大阪府北部にある箕面市(みのおし)をご存知でしょうか?
大阪の中心部から30分ほどのところに位置する閑静な住宅街です。
北には山が広がり、豊かな自然を感じることもできます。
そんな箕面市には「箕面の滝」と呼ばれる箕面大滝があります。
なんと「日本の滝百選」にも選定されている名瀑です。
春は新緑が気持ちよく、秋は関西屈指の紅葉スポットとして有名な観光地で、毎年多くの人が訪れます。
20年以上箕面市に暮らす筆者が、箕面大滝への行き方と魅力をお伝えします。
箕面大滝への行き方
箕面大滝は「明治の森箕面国定公園」の中にあります。
公園内に駐車場はなく、一般車両の乗り入れが禁止されているため、電車やバスなどの公共交通機関で訪れることをおすすめします。
(春や秋は、近隣の駐車場が満車になることもあります)
最寄り駅は阪急箕面駅。
大阪市内から行く場合は、阪急大阪梅田駅から宝塚本線に乗り、石橋阪大前駅で箕面線に乗り換えます。
乗り換えの時間も含めてトータル30分ほどで箕面駅に到着です。
箕面駅から滝までは、歩いて行けます。
片道2.8kmの「滝道」といわれる道を山に向かって進みます。
山登りのような特別な準備は必要ありませんが、歩きやすい靴と飲み物は必須。
歩くと暑くなりますが、滝付近は平地よりも少し涼しいため、羽織るものがあると安心でしょう。
滝道を歩いてみよう
駅から歩くと、最初のうちは、お土産屋さんや名物「もみじの天ぷら」のお店がいくつも並んでいるので、のぞいてみるのも楽しみのひとつ。
川が見えてくるとカフェや料亭の川床が存在し、風情を感じられます。
「紅葉橋」で橋と風景を撮影するのも素敵ですね。
そこから先は、森の中をどんどん進んでいきます。
一本道で看板もあるため、迷うことはないでしょう。
自然豊かな道を気持ちよく、軽めのハイキング気分で歩くことができます。
山に向かうので上り坂ではありますが、それほど険しい道ではありません。
ランニングをしている方や高齢の方も多く見かけます。
途中にベンチや休憩する場所もあるため、休みながら登っていけます。
お手洗いも随所にあるので、安心です。
大滝でマイナスイオンに癒される
休憩しながら、ゆっくり歩いて1時間弱で滝に到着です!
落差33メートルの大滝が目の前に広がります。
流れ落ちるさまが、農具の「箕(みの)」に似ていることから、箕面大滝と呼ばれるようになったといわれています。
箕面市という地名もここからきているそうです。
滝の目の前まで行くことができるので、マイナスイオンをたっぷり浴びながら、滝の迫力を感じられるでしょう。
水音が心地よく、ここまで歩いてきた疲れを吹き飛ばしてくれます。
まさに最高のパワースポット!
滝の前にはベンチがたくさん並んでいるため、周囲の売店で買ったものを食べたり、飲んだりするのもいいですね。
紅葉スポットとしても有名で、秋には一面真っ赤なもみじで染まります。
例年、11月中旬~12月上旬が紅葉の見ごろ。
しかし、今年(2024年)は暑かったため、筆者が訪れた11月中旬はあまり色づいていませんでした……。
今年は11月下旬~12月中旬が最盛期とのことです。
夏や秋は、ライトアップを楽しむこともできます。
幻想的な雰囲気を楽しむことができるでしょう。
ただし、夜は寒いので防寒対策をお忘れなく。
日頃の喧噪を忘れに行こう
都市部から少し離れたところにあるオアシスのような箕面大滝。
日頃の疲れやストレスを吹き飛ばしに行くのはいかがでしょうか。
歩いて汗をかきリフレッシュ、滝を眺めてパワーチャージ!
ほんの少し足を延ばすだけで、そんな体験ができること間違いなしです。
大阪に来る際は、ぜひ箕面を訪れてみてくださいね。
施設の情報
住所:大阪府箕面市箕面公園2-2
電話:072-721-3014(9:30-17:00)
入場:無料
定休日:なし(自由に散策可)
公式HP:https://www.mino-park.jp/about/182/