KALIDIA、バドミントンチーム、伊那

長野県伊那市に、社会人スポーツクラブチームの常識を塗り替え、活発なコミュニティを形成しているバドミントンチームがあります。

その名は「KALIDIA(カリディア)」。

部活動のような熱量と一体感、そして「本気で強くなりたい」という向上心で結ばれた彼らは、設立からわずか数年で地域を越えた注目を集めています。

なぜKALIDIAは、これほどまでに人々を惹きつけ、急成長を遂げているのか?

代表の春日胡桃(かすがくるみ)さんに、チーム設立の原点から、数ある社会人クラブチームとは一線を画す独自の運営スタイル、そして彼女たちが描く壮大な夢について、じっくりとお話を伺いました。

場所を失った寂しさから生まれた「決意」のチーム

KALIDIA、バドミントンチーム、伊那

――まずは、胡桃さんとバドミントンの関わりについて教えてください。

私にとってバドミントンは「幼い頃からずっと生活の中心にあるもの」という感覚です。学生時代の部活動から社会人になってもずっと続けていて、本当にバドミントンが大好きなんです。

しかしコロナをきっかけに、私が所属していた社会人チームが解散してしまったんです。練習する場所、一緒に高め合える仲間を失ってしまい「このままバドミントンができなくなるのかな」と、とても寂しく虚しい気持ちになりました。

――その状況から、ご自身でチームを立ち上げよう、という決断に至ったのはなぜでしょうか?

「このまま終わらせたくない」「本気でバドミントンをしたい」という思いが消えず、「それなら自分たちで作ろう!」と決意しました。以前所属していた社会人チームでチームメイトだった宮澤真帆さんと、2022年3月に立ち上げたのが「KALIDIA」です。

最初は本当に小さなスタートでした。私と宮澤さん、周りで支えてくれる人も含めて4〜5人から始まり、インスタグラムや地域のバドミントン教室で仲間集めをしました。

少人数のスタートでも、何より「またバドミントンができる!」という喜びは非常に大きかったですね。

――チーム名の「KALIDIA」には、どのような想いが込められているのでしょうか?

KALIDIAは、自分の名前とギリシャ語の「胡桃」に由来しています。自分の名前を背負って、本当にやりたいバドミントンを追求したい想いを表現しました。

家族も同然のこのチームが、関わる全ての人の人生を熱く豊かにするものであってほしいと願っています。

本気の社会人チームで青春をもう一度!KALIDIA独自の「熱狂環境」

KALIDIA、バドミントンチーム、伊那

――KALIDIAは、数ある社会人バドミントンチームと比べても、活動スタイルが非常に個性的だそうですね。

一番大きな個性は「社会人のための所属制クラブチーム」である点です。

たいていの社会人チームは「その日に行きたい人が参加する自由なスタイル」なので、社会人バドミントンの世界で「所属メンバーで活動するチーム型クラブ」は非常に珍しいスタイルです。近辺では、ここにしかないと思います。

――他の社会人バドミントンチームとの大きな違いは何でしょうか?

入会希望者には、必ず事前見学と体験練習を設けている点が、通常のバドミントンチームとは大きく異なります。

見学時には、本当にバドミントンが好きで「もっと強くなりたい」という志があるか、毎週水曜日と日曜日の週2回、活動に積極的に参加できるかといった部分など、双方の意思をしっかり確認してKALIDIAに所属していただきます。

私は、メンバー全員が本当にバドミントンが大好きで、本気で強くなりたいという気持ちを持っているチームを作りたかったんです。

現在のKALIDIAは、まさにその理想に近づいています。みんなで高め合える環境が好評で、本気でバドミントンをしたい人がどんどん集まってきてくれて、本当に嬉しいです!

KALIDIA、バドミントンチーム、伊那

――大会への参加も非常に積極的だそうですね。

ほぼ毎月、さまざまな大会に参加しています。

KALIDIAは、全メンバーが大会に出場可能な体制をとっています。自由スタイルのバドミントンチームで練習しても、ゲームができても技術は戻ってこないと悩む方もいますが、KALIDIAには技術とゲームの練習をして大会に進むというステップがあります。

メンバー全員がこのステップを踏んで高め合うため、チーム上位の人だけでなく全員に大会出場へのチャンスがあるんです。この体制も、チーム全体のモチベーションに繋がっています。

――もう一つの大きな特徴として「上下関係がなく、全メンバーが運営に参加している」点があると伺いました。

KALIDIAでは、代表や副代表はいるものの、基本的にはみんなが対等です。全メンバーがそれぞれに役割(連絡調整、コート予約管理、会計など)を持って運営に携わっています。

「誰かに任せる」のではなく「みんなで作っているチーム」という感覚が強いんです。この一体感があるからこそ、練習もゲームも大会も、全員が心から楽しめてお互いを高め合える雰囲気があるのだと思います。

目指すは「日本一有名なチーム!」私たちと一緒に、またバドミントンをしませんか?

KALIDIA、バドミントンチーム、伊那

――KALIDIAの、今後の目標や夢について教えてください。

大きな夢は「日本一有名な社会人バドミントンチーム」になることです。全国レベルで「KALIDIAを知っている!」と言われる存在になりたいですね。

現在のメンバーは20代〜30代がメインで、男女ほぼ同数ですが、特に女子の経験者をもっと増やして盛り上げていきたいと考えています。女子で有名なチームはまだ少ないので「女子が強くて、盛り上がっているチーム」として認知されるのが直近の目標です。

――学生時代にやっていたけれど長いブランクがある、という方も参加できるのでしょうか?

まさにそんな方にこそ、来ていただきたいです! 

実際チームのメンバーには、子育て後にバドミントンを再開したママさんプレイヤーや、ブランクを経て大会で優勝したプレイヤーもいます。

KALIDIAには「バドミントンを再開したことで学生時代の楽しさが蘇った」「青春を思い出した」などの声が溢れています。昔やっていた「あの感覚」を取り戻して、さらに成長できる環境はここにしかないと自負しています。

このチームでもっともっと熱く強くなって、これまで以上にバドミントンを好きになってもらいたい。それが私の一番の願いです。

――最後に、チームに興味を持っている女子経験者へ、熱い一言をお願いします。

私たちKALIDIAは、バドミントンへの強い情熱を持った仲間を、最高の環境で迎え入れています!

ブランクがあっても、年齢を重ねても、何も問題ありません。毎週の活動に参加できる方なら、伊那市外の方でも歓迎しています。

絶対に後悔はさせません。バドミントンが大好きなメンバーばかりが集まる環境で、もう一度一緒に夢を追いかけ「日本一」になりましょう!

社会人バドミントンチームチーム「KALIDIA」基本情報

チーム名: KALIDIA
代表者:春日胡桃、宮澤真帆
活動拠点: 伊那市民体育館 ロジテックアリーナ
住所: 長野県伊那市西町5834番地8
練習日:週2日(水曜日、日曜日)

お問い合わせ:
Instagram: @KALIDIA.ina
YouTube:KALIDIAバドミントン(チャンネル登録者1.9万人)
公式サイト: https://laugh.under.jp/
★メンバー募集についての詳細は公式サイトをご覧ください。

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この記事を書いた人

まな

関東在住。フリーランス(Webマーケター、取材)。20年以上におよぶ会社員生活で得たさまざまな出会いが、人生の財産になっています。Mediallでは、旅先で出会う「オンリーワン・ナンバーワン」をお伝えしていきます。

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