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フード  |    2024.02.22

熱海のジャズ喫茶「cafe Blue moon」で過ごすゆったりした時間|静岡県熱海市

熱海の中心部、にぎやかな熱海銀座商店街からすぐのところに、ゆったりとした時間が流れる喫茶店があります。その名は「cafe Blue moon」。サイフォンで淹れたコーヒーと1950年代のモダンジャズが楽しめるジャズ喫茶です。

熱海銀座商店街を抜けて「cafe Blue moon」へ

熱海駅から歩いて15分、昭和レトロな老舗から新しくおしゃれなカフェまで、40件ほどが軒を連ねる熱海銀座商店街。熱海の中心的存在であり、多くの観光客が集まる商店街を抜けた先に「cafe Blue moon」はあります。

国道135号線沿いを少し進むと「JAZZ」「JBL」の文字がある看板が見つかります。濃紺の落ち着いた外観とあたたかみのある照明から、ゆったりとした時間への期待が高まります。

創業94年の中華料理店からジャズ喫茶への転換

柳下隆さんと真紀さん夫婦

お店を営むのは、柳下隆さんと真紀さん夫婦。熱海で100年近く愛されてきた中華料理店「濱よし」の3代目です。隆さんは若いころから大のジャズ好きで、「濱よし」時代もBGMでジャズを流していたといいます。

そんな柳下さん夫妻は2022年12月に「濱よし」を閉店し、2023年4月に「cafe Blue moon」としてお店を生まれ変わらせました。その背景には「せわしない世の中だからこそ、少しでもリラックスして過ごしてもらいたい」という2人の想いがあります。

店名の由来となったレコード「BLUE MOON」

ヴィンテージのスピーカーで聴く、落ち着いたジャズ

店主の柳下隆さん。うしろにはレコードがびっしりと並ぶ

「cafe Blue moon」のゆったりとした時間を作り出しているのが、店内で流れる落ち着いた音楽です。1950年代から1960年代のモダンジャズを中心に集めた3000枚以上のレコードから、隆さんがお客様に合わせて選んでいるそう。

心地よい音を響かせているオーディオ機器も、このお店を語るうえで欠かせません。メインで使っているのは、1950年代製のスピーカー・JBL Harkness。隆さんは「最新のオーディオはクリアな音が楽しめますが、あえてレコードが録音された当時のもので聞いてもらうようにしているんです」と語ります。

カウンター内にはさまざまな機材が揃っている

こだわりのコーヒーとシフォンケーキ

ころんとした丸いフォルムがかわいらしいサイフォン

ゆったりとリラックスした時間のおともであるコーヒーにも、隆さんのこだわりが光ります。厳選された希少なスペシャリティコーヒーをサイフォンで丁寧に淹れた一杯は、味と香りが最大限に引き出されており、至福のひとときを演出してくれます。

コーヒーと一緒にいただきたいのが、真紀さん手作りのシフォンケーキです。優しい甘さのシフォンケーキには季節のフルーツが付いているのも嬉しいところ。コーヒーとスイーツを味わいながらジャズに耳を傾ける、そんな優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?

熱海でゆったりした時間を過ごしたいなら「cafe Blue moon」

ゆるりとしたジャズが流れ、おいしいコーヒーとシフォンケーキがいただける「cafe Blue moon」。音楽とコーヒーはもちろん、インテリアも店内に飾られたお花も、すべてが「ゆったりした時間を過ごしてほしい」という2人の想いを受けたもの。熱海に来るときはぜひ訪れてほしいお店です。

【基本情報】
cafe Blue moon
住所:〒413-0013 静岡県熱海市銀座町5-9
営業時間:13:00〜18:00
定休日:火・金曜日
Instagram:https://www.instagram.com/cafe_blue_moon_atami/

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この記事を書いた人

ムカサユウト

1998年鹿児島生まれ、鹿児島育ち。スナフキンのように旅をしながら、地域の魅力を伝える文章を書いて暮らしています。2024年は、3カ国と24都道府県に滞在しました。将来の夢は海の見える町でホテルと本屋を始めること。

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