三重県が発祥の地とされている黒にんにく。
黒にんにくは、白にんにくと比べポリフェノールは約4倍、アミノ酸は約2倍と主に抗酸化作用が格段に上がり、老化予防や血管系の疾病予防など、毎日の健康維持に適した食材です。
食べる量は1日1~3粒。毎日食べる食材なら品質が良く、食べやすい黒にんにくが良いですよね。
10,000円のふるさと納税で三重県にある会社、げんきカンパニーの「金の黒にんにく」が返礼品でもらえ、筆者自身も昨年、今年と2年連続で食べています。
今回は、げんきカンパニーを取材しご協力いただいた内容を基に、黒にんにくに対する思いと、金の黒にんにくについて紹介します。
ふるさと納税の返礼品に悩んでいる方、良質な黒にんにくを求めている方、毎日の健康に気遣っている方の参考になれば幸いです。ぜひ最後までお読み下さい。
げんきカンパニーについて
げんきカンパニーは三重県伊賀市に本社を置き、黒にんにく及びにんにくオイルの製造、農産物(果実・果物)の熟成加工商品の開発・加工を行う会社です。
げんきカンパニーに社名の由来と、なぜ黒にんにくを作ろうと思ったのかお聞きしました。
げんきカンパニー社名の由来
げんきカンパニーは、日本中に「げんき」を届けたいという願いを込めて、げんきカンパニーと名付けています。
黒にんにくを食べると筆者自身はとても元気になり、毎日の活力の源といっても良いぐらいです。実際、毎年季節の変わり目に風邪を引いていたのですが、黒にんにくと出会って、8年ぐらいたった今でも風邪とは無縁の”げんき”な生活を送っています。
他にも、このような時期に”げんき”をもらっています。
- 残業続きでヘトヘトになる時期
- 食欲が落ち疲れの溜まる夏の時期
- 資格勉強で体調を崩せない時期
皆さんも”げんき”に過ごしたい時期には、げんきカンパニーの黒にんにくで”げんき”をもらってみてはいかがでしょうか?
なぜ黒にんにくを作ったのか?

「まだ黒にんにくが世の中に知られていなかったころ、必ず必要になると確信したから」と、創業者の後藤さんは話します。
にんにくは栄養価が高く、古くから健康・スタミナアップ・疲労回復・滋養強壮などに良い食品として知られていましたが、その一方で臭いが気になる、生のままでは食べられないといった課題がありました。
そんな中、黒にんにくはドライフルーツのように甘酸っぱくそのまま食べられ、食べた後の臭いも気にならず、白にんにくと比べ栄養価も非常に高くなっています。
後藤さんは次のように思っています。
「私も黒にんにくを試してみたところ、元気になった気がしたのと、世の中の健康志向がどんどん高まっていく中、もっと多くの人に黒にんにくの良さを知ってほしいです」
げんきカンパニー3つのこだわり
黒にんにくを作るといっても、品質が良く美味しい黒にんにくは簡単には作れません。
げんきカンパニーが自信を持って作る黒にんにくにはどのような思いがあり、どのように製造しているのか、消費者に満足してもらうための工程を紹介します。
1、こだわりの原材料

にんにくの産地は複数ありますが、げんきカンパニーの金の黒にんにくは青森県産のにんにくを使用しています。
にんにくの種類は大きく分けて2種類あり、寒地系と暖地系に分かれます。
寒地系はホワイト6片という品種が有名で、青森県では日本の消費の約7割を生産する日本一の一大産地です。ホワイト6片は、1球に6片程度の鱗片が付き1球が大きく、ジューシーで甘く香りが強いのが特徴。
暖地系は嘉定種という品種が有名で、粒が小さく1球に10片程度の鱗片が付き、香りは控えめで味も控えめ。
品種による特徴の違いが黒にんにくを加工した際に、大きく影響を及ぼすようです。
様々な品種を試作試食した結果、最もジューシーでおいしい黒にんにくに仕上がったのが青森県産ホワイト6片だったので、青森県産を使用しています。

品質にもこだわりがあり、A~B等級の品質の良いにんにくを使用しています。
下位等級で黒にんにくを加工すると、味は苦くなりコクや深みが失われ、見た目は果肉と皮がくっつきベチャッとした、食感の悪い真っ黒な「訳あり」の黒にんにくができるそうです。
栄養素による違いはありませんが、品質の良いにんにくはドライフルーツのような味になり、ふっくらとハリのある見た目になり、毎日食べても美味しいと感じる飽きない食感になります。
黒にんにくの良さを多くの人に知ってほしい、毎日食べるものだから最高の1粒になってほしいという思いが原材料に強く出ていますね。
2、こだわりの製造方法
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黒にんにくを製造する方法として湿式方法と乾式方式があり、げんきカンパニーの製造方法は、三重県の伝統製造方式の乾式方式を採用しています。
それぞれの製造方式の簡単な説明は以下の通りです。
・湿式方式→水蒸気で一気に蒸し上げる。
・乾式方式→サウナに入れてゆっくり水分を抜いていく。水は不使用。
湿式方式は、製造コストが安くなるが、黒っぽいベチャッとした食感に仕上がることが多い方法です。
げんきカンパニーが採用している乾式方式は、湿式方式と比べ製造コストは2倍。製造方法にこだわる理由は、食べる人に美味しい黒にんにくを食べてほしいからです。
乾式方式で製造した黒にんにくは、皮はパリッと仕上がり果肉はジューシー。時間をかけて製造するので美味しさはぎゅっと詰まり栄養価も高くなります。

3、こだわりの出荷基準
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お客様が求める基準がげんきカンパニーの基準。
形、大きさ、色、味・・
もちろん社内基準はありますが、お客様が求める基準に達していなければ出荷はしないようです。
選別作業は、機械ではなく全て手作業。
完成した黒にんにくは生き物であり、全て同じ状態でできあがるという訳ではなく、時には残念な状態でできあがる時もあります。
単純な作業ではありますが、数万個ある粒を素早く的確に数種類に選別していく作業は、来る日も来る日も黒にんにくを見てきたベテランスタッフでも、骨が折れるほど難易度の高い作業のようです。
続きは後編で
前編では、げんきカンパニーの黒にんにくに対する思いを紹介しました。
黒にんにくを製造するといっても、品質が良く毎日食べても飽きない黒にんにくは一朝一夕で製造できません。
消費者がなにを求めているか、日々探求している姿が取材を通して見えてきました。
後編では、「金の黒にんにく」について紹介します。
改良を重ねた業界初の商品です。お楽しみに。