地方創生メディア  Mediall(メディアール)

オンリーワン・ナンバーワンがそこにある 応援の循環を作る 地方創生メディア

自然  |    2025.07.26

岡山県自然保護センターのイベント|参加してみたら自然を学べて楽しすぎたので超おすすめ!

アカハライモリ

岡山県自然保護センターは豊かな自然環境が保全されていて、訪れる人を魅了する生物の宝庫です。
この記事では、岡山県自然保護センターのイベントや魅力を紹介します。楽しいイベントが岡山県自然保護センターの素晴らしい活動を知るための参考になれば幸いです。

岡山県自然保護センターってどんな施設?

岡山自然保護センター全体図

岡山県自然保護センターは岡山県和気郡和気町にある県の施設。約100ヘクタールの敷地内には、池や森、広場、ビオトープなどが点在し、自然観察に最適。春夏秋冬、色々な植物や昆虫、野生動物などを見ることができるのが特徴です。

岡山県自然保護センターは、自然との触れ合いを通じて県民の自然への理解を深め、自然保護についての認識を高めるために平成3年11月にオープンしたそう。国の特別天然記念物「タンチョウ」を飼育していることでも有名です。イベントなどを通じて自然体験のできるフィールドを有した自然保護・学習施設なので、ぜひ参加してくださいね!

タンチョウ家族にも会えます!

タンチョウ家族
タンチョウの親子の仲睦まじい光景を見れるのは今だけ!

タンチョウは世界中に3,000羽くらいしか生息していない希少な鳥。
岡山県自然保護センターでは、36羽のタンチョウを飼育しています(2025年6月29日現在)。
タンチョウはオスとメスが交代で卵を温め、約1ヶ月でひなが誕生するのですが、生まれてからも家族の絆は強く、いつも親子で行動します。

現在は時間限定(10〜14時)でタンチョウの親子が散策する様子を観察できるので、可愛い子どもを見るなら今がチャンスです!なお、散策状況については、公式サイトやSNSなどでご確認をお願いいたします。

タンチョウ パパ
タンチョウ

たまにこんなに近くを移動するタンチョウに会うこともできます。約30cmの距離で、後楽園でもここまで近くに寄ったことがなく、とても運が良かったです。
タンチョウのパパがこの表情で睨みをきかせていたので、「ワシの子どもにちょっかい出すなよ!」ということでしょう。刺激しないように少しずつフェードアウトしたら、安心して家族3羽で池の方へ降りて行きました。パパ、雛、ママの順で歩いて行く光景に、子を守ろうとする親の家族愛を強く感じました!


岡山県自然保護センターの楽しいイベント!

ビオトープをガサガサ
観察イベント

岡山県自然保護センターでは、季節に応じて自然を楽しめるイベントがたくさん開催されます。このうち、筆者も参加したことがある楽しいイベントを2つ紹介しますね。

人とみどりと野鳥のつどい「水生動物コース」

カエルやイモリ
カエルとイモリ

2024年のGWに開催されたイベントです。田んぼ周辺のビオトープにどんな生き物が居るのかを網ですくって確認しました。おたまじゃくしやカエル、アカハライモリ、ヤゴ、コオイムシなどが見つかり、息子と盛り上がりました。

水の中の生き物
ヤゴや色々なおたまじゃくしなど

たくさんの家族連れが集まり、ワイワイガヤガヤと水辺をガサガサして、色々な生き物を探索。泥がかかっても子供がコケても、とにかく楽しいイベントで、童心にかえることができました。

カエルとイモリ
アカハライモリのお腹の色は警戒色

アカハライモリはテトロドトキシンという猛毒を持っており、敵に毒があることをアピールするためにお腹に警戒色をまといます。本当に、生態系の摩訶不思議だけど理にかなった戦略には驚きを隠せません。
アカハライモリを手で触ったあとは、しっかり石鹸などで手を洗ってくださいね!

