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アート  |    2024.06.29

展覧会・体験講座 質の高い情報を発信する交流の場 多治見市文化工房ギャラリーヴォイス

岐阜県多治見市在住ライターが、地元の魅力をお届け。

今回は、陶都創造館・多治見市文化工房ギャラリーヴォイスを取材しました。

アートや工芸品に少しでも興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

岐阜県多治見市は、美濃焼※の産地で窯業が盛んなため、陶磁器に関連する施設が多いです。

ギャラリーヴォイスでは、陶磁器を制作する作家やコレクターなど、様々な人たちが出会う「交流の場」を提供しています。

※美濃焼とは、岐阜県の東農地方(多治見市・土岐市・瑞浪市など)で制作された陶磁器です。伝統工芸品から食器類まで幅広く流通。特に食器類は「国内生産シェア50%」を誇り、私たちの食卓を支えています。

多治見市文化工房ギャラリーヴォイス概要

ギャラリーヴォイスは、本町オリベストリート※の陶都創造館3階にあります。イベント開催に適した広い空間が特長の施設です。

やきもの中心の企画展やシンポジウムなどを開催することで、日々「やきもの文化」の発信に努めています。

※本町オリベストリートは、昭和初期まで栄えた「陶磁器問屋街」です。現在は、陶都創造館を中心に陶磁器店だけでなく、カフェや雑貨屋も軒を連ねます。

ギャラリーヴォイスの主な取組み

ギャラリーヴォイスのこだわりは「質の高い情報発信」です。産地からやきもの文化を広めるための、主な取組みをご紹介します。

ギャラリーヴォイスの展覧会

作家の「現在や魂」にフォーカスした展覧会を多く開催。

主要展覧会の1つである「やきものの現在(いま)~土と魂の立ち上がる姿~」は、作家たちが陶芸の本質を見つめ直すためのストイックな企画でした。

他にも展覧会の初日に、ワークショップやクロストークを行うイベントを開催。作家とファンだけでなく、作家同士の交流の場にもなっています。

ギャラリーヴォイスの講座

アクセサリーや刺繍など、様々なジャンルの講座を開講。

定期講座の他に「上絵付け体験」も魅力です。平皿やマグカップに絵柄を施すことで、お気軽に「やきもの文化を体験」できます。

展覧会「わんの形 Part3」

取材時に開催されていた、展覧会「わんの形 Part3」をご紹介します。「わんの形 Part3」は、全国から集まった388名の作家による「わん」をテーマにした小品展です。

作家の解釈と発想から生まれた、思い思いの「わん」をご覧ください。

シンプルな器の「わん」から、鳴き声の「わん」まで、様々な作品が並びます。

ただ観るだけでなく、作家にとっての「わん」に思いをはせるのも、楽しみ方の1つではないでしょうか。

ちなみに、値段が書かれた作品は購入できます。多くの作家は、作品が売れると「どんな人が購入したのか?」「どこに魅力を感じたのか?」かなり気になるようです。

そのため、作家に会う機会があれば交流のチャンスとなります。

期間限定の特別講座

ギャラリーヴォイスでは、期間限定講座にも力を入れています。「冬のキャンドルホルダー」「ハロウィンマグネット」など、季節に合わせた特別講座を開講。

上絵付けしたアイテムは、ミニトンネル窯を使用することで、当日お持ち帰りできます。

期間限定のため、公式HPの最新情報をこまめにチェックしましょう。

まとめ

質の高い情報発信にこだわるギャラリーヴォイス。

「作家の現在にフォーカスした展覧会」「やきもの文化を体験できる講座」など、魅力的なイベントを今後も企画・開催。

様々な人たちの交流を軸に、産地であることの期待に応え続けます。

ギャラリーヴォイスの展覧会や体験講座が気になった方は、ぜひ公式HPをチェックしてみてください。

施設の紹介

施設名:多治見市文化工房ギャラリーヴォイス(陶都創造館3階)

場所:〒507-0033 岐阜県多治見市本町5丁目9−1

アクセス:JR東海 多治見駅 南口より徒歩で約15分

TEL:0572-23-9901

ギャラリーヴォイスの公式HPはこちらから

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この記事を書いた人

ryo shizu

副業ライターのしずと申します。ガジェットブログを2年以上運営。ガジェットだけでなくSNS・お金・web3・音楽・キャリアなど幅広く対応。丁寧なリサーチと企画・立案をベースにメディアで活動中。子育てに奮闘しながらも常にチャレンジがモットー。

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