
「病気や怪我で働けなくなった。これからどうやって生活していけばいいんだろう……」
そんな出口の見えない不安の中にいる方にとって、大きな希望となる制度が『障害年金』です。
『障害年金』は国から支給される公的年金です。原則20歳以上65歳未満の方が傷病により働くことが困難となったり、日常生活に支障が出たりしている場合に申請することができます。
しかし、この障害年金制度は複雑で、本当に助けを必要としている人に届いていないという現状があります。
今回は、福岡市東区を拠点に、障害年金支援に情熱を注ぐ社会保険労務士の江頭(えがしら)さんにお話を伺いました。元介護職員という異色の経歴を持つ江頭さんが、なぜ障害年金に特化して活動されているのか。その根底にある熱い想いに迫ります。
介護現場で知った、苦しむ人々の存在

江頭さんは社労士として独立する前、老人ホームの介護職員として勤務していた経験があるそうです。その実務経験を知る顧問先から、「障害年金の分野をやってみてはどうか」と勧められたのが、この道に進むきっかけでした。
「介護職として、現場の労務環境や障がいのある方々の日常を肌で感じてきました。そうした方々を助けたいという思いがあったので、社労士としてその役割を担うのは自然な流れでした」
独立後の約1年間は、障害年金に関する専門知識の勉強に専念。
「喜んでもらえるので、障害年金分野をやっているうちに、やりがいを感じるようになりました」と話す江頭さん。
現在はその知見を活かし、悩みを抱える方々の相談に寄り添っています。
「障害年金制度を知らない」という苦しみを解消したい
江頭さんのもとには、精神的な疾患などで働けなくなった方からの相談が多く寄せられます。
「皆さん、障害年金が自分に関係のある制度だと知らないことが多いです。少人数の集まりなどで話をすると、初めて制度を知って驚かれます。『こんな助けがある』ということを伝える広報活動を、今は重点的に行っているところです」
障害年金代理人として、一番の理解者でありたい

障害年金は本人でも申請が可能ですが、精神的に苦しい状況にある方にとって、複雑な書類作成は大きな負担となります。
「中には、他の社労士事務所で断られてしまったという方もいらっしゃいます。たとえ厳しいケースであっても、ご本人が希望されるのであれば、その気持ちを第一に受任します」
そう話す江頭さんの根底にあるのは、介護現場で培われた「目の前の人を放っておけない」という純粋な使命感。
障害年金を受給できる見通しが厳しい場合でも、あえて正直に伝えるそうですが、それは相談者に対しての誠実さのあらわれだと言えます。
福岡・佐賀で働けなくて困ったときの相談窓口

もし今後、あなたやご家族が病気や怪我で思うように働くことができなくなり、将来に不安を感じることがあれば、「障害年金」という選択肢を思い出してください。
「私自身、以前は障害年金について詳しく知らなかったので、ゼロから勉強しました」と話す江頭さん。だからこそ、制度を知らない方の不安や、ハードルの高さに戸惑う気持ちに、誰よりも共感できるのです。
周りに困った人がいないとき、自分が問題なく働けているときは、つい他人事のように感じてしまいがちです。
しかし、いざ困ってしまったときこそ、この「障害年金」という制度の存在を思い出してほしいと願っています。
江頭さんは現在、「NPO法人 障害年金支援ネットワーク」の会員としても活動の幅を広げています。
「福岡県内や佐賀県周辺であれば、直接お会いしてお話できます。また『NPO法人 障害年金支援ネットワーク』は、福岡・佐賀以外のご相談にも対応できます。相談自体は無料ですので、まずは気軽にお話しいただくことが、最初の一歩になればと思っています」
事務所情報
えがしら社会保険労務士事務所
代表者:社会保険労務士 江頭 裕和
住所:〒811-0212 福岡県福岡市東区美和台7丁目17番12号
電話番号:092-606-5965
メール:jiangtouy@gmail.com