スペシャルイベント「チリメンモンスターを探せ!」

大阪近海のチリメンとモンスター
大阪近海のチリメンとモンスター

「チリメンモンスターを探せ!」は、2025年6月22日に開催されたイベントです。自分のルーペを持参して参加しました。岡山県立倉敷工業高等学校の教諭である藤田学氏が講師として招かれ、チリメンモンスターの探し方や分類方法を教えてくださいました。
これが、なかなか奥が深くて、同じように見えても別の魚だったり、良く似ているけれど違う魚だったりと、ちょいムズでした。

岡山牛窓沖のチリメンとモンスター
岡山牛窓沖のチリメンとモンスター

2025年3〜5月に大阪・兵庫・和歌山付近で捕獲されたチリメンモンスターと2025年5月に岡山の牛窓付近で捕獲されたものは種類がかなり異なっていて、びっくり。

大阪近海に多かったエビやカニの幼生
大阪近海に多かったエビやカニの幼生(ゾエアなど)

大阪近海ではエビカニの幼生やタチウオ、カサゴなどが多いのに対して、牛窓沖では
タコやイカ、スズメダイなどが多く、場所によって大きく魚種が異なることが分かりました。

牛窓沖に多かったイカ類
牛窓沖に多かったイカ類

同じ場所でも季節によって魚種が変わるため、季節ごとの違いを調べるのも面白いでしょう。

展示やキッズスペースもあって雨天でも安心!

キッズスペースの展示や木のおもちゃ
キッズスペースの展示や木のおもちゃなど

センター棟のキッズスペースには、里山に生息する生き物の標本やレプリカを展示してあり、自然の大切さや生き物の多様性を知ることができます。

檜ボールを使った遊びも!
檜ボールを使った遊びも!

また、どんぐりの実や檜で作られた小さいボールで遊べるので、とても人気です。

岡山県自然保護センターで自然と触れ合おう!

アカハライモリ
イベントで採集したアカハライモリ

岡山県自然保護センターでは、豊かな里山の自然を保全しています。池や森、ビオトープには遊歩道が設けられているので自然観察に最適です。

月に数回程度は観察イベントやスペシャルイベントが開催されているので、自然に触れたい人にはピッタリ!

岡山県自然保護センターは、雨の日でも屋内イベントや企画展示で楽しく過ごせます。特に子どもと一緒に自然のリアルな姿を体感し、SDGsについて考えるのはとても素敵な時間になるでしょう。
なお、イベントは先着順の予約制であることが多いので、公式サイトから予約することをおすすめします。イベントごとに予約開始スケジュールが異なるため、必ず公式サイトをご確認くださいね。

岡山県自然保護センターについては、関連記事「岡山県自然保護センターにはタンチョウも!自然を知り楽しめる里山オアシスだった」をご覧ください。


岡山県自然保護センターの情報

無料駐車場からセンター棟へは徒歩で15分程度かかります。時間に余裕をもってお出かけください。なお、20名以上で利用する場合は事前に申し込みが必要です(団体利用)。

住所岡山県和気郡和気町田賀730
電話番号0869-88-1190
メールアドレスsizen_info@kankyo.or.jp
営業時間9:00~16:30
休所日毎週火曜日(ただし祝日は除く)、祝日の翌日
年末年始(12月28日~1月4日)
入場料無料(駐車場も無料)
公式サイトhttps://okayama-shizenhogo-c.jp/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/okayama_nature/
公式Xhttps://x.com/Nature_Okayama
公式Youtubehttps://www.youtube.com/channel/UC4ZSp_LLaLHEprSebxYtaXw

岡山県自然保護センターへのアクセス

郷の茶屋
ナビの目的地は「郷の茶屋」に設定

岡山県自然保護センターへは車で行くのがベストです。ナビの目的地を岡山県自然保護センターの無料駐車場のとなりにある「郷の茶屋」(住所:〒709-0524 岡山県和気郡和気町田賀655 TEL:0869-88-1186)に設定すると無料駐車場に案内されますよ!

岡山県自然保護センターの利用時注意事項

注意事項の看板
注意事項の看板

岡山県自然保護センターでは、自然保護ならびに自然環境保全のため、生き物の捕獲は基本的に禁止です。イベント時のみ生き物の捕獲は可能ですが、かならずリリースをしてください(持ち帰ってはいけません)。
ルールを守って楽しく自然と触れ合いましょう!

記事をシェアする

この記事を書いた人

額田 善之

岡山県赤磐市在住でwebライター活動をしています。オートバイでツーリングをするのが大好きなアウトドア派です。美味しいものやスイーツ、フルーツには目がなく、色々食べています。趣味で納豆のブログ(納豆人甚Gene、https://natto-daisuki.com/)を開設していますので、ぜひ納豆ワールドを堪能ください。これまで、旅行や健康、武道などの記事を執筆しています。縁あって、Mediall様で『赤磐市周辺の素敵な人・コト・もの』を紹介させて頂きますので、どうぞよろしくお願いします。

関連記事