観光地のにぎわいから少し離れた場所に、女性専用ピラティスサロン『BEAUTY 美 BODY』があります。周囲を畑や木々に囲まれた自宅スタジオ。窓の外からは鳥のさえずりが聞こえ、まるで時間がゆっくり流れているかのような穏やかな空間です。

ピンクを基調とした明るいスタジオで迎えてくれたのは、サロンを運営する岩崎薫さん。明るい笑顔と親しみやすい人柄が印象的な女性です。
「ここに来る方って、自分の体と向き合いたい、まっすぐな思いを持った方が多いんです」
そう話す薫さんのもとには、身体の不調や姿勢改善、産後の体のケアなど、さまざまな悩みを抱えた女性たちが集まります。
「私は、体を整えるだけでなくて、人生が楽しくなる土台を作りたいんです」
その言葉の意味を伺ううちに、この場所が単なるピラティススタジオではないことが見えてきました。今回は、『BEAUTY 美 BODY』を運営する岩崎薫さんに、サロンへの想いや大切にしていることについてお話を伺いました。
「ピラティスはベース」一人ひとりに合わせたサポート
薫さんのレッスンには、決まった型がありません。それは、一人ひとりの身体や悩み、目指したい姿が違うからです。
「ピラティスはベースなんです。でも目指したい姿は人によって違うので、その人に合った方法を一緒に考えるようにしています」
実際にレッスンでは、ピラティスだけでなく、筋力トレーニングや筋膜リリース、さまざまな運動療法や施術の知識を活かしながら、一人ひとりに合った方法を提案しています。
「運動が好きな人もいれば、苦手な人もいますよね。身体をしっかり変えたい人もいれば、まずは不調を改善したい人もいる。それぞれ目指す先が違うんです」
そのため、まず行うのが体験レッスンと丁寧なカウンセリング。

生活習慣や運動習慣、睡眠の状態、身体の不調などを確認しながら、その人自身について理解を深めていきます。一見すると身体とは関係ないような話まで、じっくり耳を傾けることもあるそうです。
「腰痛の原因が、姿勢じゃなくて睡眠不足やストレスだったりすることもあるんですよ」
身体の不調だけを見ていても、本当の原因にはたどり着けないことがあります。だからこそ薫さんは、その人自身を理解することを大切にしています。
「身体だけじゃなくて、その人の生活や考え方まで含めて見ていきたいんです」そう話す姿からは、一人ひとりに真剣に向き合う誠実さが伝わってきました。
元保育士・3児の母として寄り添えること
スタジオには、小さな子どもを連れたママたちも多く訪れます。薫さんは元保育士。そして3人のお子さんを育てる母でもあります。
多くの子どもたちや保護者と関わり、自身も子育てを経験してきたからこそ、子育て中のママたちが抱える不安や悩みもよくわかるといいます。
「子どもが泣いたらどうしようとか、周りに迷惑をかけてしまうかもしれないって、レッスンの参加をためらってしまう方も多いんですよね。泣いたって大丈夫ですし、気にしなくていいんです。気軽に来てもらえたら嬉しいですね」
そう話す薫さん。明るく朗らかな雰囲気のなか、子どもたちも楽しく伸び伸びと過ごせる空間が広がっています。

身体を整えることはもちろんですが、その前にまず、子連れでもリラックスして、体と向き合える場所であることもまた、薫さんが大切にしていることのひとつです。
「この人なら任せたい」そう思ってもらえる理由
『BEAUTY 美 BODY』では、体験レッスンをきっかけに長く通い続ける方が多いそうです。
その理由について尋ねると、薫さんはこう話してくれました。
「お客様が思い描いている理想の姿と、私が考える方向性が一致した時に、すごく良いサポートができるんです」
身体の悩みを聞くだけではありません。「どうなりたいのか」「どんな人生を送りたいのか」

そんな想いにも耳を傾けながら、一緒にプランを考えていきます。
身体を整えることは、ゴールではなくスタート。その先にある、その人らしい暮らしや人生を見据えて伴走しているような想いでレッスンにも取り組んでいます。
だからこそ、「この人なら任せたい」と感じる方が多いのかもしれません。
身体を整えることから始まり、自分自身と向き合うことへ。「BEAUTY 美 BODY」は、そんな時間を提供してくれる場所でした。
後編では、実際に通われている方々の変化や、薫さんが考える「健康」の本当の意味について伺います。
ピラティスサロンBEAUTY 美 BODY




