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聖地  |    2026.02.02

関西ならではの神社・兵主大社で今年の勝負運を占ってみては?|滋賀県野洲市

兵主大社は兵主神を祀る神社で、兵庫・滋賀・奈良など西日本を中心に分布する神社です。中国の歴史書である『史記』の「封禅書」などに記されている「兵主」は、黄帝と戦った伝説的な武器の創始者とされる軍神である「蚩尤」と同一視されているところから、兵主神は、実は日本固有の神だけでなく、中国の古代神に由来し、帰化人が日本に伝えた神とも言われています。弓矢・武力・守護を象徴する神として古代から信仰され、特に武士から厚い崇敬を受けて広まりました。

今回、滋賀県野洲市の兵主神社に実際に行ってきたのでレポートします。

兵主大社の神話と八ヶ崎神事

兵主大社には、白蛇の兵主神が大亀に乗り、鹿の群れに守られながら琵琶湖を渡って現在の滋賀県野洲市の地にたどり着いたという伝承があります。この伝承は、八ヶ崎神事が起源とされています。八ヶ崎神事は、宮司らが白装束で琵琶湖に入り、御神体を清め、新たな力を宿らせる全国的にも珍しい水辺の神事です。現在も毎年12月に行われているそうです。

これは日本遺産とされ、冬の琵琶湖で行われる厳かな儀式としても紹介されています。琵琶湖とともに生きてきた土地ならではの物語が今も息づいているんですね。そして、この「八ヶ崎神事」もその起源は中国にあると言われています。古代の日本では渡来人の文化が日常の中にあったことが感じられますね。

武士の厚い信仰を得た兵主大社

兵主大社は「兵主」を「つわものぬし」と読むことから、武士の守護神として信仰を得てきた神社です。源頼朝や足利尊氏、徳川将軍家など武士たちから寄進や厚い保護を受けたと言われています。

それでは、一緒に見どころを見てみましょう。

まずはこちら。長く続く参道です。約100mあると言われていて、左右は楓並木になっているそうです。伺ったのは冬のお正月前だったのですが、秋なら紅葉が色づいて、それだけで幻想的な景色が楽しめるかもしれませんね。

次はこちら。こちらの楼門は足利尊氏寄進と伝わる朱塗りの楼門です。こちらは滋賀県指定有形文化財に指定されているようですよ。朱塗りが色あせているところから、長い歴史を感じさせますね。

そしてこちらが本殿です。一間社流造という切妻屋根の作りで、落ち着いた荘厳な雰囲気が特徴です。こちらも滋賀県指定有形文化財に指定されています。たくさんの人がお詣りしていました。

兵主大社は弓矢や武器の神様で、武運や勝負運、厄除けや開運にご利益があると言われていますが、その中でも面白いのが疱瘡(天然痘)の守り神としても有名だということです。疱瘡の致死率が高かった昔は、健康があってからの武運、勝負運だったのかもしれませんね。

静寂に包まれる国指定名勝の庭園

兵主大社のもうひとつの大きな特徴は国指定名勝の庭園があるということです。


こちらが神社の見取り図です。見てわかる通り、庭園がずいぶん広いんです。兵主大社庭園といい、平安時代後期の池泉回遊式庭園です。苔が美しいことから、「近江の苔寺」と呼ばれることもあるそうです。

普段は有料で1人200円かかりますが、訪問したときはちょうど無料期間でした。神社でありながら、庭園文化の粋を味わえるのはなんとも贅沢ですね。

こちらが兵主大社庭園です。まるでトトロの森に迷い込んだような情景です。苔むした小径から何か森の妖精が飛び出してきそうですね。

池や古代祭祀の痕跡なども見られました。

兵主大社はいかがでしたか?日本神道と外来の信仰が交差し、神社と庭園が融合した味わいのある神社です。そんな関西らしい一面を持ち合わせた兵主大社に足を運んで、今年の勝ち運を占ってみてはいかがでしょうか?

兵主大社の詳細情報

住所:〒520-2424滋賀県野洲市五条566
電話番号:077-589-2072
庭園拝観料:200円
拝観時間:9:00~16:00
定休日:なし
アクセス:JR琵琶湖線野洲駅からバスで15分、兵主大社前下車徒歩5分


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この記事を書いた人

kisaragisyu

如月柊 大阪を中心とした京阪神、奈良を担当します。大阪に住んでいるからこそ知ることができる旬の情報を皆さんにお届けしたいと思います。是非、大阪に遊びに来てくださいね。

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